アルビレックス新潟 B-→ 18節を終えた時点で2勝14敗2分けで勝ち点「8」のみ。最下位の新潟はクラブ史上初となるJ2降格の危機にある。15位の札幌との差は「8」。限界ギリギリの勝ち点差になっている。残りは16試合。相当に頑張らないとこの悪い流れを食い止めることはできないが、すでに監督交代というカードを切っている。シーズン中の2度の監督交代というのは考えにくいので選手補強で変化を生み出すしかない状況である。
危機感を持っているフロントは積極的な動きを見せており、すでにほとんどJ1の試合に絡めなかったMFジャン・パトリックは契約解除で退団が決定。ストライカーのFWドウグラス・タンキ(カフェタレロス・デ・タパチューラ)、ボランチが本職となるMF磯村(名古屋)、長身CBのDF大武(名古屋)を獲得した。3人の即戦力を獲得したが、やはり、もっとも期待されるのは長身フォワードのFWドウグラス・タンキである。
呂比須ワグナー監督になってからMFホニをサイドハーフの位置で起用しているのでCFの位置はFW山崎亮やFW鈴木武蔵などを起用しているがどう考えてもCFが補強ポイントだった。なのでFWドウグラス・タンキというのは理にかなった補強である。群馬では怪我の影響もあって力を出し切れなかったが潜在能力が高いことは群馬での数試合のプレーを観ると明らかである。左足のシュートは相当な威力を持っている。