2011-03-26(Sat)
1250.8倍
実に日本らしい。
今までの暫定基準値を超える放射線が検出されてしまった。原発周辺の野菜はどれもこれも危険になってしまい、そうなると食べたり飲んだり出来なくなってしまう為、基準を緩和する。
今までの危険領域は一体何だったのか?相変わらず「直ちに健康被害を起こす物ではない」と言っているが、放射線を浴びて直ちに健康被害を起こすのは、相当高レベルの放射線を浴びた場合だ。
放射線による健康被害は、基準値の何百倍もの放射線を浴びても、数%発ガン率が上がるかどうかと言うレベルの物なのですが、その数%の人になってしまうかどうかと言う微妙な所なのです。
仮に健康被害が起きたとしても、今回の被爆と関連づけることが出来るとは到底思えません。なので「安全」の範囲をさらに拡大してしまうのだろう。まるで残留農薬や食品添加物と同じ考えだ。
国民が賢くならなければ、この国の安全範囲は、とんでもなく危険なことになってしまう。食品添加物について見ただけでも、外国の基準よりもかなり甘い物があるのだ。
毎日新聞ニュースより
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食品や飲料水に含まれる放射性物質について、内閣府の食品安全委員会は25日、暫定規制値の根拠となっている健康への安全性の許容範囲を広げる方針を固めた。これを受け、厚生労働省は現在より緩やかな規制値を策定する見通し。暫定規制値は厚労省が17日に急きょ策定。原子力安全委員会の「飲食物摂取制限に関する指標」を用い、水や食品から1年間に摂取するヨウ素を50ミリシーベルト以下、セシウムを5ミリシーベルト以下としている。
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経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第1原発の放水口から南へ330メートル離れた場所で25日午前8時半に採取した海水から、放射性物質のヨウ素131が法律で定められている値の1250.8倍の放射能濃度で検出されたと発表した。東電は「放射性物質を含んだ水が海水に漏れ出している可能性が高い。(1~3号機のタービン建屋地下で見つかった)水たまりから出ている可能性も否定できない」とし、海水の調査を1日1回から2回に増やす。
保安院によると、同濃度の水を500ミリリットル飲むと、一般人の1年間の人工的な被ばく限度と同等の1ミリシーベルトになる水準。ほかにセシウム134については117.3倍、セシウム137は79.6倍だった。24日午前に同じ場所で実施した調査結果(ヨウ素131で基準の103.9倍)と比べると、10倍以上に上昇している。
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放射線、ついにここまできたか。放射性ヨウ素の半減期は8日間なので直ちに深刻な被害にはならないとの事だが、半減期が30年のセシウムはどうなるのか。海に拡散して薄まれば問題ないと言うことだが、生物濃縮がある事も知られている以上、問題ないとは言い切れない。
批判的な事ばかり書いてしまっていますが、自分自身かなり不安なのです。この国の行く末が一体どうなって行くのか。自分の子どもたちが大人になる頃に、安心して暮らせる国になっているのかどうか。
もしも最悪の事態に、例えば日本中の原発からが放射線があふれるような状況になったとしても、自分たち夫婦はここから出て行く事はないと確認しました。でも子どもたちは安全な所へ逃げられるように、被害者にならないようにと。
大人の責任、これまでのこの世の中を変える為には、自分の暮らしも考え直さなければならない。見せかけだけの豊かな暮らしの為に大切な物を失い、隠された危険な物を受け入れてしまっている現実。
電気が使えない事への不平不満を言うよりも、電気を少しでも使わない暮らしを求め、経済的にゆとりがあれば電気を作り出す暮らしをしていく事が出来たなら、未来はきっと明るく豊かになるだろうと思うのです。
ちょっとの不便さを受け入れて、みんなが豊かで安全に暮らせる世の中に、子どもたちが大人になるまでに、なっていればいいなぁと。
外国のメディアで、日本の防災について報道されているようです。今回の震災で言えば、防潮堤が高ければ高い程、人の防災意識が薄れて行くと。世界一の防潮堤なら、絶対破られるはずがない。だから防潮堤の内側なら安全だと、危険な思想が働いて避難しない人が多くなってしまった。
比較的安全だけど、完璧じゃない。だから最悪の事態に備えて、何でも考え準備したい。たかだか数千年の歴史を見ただけでは、何事も安全なんて言い切れる物はないはずなのだから。
防災面でも、美瑛町にはもっと真剣になってもらいたい。過去にとらわれない防災計画で。
今までの暫定基準値を超える放射線が検出されてしまった。原発周辺の野菜はどれもこれも危険になってしまい、そうなると食べたり飲んだり出来なくなってしまう為、基準を緩和する。
今までの危険領域は一体何だったのか?相変わらず「直ちに健康被害を起こす物ではない」と言っているが、放射線を浴びて直ちに健康被害を起こすのは、相当高レベルの放射線を浴びた場合だ。
放射線による健康被害は、基準値の何百倍もの放射線を浴びても、数%発ガン率が上がるかどうかと言うレベルの物なのですが、その数%の人になってしまうかどうかと言う微妙な所なのです。
仮に健康被害が起きたとしても、今回の被爆と関連づけることが出来るとは到底思えません。なので「安全」の範囲をさらに拡大してしまうのだろう。まるで残留農薬や食品添加物と同じ考えだ。
国民が賢くならなければ、この国の安全範囲は、とんでもなく危険なことになってしまう。食品添加物について見ただけでも、外国の基準よりもかなり甘い物があるのだ。
毎日新聞ニュースより
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食品や飲料水に含まれる放射性物質について、内閣府の食品安全委員会は25日、暫定規制値の根拠となっている健康への安全性の許容範囲を広げる方針を固めた。これを受け、厚生労働省は現在より緩やかな規制値を策定する見通し。暫定規制値は厚労省が17日に急きょ策定。原子力安全委員会の「飲食物摂取制限に関する指標」を用い、水や食品から1年間に摂取するヨウ素を50ミリシーベルト以下、セシウムを5ミリシーベルト以下としている。
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経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第1原発の放水口から南へ330メートル離れた場所で25日午前8時半に採取した海水から、放射性物質のヨウ素131が法律で定められている値の1250.8倍の放射能濃度で検出されたと発表した。東電は「放射性物質を含んだ水が海水に漏れ出している可能性が高い。(1~3号機のタービン建屋地下で見つかった)水たまりから出ている可能性も否定できない」とし、海水の調査を1日1回から2回に増やす。
保安院によると、同濃度の水を500ミリリットル飲むと、一般人の1年間の人工的な被ばく限度と同等の1ミリシーベルトになる水準。ほかにセシウム134については117.3倍、セシウム137は79.6倍だった。24日午前に同じ場所で実施した調査結果(ヨウ素131で基準の103.9倍)と比べると、10倍以上に上昇している。
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放射線、ついにここまできたか。放射性ヨウ素の半減期は8日間なので直ちに深刻な被害にはならないとの事だが、半減期が30年のセシウムはどうなるのか。海に拡散して薄まれば問題ないと言うことだが、生物濃縮がある事も知られている以上、問題ないとは言い切れない。
批判的な事ばかり書いてしまっていますが、自分自身かなり不安なのです。この国の行く末が一体どうなって行くのか。自分の子どもたちが大人になる頃に、安心して暮らせる国になっているのかどうか。
もしも最悪の事態に、例えば日本中の原発からが放射線があふれるような状況になったとしても、自分たち夫婦はここから出て行く事はないと確認しました。でも子どもたちは安全な所へ逃げられるように、被害者にならないようにと。
大人の責任、これまでのこの世の中を変える為には、自分の暮らしも考え直さなければならない。見せかけだけの豊かな暮らしの為に大切な物を失い、隠された危険な物を受け入れてしまっている現実。
電気が使えない事への不平不満を言うよりも、電気を少しでも使わない暮らしを求め、経済的にゆとりがあれば電気を作り出す暮らしをしていく事が出来たなら、未来はきっと明るく豊かになるだろうと思うのです。
ちょっとの不便さを受け入れて、みんなが豊かで安全に暮らせる世の中に、子どもたちが大人になるまでに、なっていればいいなぁと。
外国のメディアで、日本の防災について報道されているようです。今回の震災で言えば、防潮堤が高ければ高い程、人の防災意識が薄れて行くと。世界一の防潮堤なら、絶対破られるはずがない。だから防潮堤の内側なら安全だと、危険な思想が働いて避難しない人が多くなってしまった。
比較的安全だけど、完璧じゃない。だから最悪の事態に備えて、何でも考え準備したい。たかだか数千年の歴史を見ただけでは、何事も安全なんて言い切れる物はないはずなのだから。
防災面でも、美瑛町にはもっと真剣になってもらいたい。過去にとらわれない防災計画で。
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