10位 : DF 井原正巳 (横浜マリノスなど)→ 歴代2位となる国際Aマッチ122試合に出場している「アジアの壁」。ほぼ同年代の韓国代表のDF洪明甫は宿命のライバルになる。草創期のJリーグを代表するCBで1993年~1997年まで5年連続でJリーグのベストイレブンに選ばれている。フランスW杯のアジア最終予選のときはキャプテンとしてチームをまとめてW杯の初出場に大きく貢献した。フィードも得意。すべての能力が高い万能型のCBだった。
09位 : MF 長谷部誠 (フランクフルトなど)→ 3大会連続でW杯のときに日本代表のキャプテンを務めた。国際Aマッチは114試合に出場しているがこれは歴代6位となる。浦和時代は攻撃的なプレーヤーだった。当時、世界のサッカー界の中心に位置したブラジル代表のMFカカーに例えられるケースが多かったがドイツに渡ってから守備力がアップ。総合力の高いボランチに進化した。類まれなリーダーシップで個性的な選手が多い日本代表をまとめた。
08位 : DF 中澤佑二 (横浜Fマリノスなど)→ 「ボンバー」の愛称で親しまれた187センチの大型CB。国際Aマッチは110試合で17ゴール。得点数はCBでありながら13位タイとなる。圧倒的な空中戦の強さを武器に日本代表の最終ラインの要として活躍。2010年の南アフリカW杯のときはDF闘莉王とCBコンビを組んで4試合でわずか2失点。「日本サッカー史上最高のCBコンビ」と称えられた。J1では593試合に出場しているがこれは歴代3位となる。