GK:高木貴弘 評価 「D」
→ 2007年のJ2で最少失点だった札幌の守護神だが、初めての正ゴールキーパーとして挑んだJ1では苦戦した。鋭い反応に特徴のあるキーパーだが、イージーミスが目立ち、シーズンを通して落ち着きがなかった。怪我もあってわずかに20試合に出場しただけ。2度の退場も大きなマイナスポイントである。
DF:坪内秀介 評価 「C」
→ ヴィッセル神戸から加入し、シーズンを通してレギュラーポジションを確保。結果的にチームで最も試合出場時間が長かった。主に左サイドバックを任されたが、センターバック並の守備力をうまくチームに還元し序盤の躍進に貢献したが、攻撃的な良さはなかなか発揮できなかった。ただ、三浦監督のディフェンス哲学を学んだことは今後の財産になるだろう。
DF:箕輪義信 評価 「D」
→ 大きな期待を背負って川崎Fからレンタルで加入したが、チームの勝利には貢献できなかった。12試合に出場したが、怪我で最後の9試合を欠場。残留請負人としてチームにやってきたが、不本意な結果に終わった。ただ、早々に完全移籍を発表。1年でJ1復帰を目指すチームにおいて、心強い存在である。
DF:池内友彦 評価 「C」
→ シーズン当初は出場機会が得られなかったが、終盤戦は右サイドバックでレギュラーを獲得。攻撃力のあるサイドバックとしてチームの大切なオプションとなった。シーズンオフに戦力外通告を受けて退団することになったが、31歳とはいえ、まだまだ十分に働ける選手であり、移籍先が注目される。
MF:クライトン 評価 「B」
→ MFアルセウの退団に伴ってシーズン開幕直前にチームに合流。ぶっつけ本番だったが、シーズン当初からうまくチームにフィットした。抜群のキープ力と正確なラストパスは脅威で、序盤はスーパーな活躍を見せた。ただ、シーズンが進むにつれて、フラストレーションをためて、パフォーマンスも低下した。チームの王様といえるMFクライトンに気分よくプレー出来る環境を与えてあげられなかった点は、クラブ側のマイナス点である。
MF:藤田征也 評価 「E」
→ 2007年のカナダU-20の日本代表でクラブの未来を担う優秀なサイドアタッカーだが、初挑戦のJ1で苦戦した。J2時代の札幌は右のMF藤田と左のMF西谷の突破が大きな武器でありストロングポイントだったが、J1ではうまくいなかった。残念なのは守備に気を取られるあまりに臆病なプレーが目立ったことである。ただ、シーズン終盤は持ち直して、可能性を感じさせるプレーを見せた。
MF:上里一将 評価 「B」
→ 今シーズン初出場は23節と出遅れたが、それ以降は全試合に出場。最後の3試合はスタメン出場を果たした。高精度かつパワフルな左足が魅力で、左足だけでゲームに彩りを加えることが出来るタレント。攻撃的MFだけでなく、左サイドバック、ボランチもこなせす。次シーズン以降の活躍が大いに期待される。
FW:ダヴィ 評価 「A」
→ リーグ2位の16ゴール。フィジカルの強さは抜群で、独力でゴールを奪うだけの才能を有した。カウンター主体にならざる得なかった札幌において、必要不可欠な存在だった。オフには名古屋をはじめとした各クラブがFWダヴィを欲しがったのも理解できる。あえてマイナス面を挙げると、シーズン途中にもかかわらずカタール移籍を匂わせてチームを離れてしまったこと。すでに残留は厳しい状態だったが、まだ可能性は残っていた。
FW:中山元気 評価 「D」
→ 19試合に出場して1ゴールのみという数字はいかにも寂しい。シーズン序盤はフォワードの一角として、シーズン中盤以降は左サイドハーフとしてプレー機会を得たが、持ち味の泥臭いプレーを効果的にチームに還元して、勝利を導くことは出来なかった。186cmの高さをサイドハーフで生かすアイディアは面白かったが・・・。
FW:アンデルソン 評価 「D」
→ 救世主としての期待がかかったが、16試合で4ゴール。爆発力を見せることは出来なかった。187cmの長身で足元のプレーも悪くなく、ストライカーとしてのポテンシャルは高かったが、なかなかいいボールが回って来ず、シュートチャンスは多くなかった。
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>>> BMさん
どうもコメントありがとうございます。非常にいい質問だと思います。西については、昨シーズンから見ていますが、まだ、自分の中で評価が定まっていないプレーヤーで、今回はスルーしました。スペシャルな選手になりうるのか、それなりの選手にはなれるのか、平凡な選手で終わるのか、見極めが難しいというところでしょうか。
あれ?西大伍はいないんですか?
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