■ 未勝利が続くヴィッセル神戸未勝利が続くヴィッセル神戸は7節のFC東京戦(A)も1対3で敗れて開幕から9試合勝ちなしとなった。開幕前の評価は高くて上位候補に挙げられていたことを考えるとまさかの低迷と言えるがFC東京戦(A)で元・日本代表のMF橋本拳(FCロストフ)がデビューを飾った。1対2と逆転を許した直後にMFイニエスタに代わって投入されたが流れを変える働きは出来ず。後半21分にFWディエゴ・オリヴェイラに追加点を奪われた。
FC東京戦(A)の後の4月8日(日)に元・清水のロティーナ監督の就任が決まったので新監督の下で巻き返しを図ることになったが神戸デビューを果たしたMF橋本拳は幸か不幸かいきなり古巣であるFC東京との対戦になった。しかも、アウェイ戦なのでいきなり慣れ親しんだ味の素スタジアムでプレーすることになったが古巣のFC東京のサポーターからは「無事で良かった!頑張れ拳人!」と記された横断幕が掲げられた。
FC東京のサポーターの横断幕は「美談」と言えるがここ数か月間というのはMF橋本拳にとっては厳しい期間だったと思われる。2020年7月にロシアのFCロストフに完全移籍してロシアリーグで活躍していたが2022年2月24日に開始されたロシア軍のウクライナ侵攻によって状況は大きく変わった。ロシアに対する国際的な非難の声が大きくなる中、FIFAによってロシアでプレーする外国人の契約は一時的に凍結された。