10位 : 都並敏史 (日本テレビ系) → 139票→ 日本テレビ系列のスポーツ中継に対する評価は極めて低い。プロ野球の巨人戦と1月2日・3日に行われる箱根駅伝がスポーツ中継の核となる局なので野球中継や駅伝中継のような「間」のあるスポーツ中継は(慣れもあって)得意にしているがサッカーなど瞬時の判断が求められるスポーツ中継には不向きと言われている。日本テレビ系列のサッカー中継は中継自体の評価が低くて解説者の評価も非常に低くなる。
9位 : 山本昌邦 (NHK) → 150票→ 「人間力」というフレーズでお馴染みの山本昌邦さんというと異常なほど試合中の給水にこだわる解説者である。試合中にプレーが止まって選手たちが給水をしているシーンが画面に映し出されると必ず食いついてくる。『試合中の給水の大事さ』を広く知らしめた功績は小さくないがボキャブラリーが不足しているので同じようなフレーズを多用しがちな点が解説者としての評価を下げている感は否めず。
8位 : 松木安太郎 (テレビ朝日系) → 165票→ 前のエントリーで示した「人気の解説者の投票」で1位になった松木さんは「不人気の解説者の投票」でも8位にランクインした。「ゴールデンタイムにテレビ朝日で中継される日本代表戦で解説を務めるとき」と「それ以外のとき」でテンションが全く違うのは良く知られているところである。うるさいと言われることは多いが状況に応じて普通のテンションでも解説をすることができるのは大きな特徴と言える。
7位 : 秋田豊 (スカパー) → 191票→ フランスW杯と日韓W杯を経験している秋田さんは「日本サッカー史上でも屈指のCB」と言えるが解説者としての評価は極めて低い。京都と町田で監督を務めたときは全く結果を出せなかった点、すぐに自分の現役時代の話を始めてしまう点が不人気の理由に挙げられるが、試合中のテンションが聞いている人をイライラさせるド・ストライクになる点も大きな理由と言える。素晴らしい反面教師になる。
6位 : 木村和司 (NHK) → 217票→ 2010年と2011年に横浜FMの監督を務めた。2010年が8位、2011年が5位なので、成績的にはまずまずだったが、監督に就任した時に大風呂敷を広げてしまったことで必要以上に人間的な部分での印象が悪くなってしまった。現役時代は「天才・司令塔」と呼ばれて一世を風靡した人物なので独特の感性を持っている。人とは全く違った見方が出来る点は解説者としての大きなストロングポイントになり得るが・・・。
5位 : セルジオ越後 (テレビ朝日系) → 230票→ かつては「日本サッカー界のご意見番」と言われたがめっきり影が薄くなってしまった。現代サッカーならびにJリーグならびに欧州サッカーに関する知識や情報量が不足している。普通レベルの代表サポーターと同じくらいの知識しか持たないので目が肥えてきたサッカーファンを満足させることはできない。中山雅史さんにポジションを奪われたまま。近年、解説者として登場する機会はほとんど無くなった。
4位 : 北沢豪 (日本テレビ系) → 237票→ 日本テレビ系列のサッカー中継というと「クラブW杯」と「ACL」と「冬の高校選手権」の3つが基本となる。ゴールデンタイムで放送されるのでクラブW杯の印象が強くなるが北澤さんというと、やはり、クラブW杯のときに何でもないプレーに対して大袈裟なリアクションをしている印象が強い。中継を盛り上げるために局の意向であえてバカ騒ぎをしているのだと推測するがサッカーファンは逆に白けてしまう。
3位 : 清水秀彦 (フジテレビ系) → 260票→ ポジティブ系のサッカー解説者の代表格と言えるのは松木安太郎さんで、ネガティブ系のサッカー解説者の代表格と言えるのはフジテレビ系列のサッカー中継のエース的な存在になっている清水秀彦さんである。松木さんは初代のヴェルディ川崎の監督で、清水さんは初代の横浜マリノスの監督になる。対照的なスタンスを持つ両雄が1993年のJリーグの開幕戦で監督として対戦しているのは興味深い。
2位 : 武田修宏 (日本テレビ系) → 262票→ 現役時代はワンタッチゴーラーとして鳴らした。抜群の嗅覚を持った生粋のストライカーだったが裏への飛び出しも得意。スピードも1つのウリだった。バラエティー番組などにも頻繁に登場するマルチタレントのような立ち位置になっているので解説者として登場する機会はあまり多くない。解説者としては言葉数が少なくて無口な印象になる。解説者としての印象は薄いが快く思っていない人が多いようだ。
1位 : 城彰二 (日本テレビ系) → 291票→ ネガティブ系のサッカー解説者というと近年は清水秀彦さんの独壇場になっていたが「絶対王者」と言われた清水秀彦さんの地位を脅かそうとしている。ACLの試合で解説を担当するケースが多いが評判は極めて悪い。最悪レベルと言える。日本テレビ系列のサッカー解説者は都並さんも、北澤さんも、武田さんも評価はあまり高くないが、この3人と比較しても段違いの不人気ぶりと言わざる得ない。
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