■ 選手名鑑の表紙に登場した回数を調べてみると・・・。サッカーダイジェストの2017年の選手名鑑は2月8日(水)に発売された。Jリーグの54クラブの選手やクラブを完全網羅したボリューム満点の一冊になっているが注目されるのは「選手名鑑の顔となる表紙に誰を起用するのか?」である。各クラブの顔となる選手を独自にピックアップして1人ずつ並べるのが恒例になっている。クラブの代表として選手名鑑の表紙に登場することになるので選手にとっては名誉な話である。
今シーズンはJ1とJ2の40クラブの選手だけでなくJ3の14クラブの選手も表紙に登場している。この点が昨シーズンからの変更点と言えるがJ3にもGK川口(SC相模原)やFW中山(沼津)やMF本山(北九州)やMF明神(長野)といった元日本代表の名選手が在籍しているのでかなり豪華である。ここでは2007年から2017年までの計11シーズンにおいてサッカーダイジェストの選手名鑑に登場した回数をカウントしてみた。
8位 : GK 川口能活 (ジュビロ磐田・SC相模原) ・・・ 6回→ Jリーガーの中ではFW三浦知(横浜FC)、FW中山(沼津)、DF土屋(甲府)、MF伊東輝(沼津)に次ぐ5番目の年長者となるGK川口(SC相模原)は6回で8位タイだった。先の通り、今シーズンからJ3の選手も選手名鑑の表紙に登場するようになったが、当然、SC相模原からは元日本代表のGK川口がピックアップされた。単に現役を続行しているだけでなくSC相模原の主戦キーパーとしてプレーし続けている点は素晴らしい。
8位 : FW 大久保嘉人 (ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ・FC東京) ・・・ 6回→ 川崎FからFC東京に電撃移籍したFW大久保(FC東京)も6回で8位タイ。サッカーダイジェストの選手名鑑は基本的には各クラブから1名となるがスペシャル枠が用意されている。今シーズンのJリーグの顔的な選手がスペシャル枠として登場するが2017年はFW大久保(FC東京)がチョイスされた。なお、2014年はFWフォルラン(C大阪)、2015年はMF宇佐美(G大阪)、2016年はMF青山敏(広島)がスペシャル枠だった。
8位 : FW 佐藤寿人 (サンフレッチェ広島・名古屋グランパス) ・・・ 6回→ 今冬にJ1の広島からJ2の名古屋に移籍したFW佐藤寿(名古屋)も6回で8位タイとなる。今シーズンも表紙にチョイスされているが広島時代は2012年から4年連続でピックアップされるなど押しも押されぬ顔として君臨した。MF柏木、DF槙野、MF李忠成、FW浅野拓、MF青山敏など強力なライバルがいる(or いた)中でこれだけの回数、ピックアップされているのはさすがと言える。GK楢崎(名古屋)は意外にも0回。
5位 : MF 中村俊輔 (横浜Fマリノス・ジュビロ磐田) ・・・ 7回→ 今冬に横浜FMから磐田に電撃移籍したMF中村俊は7回で5位タイとなる。2010年にJリーグに戻って来たが横浜FMへの復帰が決まったのは2010年2月28日。2010年に横浜FMの表紙に選ばれたのはDF中澤だったがMF中村俊の復帰が決まったのが開幕直前だったので選手名鑑に登場するのは時期的に難しい。実質的には7/7の確率で表紙に選ばれていると言える。当然のことながらJリーグの顔なので外せない。
5位 : MF 中村憲剛 (川崎フロンターレ) ・・・ 7回→ 川崎Fの顔であるMF中村憲は7回で5位タイ。2016年はFW大久保、2017年はMF家長に表紙の座を譲る形になっているが、2011年から5連覇を達成するなど選手名鑑の表紙には欠かせない選手になっている。2007年以降の11シーズンで漏れたのは2007年・2010年・2016年・2017年の4回。2007年はFW我那覇、2010年はMF稲本が選出されている。スター選手の多いチームで7回というのはさすがと言える。
5位 : FW 豊田陽平 (サガン鳥栖) ・・・ 7回→ 鳥栖の絶対的なエースであり、チームの象徴であるFW豊田は7回で5位タイとなった。2010年にJ2時代の鳥栖に加入しているが加入2年目の2011年以降は7年連続で表紙に選ばれている。7年連続というのは現在進行中の記録としてはFW三浦知(横浜FC)の11年(?)連続に次ぐ2番目タイとなる。ちなみに鳥栖での最初のシーズンとなる2010年に表紙に選ばれているのは守備の要として活躍したCBのDF飯尾和だった。
4位 : DF 田中マルクス闘莉王 (浦和レッズ・名古屋グランパス・京都サンガ) ・・・ 8回→ 今冬、京都に電撃移籍したDF闘莉王は8回で4位となった。今シーズンも当たり前のように表紙に登場するが浦和や名古屋というスター選手の多いチームでプレーし続けてきた選手であることを考えると8回という数字はより一層輝く。2016年は現役を引退していたので除外すると漏れたのは浦和時代の2009年と名古屋時代の2015年のみ。2009年のときはFW田中達、2015年のときはMF永井謙が表紙に登場している。
2位 : MF 梁勇基 (ベガルタ仙台) ・・・ 9回→ やや意外に感じるが元北朝鮮代表のMF梁勇基が9回で2位タイとなった。2007年はMF千葉、2013年はFW赤嶺に表紙の座を譲ったがそれ以外のシーズンは全て表紙に登場している。押しも押されぬ仙台の顔であり、仙台にとっては文句なしのレジェンドと言える。2008年から5連覇を果たした後、1年飛ばして4連覇中。2013年がFW赤嶺ではなくてMF梁勇基であったならば10連覇だった。ちょっと残念に感じる。
2位 : MF 遠藤保仁 (ガンバ大阪) ・・・ 9回→ 長らく日本代表の中心として活躍したMF遠藤は9回。2007年以降では2011年と2016年の2回だけ表紙に登場しなかった。2回ともMF宇佐美(アウグスブルク)が選ばれているがMF宇佐美がチームメイトだった時期が長いことを考えると9回というのは立派な数字である。当然、MF宇佐美を差し置いて表紙に登場したことは何度もある。1月28日で37歳になったがこの数字をどこまで伸ばすことが出来るのだろうか。
1位 : FW 三浦知良 (横浜FC) ・・・ 11回→ 最多はやはりFW三浦知で11回。2007年から11回連続で表紙に登場している。「2006年以前はどうだったのか?」について現時点で調べることが出来ないがほぼ間違いなく2006年以前も顔として選手名鑑の表紙に登場していると考えられる。継続中の記録ではMF中村俊(横浜FM→磐田)とFW豊田(鳥栖)が7年連続。年齢を考えるとMF中村俊は少し難しい気がするがFW豊田は大台の2桁が十分に可能と言える。
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