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【Jリーグ】 12段階の個人別の戦力補強の評価 (2020年-2021年オフの移籍市場) (その13) | | |　

121人目： DF 鈴木義宜 (大分トリニータ→清水エスパルス)　・・・　A-

→　大型補強を敢行する清水への完全移籍となった。2015年に大分に加入したがほぼフル稼働している。怪我や出場停止がほぼ無いのはCBとしては驚異的である。安定感とタフネスぶりが大きな特徴と言える。これまでもオファーはたくさんあったと思うがこのタイミングで大分を離れることになった。片野坂監督のコメントを聞く限りでは「想定外の移籍だった。」と考えられる。大分にとっては痛すぎる流出である。

122人目： DF 小野寺健也 (モンテディオ山形→栃木SC)　・・・　C+

→　明治大出身のCB。即戦力の期待がかかったがプロ1年目の2020年はベンチ入りの機会すら一度もなかった。難しいシーズンになったがオフの移籍市場で積極的な補強を続ける山形を離れて栃木SCに期限付き移籍となった。184センチとサイズに恵まれた大型CBなので栃木SCで経験を積むことが期待される。期限付き移籍だったDF柳育崇の残留が決まった栃木SCは「DF田代雅の動向」が目下の注目点になる。

123人目： GK 長沢祐弥 (アスルクラロ沼津→東京ヴェルディ)　・・・　C+

→　明治大出身。プロ1年目はJ3で5試合に出場したがプロ2年目の2020年は定位置を確保。32試合に出場した。レギュラーとして安定したプレーを見せたが「J2のクラブへの個人昇格」というのは予想できなかった。185センチとサイズもまずまずあるので「まだまだ伸びしろはある。」と考えられる。GK長谷川洸が契約満了になったので大卒ルーキーのGK佐藤久(順天堂大)と2ndキーパーの座を争う形になるだろう。

124人目： MF 稲葉修土 (カターレ富山→ブラウブリッツ秋田)　・・・　B-

→　アルビレックス新潟シンガポールでキャリアをスタートさせたボランチ。「ピッチの猟犬」というキャッチフレーズが付けられている。「逆輸入選手」として注目を集めたが2018年は9試合、2019年は18試合、2020年は27試合に出場。年々出場機会を増やしている。ボール奪取力の高さに定評のある選手なので「ショートカウンター」を得意とする秋田のスタイルにハマる可能性は高い。いい補強が出来たと言える。

125人目： GK 立川小太郎 (長野パルセイロ→湘南ベルマーレ)　・・・　C+

→　188センチとサイズに恵まれた大型キーパー。大卒1年目の2019年は5試合、2020年は8試合に出場した。2020年は2ndキーパーの時期が長かったがラスト5試合はスタメン出場。得難い経験を積んだと言える。能力の高いキーパーであることは間違いないが「J1行き」というのは全く予想できなかった。J2行きであれば考えられたが全くの想定外である。湘南ではGK谷やGK富居との正キーパー争いになるだろう。

126人目： DF 三鬼海 (モンテディオ山形→町田ゼルビア)　・・・　A+

→　町田でキャリアをスタートさせた右SB。2019年の前半戦はJ2でベストイレブン級の活躍を見せたが怪我もあって後半戦は失速。2020年も出場機会に恵まれなかった。移籍の可能性は高いと思われていたが2016年の秋に一身上の都合で契約を解除になった町田に復帰することになった。精度の高い右足とクレバーさが武器となる。「後方からの組み立て」に難があった町田にとっては非常にいい補強と言える。

127人目： MF 六平光成 (清水エスパルス→ギラヴァンツ北九州)　・・・　B-

→　大卒で清水に加入して8年。清水一筋だったが2020年限りで契約満了。清水時代に始動を受けた小林伸二監督が率いる北九州に移籍することになった。2014年～2017年までは4年連続で25試合以上に出場しており、2019年も24試合に出場している。本職であるボランチだけでなく右SBで起用されるケースもあった。総合力の高い選手なので主力の流出が目立つ北九州で重要な戦力になる可能性はまあまあ高い。

128人目： MF 宮尾孝一 (Y.S.C.C.横浜→FC今治)　・・・　A-

→　精度の高い右足を持ったJ3では上位クラスのボランチ。チーム事情から2019年はCBの位置でプレーする機会も多かった。FC今治ではボランチの位置で起用される可能性が高い。2019年は31試合で2ゴール4アシスト、2020年は34試合で5ゴール1アシストを記録した。Y.S.C.C.横浜で出場機会に恵まれない時期もあったがシュタルフ悠紀リヒャルト監督になってからは主力中の主力として大活躍した。

129人目： MF 澤井直人 (東京ヴェルディ→レノファ山口)　・・・　C+

→　東京Vユース出身。運動量が多くて技術も高くて得点力も高い。プロ3年目の2016年にJ2で31試合で6ゴール1アシストを記録。プチブレイクを果たしたが2017年2月にアキレス腱を断裂して長期離脱となった。フランス2部のACアジャクシオでもプレーしたが怪我をする前の輝きを放つことは出来ずに2020年限りで契約満了となった。まだ25歳。能力が高いのは明らかなので新天地で完全復活を果たしたい。

130人目： DF 福森健太 (ギラヴァンツ北九州→大分トリニータ)　・・・　A-

→　過去4年間はほとんど目立たなかったが大卒5年目の2020年に大ブレイクした。精度の高い右足を武器にたくさんのチャンスを演出した。精度の高い右足のクロスが最大の武器となるが被・ファール数がJ2で2位となる66回。ビルドアップの部分での貢献度も高い。ベストポジションは右SBになるが左SBでもプレー可能。J2では屈指のSBだったので「個人昇格を果たす可能性大」だったが大分入りとなった。

表1. 2020年-2021年オフの移籍市場 (個人別の12段階の評価)

J1	66	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	66	クラブ名	0	9	7	8	12	17	12	0	1	0	0	0	0
	2	コンサドーレ札幌						1	1
	0	ベガルタ仙台
	0	鹿島アントラーズ
	6	浦和レッズ		1		2	1	2
	2	柏レイソル					2
	3	FC東京					1	1	1
	2	川崎フロンターレ				1			1
	2	横浜Fマリノス		1	1
	6	横浜FC					2	3	1
	8	湘南ベルマーレ		1	2			2	3
	8	清水エスパルス		2		2	1	2	1
	4	名古屋グランパス		1	2			1
	1	ガンバ大阪		1
	8	セレッソ大阪		2	2	1		1	2
	0	ヴィッセル神戸
	1	サンフレッチェ広島					1
	0	徳島ヴォルティス
	2	アビスパ福岡					1		1
	5	サガン鳥栖					1	2	1		1
	6	大分トリニータ				2	2	2
J2	108	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	108	クラブ名	0	5	8	14	36	24	13	3	3	0	0	0	2
	7	ブラウブリッツ秋田			1	1	2	1	2
	8	モンテディオ山形		2		1	2	2			1
	5	水戸ホーリーホック					2	3
	2	栃木SC					1		1
	4	ザスパクサツ群馬					1		2	1
	6	大宮アルディージャ			1		2	2							1
	7	ジェフ千葉			1	1	4	1
	3	東京ヴェルディ				1	1		1
	6	町田ゼルビア			1	3	2
	4	SC相模原					1	1		2
	5	ヴァンフォーレ甲府			1	1		3
	11	松本山雅			1		5	2	2		1
	5	アルビレックス新潟		2	1	1			1
	4	ツエーゲン金沢				2	1	1
	2	ジュビロ磐田					1								1
	8	京都サンガ		1		1	4		2
	4	ファジアーノ岡山					2	2
	5	レノファ山口				1	1	1	2
	1	愛媛FC					1
	9	ギラヴァンツ北九州			1		3	4			1
	0	V・ファーレン長崎
	2	FC琉球				1		1
J3	26	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	26	クラブ名	0	0	1	2	3	7	8	4	0	0	0	0	1
	2	ヴァンラーレ八戸						1							1
	1	いわてグルージャ盛岡						1
	0	福島ユナイテッド
	0	Y.S.C.C.横浜
	4	長野パルセイロ							4
	2	カターレ富山						1	1
	1	藤枝MYFC								1
	1	アスルクラロ沼津							1
	0	FC岐阜
	5	ガイナーレ鳥取					1		2	2
	3	カマタマーレ讃岐					1	2
	3	FC今治				1	1	1
	2	ロアッソ熊本			1			1
	0	テゲバジャーロ宮崎
	2	鹿児島ユナイテッド				1				1
200		合計	0	14	16	24	51	48	33	7	4	0	0	0	3