■ SBSカップの3戦目SBSカップの3戦目。ここまで2連敗のU-19日本代表は3戦目でU-19スロバキア代表と対戦した。日本は初戦はコスタリカに0対1で敗れて、2戦目は静岡ユースにPK戦で敗れている。対してスロバキアはここまで2連勝。初戦は静岡ユースにPK戦で勝利して、2戦目はコスタリカに2対0で勝利している。PK勝ちは勝ち点「2」、Pk負けは勝ち点「1」なので日本はここまで勝ち点「1」、スロバキアは勝ち点「5」となる。
日本は「4-2-2-2」。GK小島亨(早稲田大)。DF長谷川巧(新潟U-18)、DF濱(札幌U-18)、DF杉岡(市立船橋高)、DF古賀(柏U-18)。MF原輝綺(市立船橋高)、MF針谷(昌平高)、MF菅大輝(札幌U-18)、MF安井(神戸U-18)。FW岩崎(京都橘高)、FW吉平翼(大分)。2戦目の静岡ユース戦から中1日となるがスタメン11人は「現状ではベスト」と言える11人が起用された。CBのDF杉岡とDF濱は3試合連続スタメンとなった。
ベンチスタートになったのはGK廣末(青森山田高)、DF西本(鹿島ユース)、MF高橋壱(青森山田高)、MF野田樹(神戸U-18)、MF梶山幹(名古屋U18)、FW中村駿(柏U-18)、FW田川(鳥栖U-18)の7名。GK廣末はJ1のFC東京への入団が内定しており、MF高橋壱はJ2の千葉への入団が内定している。FW中村駿とFW田川の2人は1999年生まれなので飛び級での選出となる。FW田川は高さと強さが大きな武器となる。
■ 後半3分のゴールが決勝点ここまで2連敗中。何としても結果を出したい日本だったがこの日も低調な内容。思うようなサッカーが出来ずにもどかしい展開となる。J2の京都入りが決まっているFW岩崎がいいところでボールを持って仕掛けることが出来るとチャンスになりそうな雰囲気になるが他に可能性を感じさせたのはMF針谷がボールを持った時くらい。過去2試合と同様でSBが攻撃に思うように絡めなくて厚みのある攻撃が出来ない。
0対0で迎えた後半開始からGK小島亨に代えてGK廣末を投入するが直後の後半3分に相手のFKの場面でゴール前に上げてきたボールを飛び出して来たGK廣末が処理できず。大きくゴールマウスを飛び出していたGK廣末の頭上を越す鮮やかなループシュートを決められてスロバキアが先制に成功する。FW吉平翼がカバーに入っていたがいいコースにシュートが飛んできたのでクリアすることはできなかった。
追いつきたい日本はMF梶山幹やMF高橋壱やMF西本などを投入したが効果的な攻撃を仕掛けることはできず。結局、後半3分に決まったMFヘルツのループシュートが決勝ゴールとなって1対0でスロバキアが勝利した。スロバキアは3連勝でSBSカップを制した。一方の日本は屈辱の3連敗。3戦目でコスタリカに1対0で勝利した静岡ユースは2勝1敗で2位。コスタリカは1勝2敗で大会を去ることになった。