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2017-04-13(Thu)

ピント調整

フィルム時代のカメラはピント位置がフィルム面と決まっていたので、ピントが合わないならレンズ側に原因有りとほぼ決まっていたのでしょう

今のデジタル時代はレンズのピントが合っていたとしても、センサー位置がずれていたらピントが合わず、それぞれの調整が必要になって来ます

以前使っていたニコンのD4sは、購入時からピントがずれていました

メーカーにレンズと共に送って点検しても、ピント精度の許容範囲との事で何もしないで返却されてきました

ボディ側で最大に調整してもずれていたので、再度点検の為に画像とレンズを共にメーカーに送ったところ、ようやくセンサー位置とAFユニットの微調整をしてもらえ、ジャスピンで問題ない画像を得られるようになりました(6万ほどかかります)


ピンズレも数年前から超望遠レンズを使うようになって、やっと気付くようになった事

風景撮影のように広角レンズで絞って使ったらまず気付かないレベルで、中望遠レンズでも「ちょっと甘いかな」程度で見過ごすことが多いのも事実です

それが超望遠レンズになると、ピントの幅が数センチ!ほんのわずかなピンズレも目立ってきます

次の画像は300mmf2.8のレンズを絞りは開放、中央にAF撮影したもの(被写体までの距離約10メートル)
ピントチェック
ピンとは中央で全く合ってなくて、右側の苔に合ってます

ズレの量は10センチ弱

これはちょっとひどいとお思いになるかもしれませんが、これが現実です

無調整ではこんなにずれている事もあります

で、調整すると
ピントチェック
これは600mmf4の画像ですが、何となく合ってるように見えると思います

調整値は、なんと-7です!

これまで使ってきたニコンのカメラは、全て後ピンでした

同じ被写体で比較画像を撮らなかったのは失敗でしたね

まぁ今のカメラは、これだけ適当なんだよって事です

先日の鹿の画像は他にも数枚撮影していますが、ほとんどが後ピン

手にしたばかりのレンズで、いきなりの実践投入で調整前でした

あの画像も若干後ピン(あれはMFです。AFで撮ったものは使い物にならない程でした)

いくら良い機材を使っても、無調整ではダメダメだよって事ですね

最近のカメラは自動調整機能があるものも出てきて便利になってきました

自動調整が無くても、カメラにAF調整機能が付いていれば、自分でコツコツ調整すればOKです

AFでピント合わせて、その位置でライブビューでピント拡大確認して、ずれているかどうか確認

ズレていれば調整し、ずれていなければラッキー!

望遠レンズで撮ってても、何となく眠い写真しか撮れない方は、ピントのズレとブレを疑ってみて下さい

自分もこの事実を知らなかった時は、「腕の無さか~」と諦めていました

自分の腕ではないとわかった時には、メーカーに対して怒り爆発でしたが、これからいい写真撮ればいいのだし・・・



雪の結晶の写真の現像作業も、あと30枚ほどになりました

ペースも変わらず一日に2枚仕上がるかどうかですので、ゴールデンウィークには雪の写真は終わるかなぁってところです

がんばろ
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2017-04-10(Mon)

見てしまったかも

今日もモモンガ撮影に、夕方から森に入った

昨日行った場所からちょっと離れていて、くぼんだ場所にハマれば道路からは見えず、撮影に集中できる所

スノーシューを履いて機材を持ち込むのだけど、車からも少し離れるので必要と思われるものは全て運ぶ

リュックに望遠レンズを背負い、三脚を両肩に、椅子代わりになるアルミのカメラバックを片手に、反対の手には何時でも撮影できるように超望遠レンズ付きのカメラを携える

ずっしり重い

歩くこと数分、巣穴らしい場所に到着

5分ほどでセッティング完了し、あとはひたすら待つ

夕焼け色の空が、くすんだ青に変わる頃、キタキツネが自分の後ろを通過

静かにしていたので、全然気づかなかった様子

「これじゃ熊が近くに来ても、自分に気付かないかも。。。」

そんな事を思っていると、フクロウが鳴きはじめた

昨日のフクロウより澄んだ声で、上手に鳴いてる

少し遅れて、昨日の下手な歌声のフクロウも鳴きはじめた

つがいなのかもしれない


今日は風もあまり無いし遠くの音も良く聞こえるから、自分は歌も口笛もせずにひたすら待った

これまでの経験では、この時期6時50分ごろには巣穴から出るはず

月明かりが強烈なので、照明が無くとも周りも良く見え、巣穴も確認できた

時々鹿か何か、大きな動物が山の斜面を歩いてるようで、バキバキ音がしてちょっと怖い

モモンガはというと、巣穴から出る気配も無く、普通なら仲間がやって来たり、巣穴から出た者は超音波のような声で鳴くのだけど、それすら無い

既に7時半を過ぎていたので、8時になったら帰ろうと決めた

気付くとあれだけ鳴いていたフクロウも全く鳴かず、動物の足音らしいバキバキ音も聞こえない

何か不思議な静けさ

ふと後ろを振り向くと、遠くで何かが横に移動している

月明かりで照らされた雪面よりちょっと暗い、影の雪よりも明るい白っぽいもの

距離も離れているけど、動物なら目が光るかと思い、ライトを照らした

光をまるで気にしないようで、目が光るでもなく同じ速さで横に動いてる

最初は鹿か、或いは何か動物だと思った

でも白っぽい動物って・・・

手前の数本の木の陰に隠れては出てを二回したところで、三本目の木の陰からは出て来なかった

距離的には100メートル弱

良く考えると、そこは川の上

水平に移動する白っぽいもの

急に背筋が寒くなり、急いで撤収し帰路に付いた


その近くでは、数年前に人が亡くなってる場所

何処だって人が亡くなったりしてる場所はあるのだし、普段そんな事は気にしたりしない

だけど今日は、「ここに居てはいけないよ」と、白いものが教えてくれたんじゃないか、そんな気がする



今からちょうど23年前、ある施設で働いていた

その日は宿直勤務で一人で徹夜だったのですが、他の人がぐっすり寝静まった頃

施設の一番奥の方の廊下から、大人の女性の声がしたんです

「○○ちゃん、○○ちゃん」と呼ぶ声

その夜は、大人の女性は、いなかった

施設には30人ほどいたので、まだだれか起きているのかと思い見回りに行ったのですが

いないのです、起きている人が

きっと誰かの寝言か、という思いもあった

翌日の宿直開け、いつもは通らない施設の奥側の道から帰ったら、すぐ近くにお墓があったのです


あまりそういう物を信じてはいない人間だったのですが、あの声を聞いてからは信じるようになってしまいました

そして今日の白っぽいもの

他にもいろいろ不思議体験はありますが、寝られなくなるのでやめときます
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2017-04-10(Mon)

暴風雪

休日なのに、仕事仕事です

子どもたちと遊んであげてません

本当は子どもたちが休みの日は、一緒に何かしたいのですが。。。


日中はひたすら現像作業

雪の結晶の写真ですが、自分の中では今季一番の写真

細かい所を一か所一か所、今迄に無い位丁寧にレタッチしています

そして夕方は、先日見つけたモモンガの糞のある場所へ

天気予報では一日晴れだったのですが、行く方にはなぜか暗雲

現地に到着して機材のセッティングを完了

しばらくしたら、物凄い暴風雪!

動いてしまったら、モモンガの確認も出来ないのでじっと我慢

この時期には珍しい降り方で、雷が来そうでちょっと怖かったです

その雪も20分位で止み、月が出て木の影がくっきりきれいに雪面に落ちていました

それからわずか30分ほど

再び木々がざわめき出し、風上に再び暗雲が(@_@;)

またもや暴風雪!!!

これ以上粘っても、モモンガも飛ばない位の風だったので、撤退してきました

いるのかいないのか、それだけでも確認したかったのですが、また出直しです

時期的にあと二週間がリミット

すでに熊の足跡もあり、あまり奥地へ行くにも危険

車から比較的近くで待っている最中も、動物の臭いや音に神経を配っています

時々歌を歌ったり、口笛を吹いたり(それでモモンガが出て来なかったのかも?)

賑やかにしていても今日はキツネがすぐ近くまで来て、自分に気づいてびっくりしてました

フクロウも200メートルくらいの距離までは来ていたようで、今迄に無い位下手な声で「ゴロスケ ボー」って歌ってました

最初はフクロウってわからなかったので、かなり怖かったです

帰り道には、まだ真っ白なエゾユキウサギが、二羽で遊んでいました

やっぱり自然の中は、怖いけど、いろいろ楽しい!

遠くの木の間からこちらを見るエゾシカ


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2017-04-07(Fri)

忠別ダム

久しぶりに忠別ダムに行ってみた

忠別ダムと雪積もる旭岳


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美瑛の街と違って、まだまだ雪深いです

ダムの氷はだいぶ解けて、所々水が見えました

今日はモンベルショップへ写真展を見に行ってきました

久しぶりにストレートな動物写真を見た気がします

高林紗弥香写真展 MOMENT -それぞれの朝の物語-
2017年4月7日(金)~4月30日(日)

個人的な感想ですが、モンベルのHPにある写真より、展示作品の方が良いなと思いました

おススメです
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2017-04-05(Wed)

二週間後は・・・

昨年の今日から約二週間後(4/21)は、

エゾヤマザクラ


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この頃も、山にモモンガを撮りに行ってたみたいです

今シーズンは、ほとんど行ってないなぁ

そろそろ動くか
(でもまだ雪の結晶の現像が終わりません)
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2017-04-03(Mon)

立体写真

何度か登場している立体写真

平面な写真では、重なり方や、上に向かっているのか下に向かっているのか、構造が非常にわかりにくい

でも立体写真にする事で、いとも簡単にその構造がわかるようになる

雪の結晶の立体写真


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これからの季節、風景だけでなく草花や虫などの撮影でも、立体写真を撮ってみようと思う
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2017-04-02(Sun)

また雪の結晶


降り積もった雪の結晶のアップ


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こういう綺麗な結晶の雪が降るのは、シーズンが長くともそれ程あるわけじゃない

標高の高い場所に行けば、そりゃ気温も低いので綺麗な結晶の雪が降る可能性は高いのだけど、いろいろ考えるとなかなか動きづらい

温暖化

撮影に行く=車を使う=温暖化を加速させる

他の撮影に行くにも同じ事なのですが、自然を愛する写真家が、自然を破壊するような撮影方法をとり続けるのは良くないと思っているのです

だから燃費の良いアクアに乗って撮影に出るのですが、それでも破壊するのは確実

世の中には何も考えずもっと燃費の悪い車を乗り回しても平気な顔をしている奴らがウジャウジャいるのですが、そう言う奴らよりマシだからと湯水のようにガソリンを使う仕事もしたくないです

いつまでも結晶の雪が降り、ナキウサギが生息する環境が残り、流氷がいつも通りやって来る、そんな北海道であってほしい

温暖化がこのまま加速すると、ナキウサギは絶滅すると言われています

写真を撮りにわざわざ高山へ出掛け、ナキウサギの写真を撮って帰って来る

良い写真が撮れて、その写真が売れて、写真家は生活が営めるだけの利益を得られるかもしれない

でもナキウサギは、更に絶滅に近づいてしまう

仕事をする上で永遠の課題なのだろうけど、現実は見て行かなきゃいけない

たった一人の写真家が、いくら湯水のようにガソリンを使ったところで、温暖化が一気に進むわけじゃないのもわかってる

だけど一人一人が気を付ければ、温暖化は止める事だって出来るのに、とも思う

過剰な経済的豊かさって、心を貧しくするのかもしれない


500px.comのKousuke Toyoseさんによる雪原の中の一軒家




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2017-04-01(Sat)

雪の結晶写真

融けかけの結晶の雪

雪の結晶にも厚みがあるのに、平面で成長しているのがわかります

雪の結晶のアップ


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水の分子構造が関わっているとも言われていますが、難しい事はさておき、不思議な形で成長するものです

横には規則正しく成長するのに、縦に厚みを増すような事は滅多にない

自然の神秘ってやつですね
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プロフィール

豊瀬 恒介

Author:豊瀬 恒介
ご訪問くださり、ありがとうございます!自然写真家であり、自然循環栽培(無農薬・無化学肥料・草生栽培)で自給自足を目指しています。その他、木工品を作ったり、天然酵母のパンを焼いたり、釣った魚を卸したり、観光バスの運転もしています。人生一度切り、自分の想うがままに生き、悔いの無い人生を歩みたいです。

掲載写真・文章等の著作権・版権・使用権等作品に附随する全ての権利は豊瀬恒介にあります。無断使用・無断転載は厳禁です。

掲載作品の販売もいたします。お問い合わせ下さい。

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