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戦国乙女 13話(最終話)「世界を変えたのはヒデヨシの『愛』だった」(感想) 

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携帯電話にはヒビが入ったのかもしれませんが、
ヒデヨシがノブナガ達と交わした絆は
誰にも壊される事のない深いものです。


戦国乙女、これにて完結。
別れもあったけど、大団円を迎えた作品でした。


この作品を見続けて来て本当に良かったです!!
 
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感想

世界を改変する力を未だに欲するマサムネさん。
そんなマサムネさんい立ちはだかるのが、ヒデヨシ達でした。

世界を改変するのは「力」ではない!!


甲冑を使い、世界を変えようとする野望を捨てきれないマサムネさん。
そんなマサムネさんに立ちはだかるのは、同じ方法で天下を取ろうとしたノブナガです。

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(前半Aパートはキャラに射す逆光の演出に注目ですね)

しかしノブナガの心境は大きく変わっていました。
甲冑による天下取りに意味を見出していないようです。
むしろ、天下取りより大事なものを、見つけたかのようです。

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(マサムネにも同じく逆光が射しています)

そんなマサムネさんは、伊達家の悲願と己の世界を変えたいという野望を捨てません。
彼女は世界を変える力こそが大事であると思っているようです。

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(この場面でも逆光で射していますね)

そんなマサムネさんに刃を突きつけるノブナガ。一触即発の状態です。
そしてノブナガはマサムネを斬ろうとするかに見せかけて、甲冑を兜割りします。

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(この甲冑を割った後のノブナガのアップシーンで初めて光が射します。
甲冑という世界の闇が消え、光が世界に降り注いだ瞬間です。
つまり世界を変えるには、甲冑に頼るより、甲冑の呪縛を解き放つことだったのです。
この光の使い方の演出が本当に素晴らしい)


甲冑を憎んでマサムネ様を憎まずと言ったところでしょうか。
ノブナガの言動には清々しさすら覚えます。まさに天下を総べる器といえるでしょう。

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(甲冑に心奪われていたマサムネさんにも光が射します。
マサムネさんの心の闇を解放した描写です)

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(マサムネさんを優しくみつめるヒデヨシ。太陽が光り輝いて素晴らしいです。
ノブナガが変わったのも、全ては彼女の存在があってこそです。
つまりヒデヨシがノブナガを変え、そのノブナガがマサムネを救ったのです)

このノブナガとマサムネさんの対峙でわかったのは、
「力」では天下を総べることも、ましてや世界を変えることもできない事でした。
「力」の儚さ、無意味さ、愚かしさは前回のトクにゃんの暴走で明らかなだけに
未だに「力」に固執したマサムネさんは正しくないという結論になっています。

この世界を変えるのは「力」では無い事を証明しているのはヒデヨシなのでしょうね。
彼女の優しさ、人を想う気持ちがノブナガを変え、ミツヒデを救済し、
他の人々にも多くの光明を与えていきました。
そう、ヒデヨシの優しさこそが世界を変えたのです!!

つまり世界を変えるのは「甲冑」でも「力」でもない事を描く為に、
ヒデヨシを戦わせない設定にしたのでしょうね。
戦う戦国乙女の世界で戦わない主人公の存在意義はここにあったのです!
戦わない主人公に意味はあったのです!!


世界を変えるのではなく、自分を変える
それが「桃色パラドックス」


「力」では変わらない世界を変えるにはどうすればいいのか。
マサムネさんは「まずは自分を変える事」という結論にたどり着きました。
他者や世界といった外部要因を言い訳せず、まずは自分から変えていこう決心したようです。

そう世界を「力」で改変しなくても、自分が変われば「世界」が変わるのです。
それを身をもって証明したのは、ヒデヨシであり、
このヒデヨシの優しさに大きく影響されたのが、ノブナガなのでしょうね。

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そんな二人にもついに別れが訪れます。寂しいですね。
ヒデヨシは別れの際にノブナガにモノを託します。
「DOG DAYS」でもあった、別れの際に人から人へ何かを渡す名シーンですね。

そしてヒデヨシは元いた現実の世界に戻ります。

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晴れ渡る雲が眩しい現実の世界。

私が思うに、ヒデヨシは「戦国乙女」の世界を変えたと思うのです。
そしてヒデヨシもまたノブナガ・ミツヒデ以下、色んな人と出会い、
彼女自身にも大きな変化があったと思います。
そんな体験をした後に戻った現実の世界は、違った色に見えたのでしょう。

この上の光が射し晴れ渡る描写は、ヒデヨシが「戦国乙女」の世界を変えた事によって
現実の世界をも「変えた」「変わった」事を意味するものだと感じました。
元々いた世界でも新しい世界の幕開け。この空の描写はそんな事を感じさせてくれます。


ヒデヨシの行動が、彼女の愛が世界を変えたのです!!
それが「桃色パラドックス」なのです!!


その他面白かった描写


面白かった描写をちょっと紹介します!!

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ヒデヨシの髪型が可愛すぎです~♪
最終回までこんなグッドなサービス!!


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相変わらずトクにゃんは黒いですね。
一生治りそうにもありませんが、ノブナガをお姉さまを慕う気持ちは本物のようです。

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ノブナガを口説き落とす術をミツヒデに教えているマサムネさん。
余りの内容に興奮し鼻血を出すミツヒデ。
マサムネさんの先生ぶり+ミツヒデのウブさが如何無く発揮されます。

まとめ パチンコアニメとしての戦国乙女


この作品がまず面白かったのは、キャラクターの魅力が存分に発揮されていたからです。
キャラクターデザインの山川宏治さんの可愛らしいデザインと
待田堂子さん以下脚本家陣の練られた構成とシナリオ上キャラの面白さが融合し
声優さんの演技がキャラの魅力を増幅させたといえるでしょう。

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そんなキャラ達の魅力。このキャラ達はパチンコの設定として元々ありました。
しかし、アニメとしてその魅力を表現するのは容易に難しいと予想できます。
しかも、この作品は原作はありますが、ストーリーがありません。
原作有のオリジナルストーリーのアニメ。監督の岡本英樹さんも言ってましたが
「手探りで何度も何度も作り直す」状態に陥ったようです。

でもオリジナルだからこそ、自由で何でもアリで、
シリアスもギャグもアクションも萌えも高度に融合して
全て一つの作品に詰め込んだ幕の内弁当的な楽しみができた作品でした。
スタッフがオリジナルという事もあり、自由に物語を作れた分、
一生懸命に作品を作ったのかもしれませんね。

「Rio」も含めて、パチンコアニメが面白い事を見せてくれた作品でした。
パチンコ販促という枷を背負いながら、どこか自由な雰囲気の物語と描写。
パチンコアニメの可能性を改めて感じさせてくれた作品でした。


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何より上記で語ったように、光の演出も含め演出力が抜群な作品でした。
色・音・光と細部にまで拘りぬいた演出が本当に素晴らしかったです!!

ありがとう、ヒデヨシそして戦国乙女


「戦国乙女を知っているものは幸せである」と感じました。
本当に、本当に好きな作品の一つになりそうです。

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ラストシーンのシロと出会う前、ヒデヨシが誰かとすれ違うシーン。
どうやら髪型とおっぱいのでかさからノブナガなのでしょうね。
色んな秘密が隠されたまま、ミステリアスに終わる展開でしたね。

そして2期を期待できる形で幕引きとなりました。首を長くして待っています!!

ありがとう ヒデヨシ

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ミツヒデ とくにゃん

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ヨシモト 

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マサムネさん

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御館様!!

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本当にありがとうございました!!
この作品と出会えて本当に良かった!


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最後にきちんと「尻」の描写!眼福です!
これこそが戦国乙女です!!


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ありがとうございました。
 
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[ 2011/06/28 18:27 ] 戦国乙女 | TB(22) | CM(0)
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