アビスパ福岡→ 2016年以来のJ1復帰を目指した福岡だったが35節を終えた時点で9勝18敗8分けで勝ち点「35」。残り7試合で全勝したとしても勝ち点は「56」止まり。勝ち点「57」で8位の岡山を追い抜く可能性はなくなったので9位以下が確定している。21位の栃木SCとの差は「6」なのでJ2の残留争いに巻き込まれている。J2での過去最低成績は2012年の18位なので「クラブ史上最低の成績」に終わる可能性もある。
「残り7試合で6差」なので切羽詰まった状況ではないが35節が大宮戦(A)、36節が新潟戦(H)、37節が柏戦(A)になる。新潟は攻撃陣が好調。柏と大宮は自動昇格圏内に位置するチームなのでここからの3連戦は苦戦する可能性が高い。降格圏の栃木SCとFC岐阜が連勝しないとも限らないことを考えると危うい立場で残り4試合を戦うことになる可能性はある。42節が鹿児島戦(H)になるがここまでには残留を決めたい。
ただ、栃木SCやFC岐阜がここから一気に勝ち点を積み上げる可能性は低い。なので、何とかJ2に残留できるとは思うが開幕前は上位候補に挙げられたことを考えると不本意なシーズンになった。井原体制が終焉してイタリア人のファビオ・ペッキア監督を招聘したが開幕から低調。16節を終えた時点でファビオ・ペッキア監督は家庭の事情で退任することになったが16試合の成績は4勝8敗4分けで勝ち点「16」だった。
バトンを受けたのはクラブOBである久藤監督だったが監督交代後は19試合で5勝10敗4分けとなる。見てのとおりで監督交代前と監督交代後の成績はほとんど変わらない。1試合平均の得点数/失点数に注目するとファビオ・ペッキア監督のときは0.81得点/1.31失点、久藤監督になってからは1.05得点/1.47失点になる。順位も16節を終えた時点では18位だったので全く同じ。成績面を比較するとほとんど変わらない。