10位 : MF 下田北斗 (ヴァンフォーレ甲府)
→ 佐久間監督になってから中盤の軸として起用されるようになった左利きのプレイメーカー。「即戦力」として期待された大卒1年目の2014年シーズンは11試合の出場にとどまったが、2年目にブレイク。すっかり欠かせない選手になった。高精度の左足を持っており、ゴールに直結する決定的なパスを出すことが出来るのが最大の魅力で、「中盤の選手の中ではJリーグでもトップクラス」と言える運動量も武器となる。
9位 : MF 森崎和幸 (サンフレッチェ広島)
→ ユース出身でプロ16年目。広島以外のユニフォームを着ているところは全く想像できない。20歳前後の時期から「若さに似合わぬ落ち着きを持ったボランチ」と評価されていたが年を重ねるごとに円熟味を増している。中盤の底でバランスを取る仕事を任されているが、「MF森崎和の出来が悪かった。」という試合はほとんど記憶にない。「落ち着き」と「安定感」と「クレバーさ」は日本人ボランチの中で屈指。
8位 : MF 藤田直之 (サガン鳥栖)
→ 8月の東アジアカップの韓国戦で日本代表デビューを飾った。今シーズンの鳥栖は「怪我人の多さ」と「失点数の多さ」に苦しんでいるが、MF藤田直は得意のロングスローとプレイスキックを武器に早くも二桁到達となる10アシストを記録。アシスト王も狙える絶好の位置に付けている。早い時期から鳥栖で中心としてプレーしてきたのでリーダーシップもある。日本代表に定着することが次の大きな目標となる。
7位 : MF 永木亮太 (湘南ベルマーレ)
→ J1挑戦は2010年と2013年に続く3回目。過去2回は思うようなプレーができずに「J1の高い壁」に阻まれたが、今シーズンは真価を発揮している。「J2ではトップレベルの活躍ができるが、J1では実績に乏しい。」というのが昨シーズンまでのMF永木に対する評価だったが、今シーズンは見事なプレーを続けている。万能型のボランチとして日本代表に招集されても全くおかしくないところまで到達している。