FC東京→ 「悲願のJ1初制覇」を目指すFC東京は24節が終了した時点で27試合を戦って14勝8敗5分けで勝ち点「47」。4位に位置するがACLの日程の関係で早くも27試合を消化した。残りは7試合になったが全勝したとしても勝ち点「68」である。首位を独走する川崎Fは24試合で勝ち点「65」を獲得しているので「J1制覇の可能性が消滅するのは時間の問題」である。好成績を残しているが今年は川崎Fが強すぎた。
ACLの出場権争いが目下の注目点になるがライバルのC大阪やG大阪や名古屋と比べると消化試合数が多い。「2年連続のACLの出場権獲得はかなり難しくなっている。」と言える。その一方でACLは好スタートを切った。特殊な環境での戦いになるが「初のアジア制覇」への期待が高まっている。また、ルヴァン杯も決勝に進出した。柏との決勝戦は11月7日(土)に新・国立競技場で開催される予定になっている。
ACLとルヴァン杯でタイトルを獲得できるチャンスがあるので「リーグ戦よりもACLやルヴァン杯にエネルギーを注ぐ。」というのも考えられる状況になっている。ACLの出場権を獲得するためには最低でも「残りの7試合で5勝1敗1分けくらいの成績を残さないといけない。」と言えるが残り7試合の対戦相手は柏戦(H)→川崎F戦(A)→札幌戦(H)→名古屋戦(A)→仙台戦(A)→広島戦(H)→神戸戦(H)。難敵との試合が多い。
あと数日で11月になるので「そろそろオフの補強のニュースが流れ始める時期になっている。」と言えるがFC東京に関しては積極的な動きは見せないだろうと考えられる。夏にDF室屋(ハノーファー96)とMF橋本拳(FCロストフ)が流出したのは痛手だったが代わりに起用されているDF中村帆、DF中村拓、MF安部柊、MFアルトゥール・シルバなどが期待以上の働きを見せており、「大きな穴にはなっていない。」と言える。
今シーズンのFC東京は若手の台頭が目立つシーズンになっている。平均年齢は26.71歳。これはJ1の18クラブの中では6番目に低い年齢になる。2015年~2019年までの年度別のFC東京の平均年齢を書き出すと「28.24歳→27.68歳→28.82歳→28.20歳→27.93歳」なのでJ1の中では平均年齢の高いチームであり、28歳前後となるケースがほとんどだったが、大幅に若返った。昨シーズンと比べて1歳以上若返った。
すでに名前を挙げた選手以外にもGK波多野、FW田川、FW原大智、MF内田宅、MF品田などが出場機会を得ている。大卒ルーキーで即戦力クラスの期待がかかったMF紺野が怪我の影響なのか7試合の出場にとどまっているのは誤算と言えるがフレッシュなメンバー構成になった。五輪代表のDF渡辺剛は不動のレギュラーとして活躍しており、DF木村誠やDFバングーナガンデ・佳史扶なども出場機会を得ている。
長谷川健太監督が意図して若手を使った成果は出ている。抜擢された若手の多くが存在感を発揮しているので「クラブの未来は明るい。」と言える。191センチのFW原大智も途中出場で存在感を発揮している。移籍組ではMFレアンドロが21試合で8ゴール5アシストと躍動しており、FWアダイウトンも26試合で7ゴールを挙げている。「若手の成長ならびにオフの補強によって選手層は格段に厚くなった。」と言える。
「27試合で40得点/34失点」というのは悪くないが「パス数」と「クロス数」はともにJ1で18位。「ボール支配率」もJ1で17位なのでスタイルははっきりしており、カウンター主体のサッカーでゴールを奪っている。3人のブラジル人が絡んだ攻撃は迫力満点である。対して「カウンターを封じられたときに崩しきれない。」というのが問題点に挙げられる。「ドリブル数」はJ1で7位なのである程度は武器になった。
各ポジションにタレントを揃えているので「明らかな弱点」は見つからない。MF安部柊やDF中村帆やDF中村拓の成長、FWアダイウトンとMFレアンドロの加入、来日2年目のMFアルトゥール・シルバの頑張りによって充実したメンバー構成になっているが、やや手薄だったボランチならびにCBも清水に期限付き移籍していた五輪代表候補のDF岡崎慎が予定を早めて復帰して来たので十分な陣容になっている。
「補強がほとんどなくても十二分に2021年のJ1制覇を狙えるだけの戦力」と言えるのでむしろ注目したいのは「FC東京に残っても一定の出場機会は得られると思うが主力として長時間プレーするのは難しそうな若手をJ2のクラブなどに貸し出すのか?否か?」である。具体的に名前を挙げるとFW原大智、MF紺野、FW田川、MF品田、DF中村拓、DF木村誠、GK波多野、DFバングーナガンデ・佳史扶あたりになる。
「J2であっても年間を通して主力あるいは準主力としてプレーした方が自身の成長につながりやすいのは確実」である。有望な若手はたくさんいるので「どういう風に育てていくのか?」は注目点になる。明らかな補強ポイントはないがDF森重が33歳とベテランの域に入っているので「後継者候補」を見つけないといけない。DF蓮川(明治大)の加入が決まっているが「若手CBの有望株」が市場に流れた場合は確保したい。
MF橋本拳が抜けたボランチもDF岡崎慎が復帰してきたので「慌てて補強をしないといけない状況」でなくなったがMF高萩が34歳。同じくベテランの域に入っているので「ゲームメ―カー系のボランチの有望株」が市場に流れた場合は同様に獲得に乗り出したい。MF小塚(大分)、MF手塚(横浜FC)、MF矢島慎(G大阪)などを獲得できると厚みは増す。CBの候補はDF吉野恭(仙台)などの名前を挙げることができる。
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