■ ラストスパートJ2は、第4クールに入っている。
各チーム、4回ずつ対戦し、最終順位が1位と2位のチームがJ1に自動昇格し、3位のチームがJ1の16位のチームと入れ替え戦を行う。
第41節時点での順位は、以下のようになっている。
1 コンサドーレ札幌 72 38 21 9 8 53 34 19
2 京都サンガF.C. 69 37 20 9 8 63 44 19
3 ベガルタ仙台 66 38 19 9 10 59 46 13
4 東京ヴェルディ1969 65 38 19 8 11 65 47 18
5 セレッソ大阪 64 38 20 4 14 53 44 9
6 湘南ベルマーレ 60 38 18 6 14 55 39 16
7 アビスパ福岡 57 38 17 6 15 64 46 18
8 サガン鳥栖 54 37 16 6 15 46 52 -6
それでは、以下で、各チームの状態を確認していく。
1位 コンサドーレ札幌15節以降、首位を守ってきたコンサドーレ札幌が、ここにきて失速。最近の7試合で1勝5敗1分で、2位グループとの差がほとんどなくなってしまった。
札幌のサッカーは、かなり特殊なサッカーである。<4-2-2-2>で、4バックとダブルボランチは、ほとんど攻撃に参加するシーンはなく、相手に攻撃のためのスペースを与えない堅実なスタイルである。これは、三浦監督が、大宮時代にも採用した得意のスタイルである。
札幌は、昨シーズンまでの3年間、柳下監督の下、「アクションサッカー」を志して、攻撃的なスタイルで旋風を巻き起こしたがJ1昇格という目標は達成できず、一転して、組織的な守備の構築に定評のある三浦氏を監督に迎えて巻き返しを図った。この大幅なモデルチェンジについては、賛否両論あったが、ここまでは首位を走ってきており、一定の成果を上げたと考えてもいいだろう。
だが、ここにきて失速。堅い守備で失点を最小限に抑えて、セットプレートカウンターでしたたかにゴールを奪って勝利するという勝ちパターンが崩壊し、攻守に綻びが見えている。なかなか得点が奪えないから、守備陣が辛抱しきれずに失点を重ねているとも考えられるし、逆に、失点数が増えてきたから、攻撃陣にも余計なプレッシャーがかかってきて、歯車がかみ合わなくなったとも考えられる。
失速の要因の1つに考えられるのは、スタメン以外のバックアップメンバーで三浦監督の要求するタスクをこなすことの出来る選手が少なく、主力の誰かが欠けると、三浦監督が思い描くサッカーが出来ないという点が挙げられる。ベンチには、FW石井、MF砂川といった能力のある選手はそろっているが、三浦監督としては十分では無いようである。今後は、怪我や累積で、ベストメンバーがそろう試合は、もっと少なくなっていくと思われる。まさしく正念場である。
札幌の鍵を握るのは、三浦監督だろう。組織的なチーム作りで、札幌をJ2で優勝争いの出来るチームに育て上げたことは評価できるが、依然として、「本当にこのサッカーでいいのか?」という意見は少なくない。
このままだと、J1昇格という切符を勝ち取るのは、難しいかもしれない。三浦監督自身が、殻を破って、チームをJ1に導くことが出来るのか。
キーポイント: ① 攻守に渡って自信を取り戻せるか?
② どのようにしてチャンスシーンを生み出すのか?
③ 三浦監督が変化できるか?
自動昇格(2位以内)の可能性: 50% → まだ、3位以下チームに対するアドバンテージはあるので、あわてずに戦っていければ、J1昇格の可能性は十分である。直接対決では、引き分けでもOKと考えて、余裕を持って戦っていく必要もある。
0162 2006/04/15
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2位 京都サンガシーズン前に、MF倉貫、MF徳重、DF秋田、DF森岡ら経験豊富な実力者を獲得し、優勝候補の一角と目された京都サンガが、現在2位と好位置につける。夏場にやや失速しかけたが、他のチームと比べると、波が少ないのが特徴で、26節以降、2位をキープしている。
ストロングポイントは、もちろん攻撃陣。昨シーズン、まったく固定できなかった攻撃的MFのポジションに、MF倉貫とMF徳重という実力者で、がっちりと固定されたのが大きい。特に、左サイドに位置する徳重は、今シーズン、何度も貴重なゴールをマークして、チームを救ってきており、チームでは、パウリーニョと並んで貢献度が高い。
FW陣では、アンドレの故障中に、その穴を埋めて余りある活躍を見せたFW田原の存在も見逃せない。エースのパウリーニョは、コンスタントにゴールを重ねていており、困ったときに、頼りになる選手であるが、アンドレのいない時期にも成績を落とすことが無かったのは、田原の活躍によるところが大きい。
タレントが豊富なDFラインは、タレント豊富であるが故に、かなか固定できなかったが、ここにきて、ようやく平島・角田・チアゴ・三上で落ち着いてきた。
何度も、J2での戦い方を経験し、J1昇格を勝ち取ってきたチームとしての経験値は、今後、優位に戦える要素である。
キーポイント: ① 攻守に渡って受身にならず、主導権を握って戦えるか?
② パウリーニョに怪我は無いか?
③ 美濃部監督がパニックにならずに戦えるか?
自動昇格(2位以内)の可能性: 60% → 現時点で、札幌と並んでいる。もともと、攻守とも、タレントは豊富なので、落ち着いて戦えれば、自動昇格の可能性は高い。不安要素は、美濃部監督の采配。やや受身になる試合が多いので、試合前から選手のモチベーションを高めていけるか。
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3位 ベガルタ仙台圧倒的なサポーターの力に支えられたベガルタ仙台が、現在、第3位。
36節以降、湘南・京都・鳥栖。札幌というライバルチームを相手に、いずれも1対0で勝利し、3位に急浮上した。
両サイドバックが、果敢に攻撃に参加するスタイルが特徴で、志向するサッカーは、J2屈指のエンターテイメント性を誇るが、ここに来て、右サイドバックの菅井と左サイドバックの田之上という攻撃的なタレントを外し、田村や磯崎といった守備に特徴のある選手を両サイドバックに起用。柏から獲得したDF岡山の奮闘もあって、守備が安定した。
不安要素は、前線のパワー不足。2トップを組むことの多い、FW中島やFW関口のスピードは脅威だが、彼らのゴール数が、まったく伸びてこず、攻撃的MFのMFロペスやMF梁勇基の得点力に頼らざる得ない状況になっている。185cmのFW萬代の調子が上がってきたのが救いだが、ラストスパートの時期に入るだけに、得点能力に不安があるのは、心配の種である。
キーポイント: ① やや爆発力に欠ける攻撃陣が奮起できるか?
② 守備の安定感は続くのか?
③ 前線の組み合わせをどうするか?
自動昇格(2位以内)の可能性: 30% → 好調の時期がいつまで続くのかがポイント。
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4位 東京ヴェルディ4月から5月にかけて7連敗を喫した東京ヴェルディだが、ここ17試合で10勝2敗5分と巻き返し、3位の仙台との勝ち点差は、「1」に迫った。
攻撃陣は、完全にFWフッキ次第で、先の17試合でも、フッキが17ゴールを挙げており、それ以外の合計ゴール数(15ゴール)を上回る。
開幕当初は、FWフッキの能力だけに頼らないスタイルの構築を目指したが、7連敗もあって挫折し、その後は、完全にFWフッキにお任せの「フッキ・システム」に変更となっている。フッキは、川崎Fからのレンタル移籍中の身であり、来シーズン、仮にJ1に昇格したとして、その後、どう戦っていくのかは不明だが、とりあえず、フッキを最大限に生かそうとする方針が、成功している。
フッキのパートナーには、開幕当初は、平本(←横浜FCに移籍)や194cmの船越を試してきたが、ここにきてフッキの1トップ気味の布陣が定着しつつある。ディエゴや広山といった選手と、フッキの相性は非常にいいので、ターゲットタイプを置かなくても、流れの中から、崩すシーンも増えてきている。
守備陣では、CB土屋を中心に粘り強く戦っており、一時のような不安定感は感じさせない。もともと、経験豊富なメンバーが多いので、プレッシャーがかかる試合であっても、過度にナーバスになることはないだろう。海本や服部の両サイドも、攻守に気の利いたプレーを見せており、選手層も薄くない。
J1昇格をつかめるかどうかは、とにかく、フッキ次第である。フッキが、出場停止になることなく、常時、試合に出場できれば、相手チームに対して、優位に立てる。
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【湘南×東京V】 3982人の目撃者 キーポイント: ① フッキが出場停止にならないか?
② 土屋が出場停止にならないか?
③ いかにして、フッキに気分良くプレーさせることが出来るか?
自動昇格(2位以内)の可能性: 20% → 通常状態では、フッキを止められるチームは無い。執拗なマークをかいくぐるだけの特出した力を持つフッキだが、熱くなりやすい欠点もある。
5位 セレッソ大阪C大阪は、現在、6連勝中。開幕から16試合で5勝8敗3分と、完全に開幕ダッシュに失敗したが、それ以後に盛り返して、現在、3位の仙台との勝ち点差「1」につける。
好調の原動力となっているのは、破壊力のある攻撃陣。187cmのFW小松が大ブレークし、ここまで11ゴール。高さを生かしたプレーだけでなく、スピードも兼ね備えていて、1人でもゴールを脅かすことが出来る。小松と2トップを組むことの多いFW古橋は、チームの精神的支柱で、ここまで12ゴール。アシスト数も多く、不可欠な存在である。
また、シーズン中盤以降に、U-18日本代表のMF香川が左の攻撃的MFでポジションを獲得。変幻自在のドリブルと鮮やかなラストパスで、攻撃の軸となっている。今の香川は、誰も止めることの出来ないアンストッパブルな状態になっており、大きなアドバンテージとなっている。
攻撃陣に関しては、FW森島康やFW苔口、FW柿谷、MF酒本といったタレントがそろっており、不安要素は少ない。若い選手が多いだけに、いったん、勢いに乗ると、手が付けられなくなる。
開幕から不安定だった守備陣は、柳沢・前田・江添・丹羽の4バックで定着してきた。特に、右サイドバックの柳沢の活躍は、目を見張るものがある。この4人に加えて、ゼ・カルロスも控えており、ゼ・カルロスを左サイドバックで起用するというオプションも持っている。その場合は、守備面で不安要素となるが、ゼ・・カルロスのもつ攻撃力は見逃せないものがあり、クルピ監督の選手起用も注目される。
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【C大阪×愛媛FC】 モリシの復帰を待っている。
6位 湘南ベルマーレ現在、6位の湘南は、久々のJ1復帰に燃えている。
第30節の京都戦から、FWエドワルド・マルケスが加入し、MFアジエルにマークが集中しがちだった状況が改善されて、幅広い攻撃が可能となった。そのエドワルド・マルケスと2トップを組むのは、FW原竜太かFW石原直樹。原は11ゴール、石原は9ゴールをマークしており、決定機を落ち着いてものにする力がついてきた。
今シーズンのJ2のベストプレーヤーの1人であるMFアジエルは、圧倒的なキープ力とドリブル突破で、攻撃の核となっている。そのアジエルが不在だった第41節の札幌戦で3対0と勝利し波に乗れそうな状況になっている。
鍵となりそうなのは、両サイドバック。特に、左サイドの尾亦が本来の攻撃能力を発揮できるようになると、攻撃のバリエーションは、もっと豊富になる。
J2では、際立つ存在感を発揮するDFジャーンを中心にしたDF陣は、札幌についで、リーグ2位の安定感を保つだけに、大崩れすることは、考えにくい。J1昇格を狙うチームにとっては、非常に厄介な相手である。湘南自身も、簡単ではないが、J1昇格の可能性はまだまだ、十分に残っている。ダークホース的存在となっている。
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7位 アビスパ福岡第36節から40節にかけて、京都・湘南・鳥栖・C大阪・東京Vと当面のライバルチームによもやの5連敗を喫して、大失速したアビスパ福岡。41節の愛媛FC戦でも引き分けて、6試合勝利がない。
悔やまれるのは、第36節の京都戦。1分をはさんで5連勝で迎えたアウェーでの試合。前半に3対1とリードし、相手は1人退場と、完全に優位に立ちながら、DFチェッコリがラフプレーで退場し、逆転負けを喫した試合である。このあと、チームは5連敗と泥沼に入り込んだ。
ただ、ポジティブに考えると、まだ昇格争いから置いていかれたわけではなく、可能性はゼロにはなっていない。得点力の高さは、リーグトップクラスなので、波に乗れれば連勝も可能である。
鍵を握るのは、13ゴールを挙げているFWリンコンと、21ゴールを挙げているMFアレックス。彼らをサポートする日本人選手のタレントにも恵まれているので、あきらめる必要はない。
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8位 サガン鳥栖8位の鳥栖は、3位の仙台とは、「勝ち点12」の差があり、ぎりぎりの状況である。得点力に優れたチームではないので、大型連勝はなかなか難しいとはいえ、1試合1試合を大事に戦って、可能性を最後まで残したい。
とにかく、ホームでもアウェーでも、勝ち点3が必要な状況になっているので、2トップにかかる期待は、これまで以上に大きくなる。
エース藤田は、ここまで日本人最多の18ゴール。185cmの長身ながら、運動量も豊富で動き回って相手DFをひきつけるプレーも得意で、絶対的な存在になっている。藤田と2トップを組むのは、C大阪からレンタルで獲得したC大阪から加入したFW金信泳で、第29節から加入した金は、藤田との役割分担も明確になって、ゴールを重ねて始めている。中盤の人材は、MF尹晶煥が欠場中ということもあって、他のチームに比べるとやや見劣りするため、2トップでなんとか崩して、ゴールを奪いたい。
2トップ以外で鍵を握るのが、MF高地。変化をつけられる尹晶煥が不在の間は、まさしく大黒柱となっている。左足から繰り出すパスは、これまで多くのゴールを生み出しており、相手の警戒も厳しくなっているが、彼の活躍が命運を握る。
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