コンサドーレ札幌→ 14勝15敗9分けで10位だった札幌は慌しいオフになっている。就任4年目のペトロヴィッチ監督の続投は確実となったが近年の躍進の最大の立役者である野々村社長の退任が有力となった。チェアマンへの転身となると「異例の大出世」と言えるが札幌にとっては大打撃である。Jリーグは公式に「本件はJリーグが発表したものではございません。」とコメントしたが本人は「否定も肯定もできない。」と語っている。
さらには前・監督であり、ミシャ体制になってからはヘッドコーチとしてチームを支えてきた四方田コーチの流出もほぼ確実となった。こちらはJ2降格が決まった横浜FCの監督に就任することが有力視されている。「ペトロヴィッチ監督の後任としていずれは札幌の監督に復帰するだろう。」とずっと言われてきたので予想外の出来事である。こちらも本人にとっては名誉な話になるがクラブにとっては頭の痛い話である。
ペトロヴィッチ監督は64歳。足の状態があまり良くないのも良く知られているところである。健康面には大きな不安を抱えている。成績不振も含めて「ミシャに何かあったときも四方田コーチが控えている。」というのは札幌にとっては非常に大きかったが大きな支えがなくなった。MF金子拓やMF菅大輝など他クラブへの移籍話が浮上した選手は「残留がほぼ確実」となったがその周辺の部分が騒がしくなっている。