2022-07-11(Mon)
自分の自然循環栽培と、キューバの有機栽培
キューバは有機栽培の先進国と言われたのは、ごく最近の事
ソビエト崩壊で資源の輸入が出来ず、アメリカなどの制裁で、世界から孤立してから始まった事らしい
それまでは日本やアメリカの農業の如く、化学肥料と農薬にまみれ、大型機械の使用も手伝い、農地は荒廃し収量も減る一方だったそうだ
食料の輸入も出来なくなり、食料自給率も低かったことから、国を挙げて化学肥料と農薬を使わない農業、有機農業に転向したと言う事だ
それでも他の国とは違い、有機農業を行う為の研究は、以前からされていたという
ミミズを使った肥料づくり、自国内に生息する虫や菌を使った、害虫駆除の天敵の養殖など
以前からしっかりと基礎研究がされていて、化学肥料や農薬が手に入らなくても、農業が出来る準備が整っていたというから感心してしまう
都会でも、食糧難に陥らないよう空き缶に土を入れ、野菜を作ったというからこれも凄い事だ
これが美瑛でも実現すれば、きっと土壌の流失も防げ、雇用の創出に繋がり、単位面積当たりの収穫量も激増する事が予想できるのだけど、今の美瑛町の考え方だと無理でしょうね
キューバの農法は良い事ばかりのような印象ですが、当研究所の方法とは違う点もかなりあり、どちらが良いのか栽培を続ける必要があるかなと思いました
キューバでは、作物と緑肥と牧草の輪作体形を行っているそうです
当研究所では、作物はずっと同じ場所で育て続け、作付け面積以上の採草専用の場所で牧草含め草を育て、全体の3割程度を一度に刈り、刈草を畑に敷き詰めます
キューバでは、肥料はミミズ堆肥を工場で作り、畑に投入しています
当研究所では、土着のミミズを畑で育つようにしています。わざわざ工場で肥料を作る必要はありません
キューバでは、害虫による作物の被害を防ぐために、天敵を予め工場で飼育・培養し、時期になったら畑に投入します
当研究所では、土着の天敵生物が常にいる環境を畑と周辺に用意しているので、天敵生物を育てる必要はありません
作業効率に優れているのはキューバの有機農業でしょうね
ですが地域の自然環境を生かして、よりコストの掛からない農法は、当研究所の自然循環栽培が適していると思います
害虫に関しての事例ですが、以前からブルーベリーの木に大量にカイガラムシが発生していて、天敵がいないのかなぁと観察を続けていました
木が衰える事も無く収量もきちんとあったので、正直な所カイガラムシがいても別に問題にもしていませんでした
それが今年になったらビックリです
カイガラムシを食べるテントウムシの幼虫が、大発生していました
10年以上何も変化が無かったのに、突然天敵生物が発生してくれたのです
時間はかかりましたが、自然とはこの様にして、害虫が湧けば、必ず天敵が現れるものなのです
キューバの方法なら、害虫に対して即効性のある対策が取れる事でしょう
ですが害虫が発生するかどうかわからないのに、前もって準備を続ける必要性がどれほどあるのかは効率面コスト面で疑問です
今まで害虫によって、壊滅的被害を受けた事は皆無です
気温の高いキューバと気温の低い美瑛では、害虫の数も量も違うでしょう
ですが有機栽培と自然循環栽培の違いは、かなり大きいと感じました
キューバの有機栽培について、いろいろ知りたい方はご自身で検索してみてください
非常に面白い国らしくて、国が教育にかなり力を注いでいたり、防災意識が非常に高かったり、自然環境や景観に対しての考え方が先進的な印象でした
日本はキューバを見習わないと、そのうち食糧難で国が滅びますよ、きっと
ご参考までに、自分でも読んでみたキューバの記事の一部は、以下のリンクからもご覧いただけます
キューバの有機農業
有機農業と地域経済
キューバの有機農業が日本の農業復活のカギになる!?
それから、ここの最近の雨で、人参が見事に発芽しています
ばら撒いた種から、しっかり双葉が出てくれています
省力化の実験ですが、連続して降雨のある前日に種をばらまき、刈草で地面の乾燥を防いだ成果です
頭で計算した通りに結果が出ると、なかなか楽しいです
ソビエト崩壊で資源の輸入が出来ず、アメリカなどの制裁で、世界から孤立してから始まった事らしい
それまでは日本やアメリカの農業の如く、化学肥料と農薬にまみれ、大型機械の使用も手伝い、農地は荒廃し収量も減る一方だったそうだ
食料の輸入も出来なくなり、食料自給率も低かったことから、国を挙げて化学肥料と農薬を使わない農業、有機農業に転向したと言う事だ
それでも他の国とは違い、有機農業を行う為の研究は、以前からされていたという
ミミズを使った肥料づくり、自国内に生息する虫や菌を使った、害虫駆除の天敵の養殖など
以前からしっかりと基礎研究がされていて、化学肥料や農薬が手に入らなくても、農業が出来る準備が整っていたというから感心してしまう
都会でも、食糧難に陥らないよう空き缶に土を入れ、野菜を作ったというからこれも凄い事だ
これが美瑛でも実現すれば、きっと土壌の流失も防げ、雇用の創出に繋がり、単位面積当たりの収穫量も激増する事が予想できるのだけど、今の美瑛町の考え方だと無理でしょうね
キューバの農法は良い事ばかりのような印象ですが、当研究所の方法とは違う点もかなりあり、どちらが良いのか栽培を続ける必要があるかなと思いました
キューバでは、作物と緑肥と牧草の輪作体形を行っているそうです
当研究所では、作物はずっと同じ場所で育て続け、作付け面積以上の採草専用の場所で牧草含め草を育て、全体の3割程度を一度に刈り、刈草を畑に敷き詰めます
キューバでは、肥料はミミズ堆肥を工場で作り、畑に投入しています
当研究所では、土着のミミズを畑で育つようにしています。わざわざ工場で肥料を作る必要はありません
キューバでは、害虫による作物の被害を防ぐために、天敵を予め工場で飼育・培養し、時期になったら畑に投入します
当研究所では、土着の天敵生物が常にいる環境を畑と周辺に用意しているので、天敵生物を育てる必要はありません
作業効率に優れているのはキューバの有機農業でしょうね
ですが地域の自然環境を生かして、よりコストの掛からない農法は、当研究所の自然循環栽培が適していると思います
害虫に関しての事例ですが、以前からブルーベリーの木に大量にカイガラムシが発生していて、天敵がいないのかなぁと観察を続けていました
木が衰える事も無く収量もきちんとあったので、正直な所カイガラムシがいても別に問題にもしていませんでした
それが今年になったらビックリです
カイガラムシを食べるテントウムシの幼虫が、大発生していました
10年以上何も変化が無かったのに、突然天敵生物が発生してくれたのです
時間はかかりましたが、自然とはこの様にして、害虫が湧けば、必ず天敵が現れるものなのです
キューバの方法なら、害虫に対して即効性のある対策が取れる事でしょう
ですが害虫が発生するかどうかわからないのに、前もって準備を続ける必要性がどれほどあるのかは効率面コスト面で疑問です
今まで害虫によって、壊滅的被害を受けた事は皆無です
気温の高いキューバと気温の低い美瑛では、害虫の数も量も違うでしょう
ですが有機栽培と自然循環栽培の違いは、かなり大きいと感じました
キューバの有機栽培について、いろいろ知りたい方はご自身で検索してみてください
非常に面白い国らしくて、国が教育にかなり力を注いでいたり、防災意識が非常に高かったり、自然環境や景観に対しての考え方が先進的な印象でした
日本はキューバを見習わないと、そのうち食糧難で国が滅びますよ、きっと
ご参考までに、自分でも読んでみたキューバの記事の一部は、以下のリンクからもご覧いただけます
キューバの有機農業
有機農業と地域経済
キューバの有機農業が日本の農業復活のカギになる!?
それから、ここの最近の雨で、人参が見事に発芽しています
ばら撒いた種から、しっかり双葉が出てくれています
省力化の実験ですが、連続して降雨のある前日に種をばらまき、刈草で地面の乾燥を防いだ成果です
頭で計算した通りに結果が出ると、なかなか楽しいです
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