2023-06-26(Mon)
田んぼの草取り
我が家でいつもご馳走になっている有機栽培のお米
50キロ離れた有機栽培やってる友だちの農家さんから購入しているのだけど、やっぱりおいしいんだね
おいしいので、その秘密を知りたいのもあって、いろいろ聞いたりしてるうち、作業もさせてもらえるようになってきた
昨年までは、収穫直前の草取りまで
そして今年は、田植え後の手作業での草取りから、やらせてもらっている
小学校中学年頃までの子どもの頃は、田んぼに入ってオタマジャクシやゲンゴロウなどの虫取りしたりして遊んでいた記憶がかすかにあるけど、
それ以降は農薬をまいていたり、田んぼの整理でコンクリート護岸になったりで、遊ぶ場所ではなくなってしまった
農家さんにとってみれば、子どもが遊んでいるのはさぞかし邪魔だった事だろうけど、当時もルールを守りさえすれば田んぼで遊ぶのを許してもらえていた
そんな記憶のある田んぼ
今日は、農薬の心配のない友だちの所の田んぼなので、何のためらいもなく草取りをさせてもらった
田んぼに入る前に、たくさんのミジンコがいるのに驚いた
良く見ると、ゲンゴロウも、ヤゴも、オタマジャクシも、ミズカマキリも、ヒルもいて、昔の田んぼと変わらない生きものたちに出会えて、感激してしまった
ゲンゴロウの幼虫のような姿で、体長10センチ程もあるものは、一体何の幼虫だったのだろう?
田んぼって、ただ水が張ってあるところに稲を植えてるだけじゃなくて、様々な生きものが持ちつ持たれつの関係で生きていて、彼らの力も加わっているから美味しいお米になるのが、すぐに分かった気がした
感激ばかりしていても仕事にならないので、長靴履いて早速仕事に取り掛かる
一歩足を踏み入れた途端、深い!
長靴が、あと10センチで水没する所まで、トロトロの土に突き刺さった
反対の足を入れ、一歩進もうとすると、抜けない!!!
長靴が土から抜けなくて、いきなりコケそうになる
噂に聞く田んぼの罠
踵の方から何とか足を抜いて、一歩一歩前進しながら草を取る
ミズアオイ?名前を聞いたけど忘れた草、それを見つけ次第引っこ抜く
抜いた草は、田んぼの外へ放り投げる
土から抜けない足、バランスを崩して左右にふらつきながら、草を取り放り投げる
腰をかがめたまま、一歩一歩
下ばかり見ているので、時間の感覚もない
時々草と一緒に魚?オタマジャクシ?が手に触ったりする
取った草の根に土がたくさん付いているので、田んぼの水でわさわさ洗うと、あっという間に澄んだ水が土で濁る
そうしてまた一歩、草と取って、また一歩
何度もこけそうになったけど、一度もこけずに、あっという間にお昼になった
今日の草取りは、とりあえずお終い
帰ろうとしていたら、友だちがアイスを持って来てくれた
今日は今季一番の暑さだったので、しかも水を飲む暇も無かったので、仕事後のアイスがえらく美味しかった
これ、思うのだけど、凄い筋トレになるんです、草取り
腰をかがめ、バランスを取り、モモ上げもしなきゃ進めない
取った草を手に持って、ある程度集めてから、放り投げなければならない
延々と、休みなく、動き続ける
農業、やっぱり大変なんですよ
でもね、お金払ってジム行くくらいなら、田んぼの草取りやった方が良くないだろうか?
瞬発力はともかく、持久力は相当付くと思うのですよ
しかもお米が健全に育つおまけまでついて来る
ジム行く人、やった方が良いですよ、絶対
それと思った事があって、今国の補助金をふんだんに使って、田んぼの区画整理をしているんです
農家が持っている小面積の田んぼ数枚を、一枚の巨大な田んぼに造成する事業
億単位の莫大な税金を投入して、水田の作業効率を上げる事を目的にしているようですが、実際は土木・建築業者への税金投入ですね
だってね、お米の価格が下落していて、あんな工事をした所で、それに見合うだけの収入の増加なんてあり得ないのですよ
一枚の田んぼを、一体どれだけ長期間使い続ければ、投入した税金分の価値が出るのか、疑問しかない事業なのです
自民党ですからね、これをやらせてるのは
それでね、田んぼの草取りを今日やってみて思ったんです
小さな田んぼだから、取った草を田んぼの外に放り投げる事も出来る
これが強大な一枚の田んぼだったら・・・
投げたって、届かない!!!
それじゃぁ対岸まで取った草を運べばいい???
無理無理、大量にあるのに、リュックタイプのかごに入れても、一人じゃ全然足りない草の量です
手作業なら、歩いてる畝と、両隣の畝の3本の草を取れる
でも巨大な田んぼだと、対岸まで100mほどもあって、一本の畝の草すら持ち出せない
歩くのも容易じゃないのに、大量の草を抱えていたら、もう絶対無理なのですね
大規模化しているのは、有機栽培や自然栽培での稲作は出来なくする為でもあるのですね
機械化や、薬品漬けの米を作る為の、国の補助でしかないのです
今回ロシア・ウクライナの戦争があって、農薬も肥料も輸入しずらくなりましたよね
本当に輸入できなくなったら、巨大になった田んぼでの稲作は、本当に不可能になりかねません
それを受ける農家も農家ですが、その制度には罠があるんです
その地域で一戸でも田んぼの巨大化を拒む人がいれば、その地域全部で事業を行わないって事になるそうです
やりたい人がやれば良いって訳には、いかないのです
そんな条件付きってのも、おかしいと思いませんか?
今日は、田んぼの草取りから、いろんな事を考え学びました
このままじゃ、日本の農業は、ダメになります
そしてまともな食べ物も、手に入らなくなります
大型機械化や、農薬まみれじゃ無ければ作れない農地に、国が作り変えています
美味しいお米は、美味しい水と、そこに生きる様々な生きものが育ててくれてます
手作業で、腰を傷めながら作業している人がいるから、自然(里山)も守れるのです
一瞬にして薬漬け、無生物化した田んぼからは、有害な排水が流れ出て、川を汚染し海を汚染します
食物連鎖、生物濃縮を経て、やがて猛毒化した海産物などの食料から、人の口に入る事になります
アトピー、アレルギー、内臓疾患などなど
あらゆる病気の原因になっているのです
美味しいお米や野菜を育てるのは、非常に手間暇かかります
草取りだけでも、こんなに体力を使い、時間もかかり、効率を追求して動かなければならないのです
まともに作ったお米なら、10キロ3000円程度じゃ、はっきり言って作れませんよ
安いものには、裏がある
健康を害したり、自然を壊したり、いろいろあるから、安いんですね
機会があったら、田んぼの草取り、やってみてくださいね
大変だけど、楽しいですよ!
50キロ離れた有機栽培やってる友だちの農家さんから購入しているのだけど、やっぱりおいしいんだね
おいしいので、その秘密を知りたいのもあって、いろいろ聞いたりしてるうち、作業もさせてもらえるようになってきた
昨年までは、収穫直前の草取りまで
そして今年は、田植え後の手作業での草取りから、やらせてもらっている
小学校中学年頃までの子どもの頃は、田んぼに入ってオタマジャクシやゲンゴロウなどの虫取りしたりして遊んでいた記憶がかすかにあるけど、
それ以降は農薬をまいていたり、田んぼの整理でコンクリート護岸になったりで、遊ぶ場所ではなくなってしまった
農家さんにとってみれば、子どもが遊んでいるのはさぞかし邪魔だった事だろうけど、当時もルールを守りさえすれば田んぼで遊ぶのを許してもらえていた
そんな記憶のある田んぼ
今日は、農薬の心配のない友だちの所の田んぼなので、何のためらいもなく草取りをさせてもらった
田んぼに入る前に、たくさんのミジンコがいるのに驚いた
良く見ると、ゲンゴロウも、ヤゴも、オタマジャクシも、ミズカマキリも、ヒルもいて、昔の田んぼと変わらない生きものたちに出会えて、感激してしまった
ゲンゴロウの幼虫のような姿で、体長10センチ程もあるものは、一体何の幼虫だったのだろう?
田んぼって、ただ水が張ってあるところに稲を植えてるだけじゃなくて、様々な生きものが持ちつ持たれつの関係で生きていて、彼らの力も加わっているから美味しいお米になるのが、すぐに分かった気がした
感激ばかりしていても仕事にならないので、長靴履いて早速仕事に取り掛かる
一歩足を踏み入れた途端、深い!
長靴が、あと10センチで水没する所まで、トロトロの土に突き刺さった
反対の足を入れ、一歩進もうとすると、抜けない!!!
長靴が土から抜けなくて、いきなりコケそうになる
噂に聞く田んぼの罠
踵の方から何とか足を抜いて、一歩一歩前進しながら草を取る
ミズアオイ?名前を聞いたけど忘れた草、それを見つけ次第引っこ抜く
抜いた草は、田んぼの外へ放り投げる
土から抜けない足、バランスを崩して左右にふらつきながら、草を取り放り投げる
腰をかがめたまま、一歩一歩
下ばかり見ているので、時間の感覚もない
時々草と一緒に魚?オタマジャクシ?が手に触ったりする
取った草の根に土がたくさん付いているので、田んぼの水でわさわさ洗うと、あっという間に澄んだ水が土で濁る
そうしてまた一歩、草と取って、また一歩
何度もこけそうになったけど、一度もこけずに、あっという間にお昼になった
今日の草取りは、とりあえずお終い
帰ろうとしていたら、友だちがアイスを持って来てくれた
今日は今季一番の暑さだったので、しかも水を飲む暇も無かったので、仕事後のアイスがえらく美味しかった
これ、思うのだけど、凄い筋トレになるんです、草取り
腰をかがめ、バランスを取り、モモ上げもしなきゃ進めない
取った草を手に持って、ある程度集めてから、放り投げなければならない
延々と、休みなく、動き続ける
農業、やっぱり大変なんですよ
でもね、お金払ってジム行くくらいなら、田んぼの草取りやった方が良くないだろうか?
瞬発力はともかく、持久力は相当付くと思うのですよ
しかもお米が健全に育つおまけまでついて来る
ジム行く人、やった方が良いですよ、絶対
それと思った事があって、今国の補助金をふんだんに使って、田んぼの区画整理をしているんです
農家が持っている小面積の田んぼ数枚を、一枚の巨大な田んぼに造成する事業
億単位の莫大な税金を投入して、水田の作業効率を上げる事を目的にしているようですが、実際は土木・建築業者への税金投入ですね
だってね、お米の価格が下落していて、あんな工事をした所で、それに見合うだけの収入の増加なんてあり得ないのですよ
一枚の田んぼを、一体どれだけ長期間使い続ければ、投入した税金分の価値が出るのか、疑問しかない事業なのです
自民党ですからね、これをやらせてるのは
それでね、田んぼの草取りを今日やってみて思ったんです
小さな田んぼだから、取った草を田んぼの外に放り投げる事も出来る
これが強大な一枚の田んぼだったら・・・
投げたって、届かない!!!
それじゃぁ対岸まで取った草を運べばいい???
無理無理、大量にあるのに、リュックタイプのかごに入れても、一人じゃ全然足りない草の量です
手作業なら、歩いてる畝と、両隣の畝の3本の草を取れる
でも巨大な田んぼだと、対岸まで100mほどもあって、一本の畝の草すら持ち出せない
歩くのも容易じゃないのに、大量の草を抱えていたら、もう絶対無理なのですね
大規模化しているのは、有機栽培や自然栽培での稲作は出来なくする為でもあるのですね
機械化や、薬品漬けの米を作る為の、国の補助でしかないのです
今回ロシア・ウクライナの戦争があって、農薬も肥料も輸入しずらくなりましたよね
本当に輸入できなくなったら、巨大になった田んぼでの稲作は、本当に不可能になりかねません
それを受ける農家も農家ですが、その制度には罠があるんです
その地域で一戸でも田んぼの巨大化を拒む人がいれば、その地域全部で事業を行わないって事になるそうです
やりたい人がやれば良いって訳には、いかないのです
そんな条件付きってのも、おかしいと思いませんか?
今日は、田んぼの草取りから、いろんな事を考え学びました
このままじゃ、日本の農業は、ダメになります
そしてまともな食べ物も、手に入らなくなります
大型機械化や、農薬まみれじゃ無ければ作れない農地に、国が作り変えています
美味しいお米は、美味しい水と、そこに生きる様々な生きものが育ててくれてます
手作業で、腰を傷めながら作業している人がいるから、自然(里山)も守れるのです
一瞬にして薬漬け、無生物化した田んぼからは、有害な排水が流れ出て、川を汚染し海を汚染します
食物連鎖、生物濃縮を経て、やがて猛毒化した海産物などの食料から、人の口に入る事になります
アトピー、アレルギー、内臓疾患などなど
あらゆる病気の原因になっているのです
美味しいお米や野菜を育てるのは、非常に手間暇かかります
草取りだけでも、こんなに体力を使い、時間もかかり、効率を追求して動かなければならないのです
まともに作ったお米なら、10キロ3000円程度じゃ、はっきり言って作れませんよ
安いものには、裏がある
健康を害したり、自然を壊したり、いろいろあるから、安いんですね
機会があったら、田んぼの草取り、やってみてくださいね
大変だけど、楽しいですよ!
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