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「戦国乙女~桃色パラドックス~」第13話 最終回

【陽光乙女】
先の騒動も一件落着したかに見えた。破壊された城の復興が始まる中、不審な行動に移る人影があった。野望潰えぬマサムネが深紅の甲冑を手に取ったのだ。立ちはだかるノブナガによって、正義の鉄槌が下されようとしていた!?

確かになんかあきらめ悪そうにしていた伊達先生だったのですが、抜け駆けしてまさかのラスボスですかー!?
って思ったのですけど、この場は上手くノブナガさまが諌めましたねぇ。

人を治めるのは力ではない。正しく人心を掴むことにある!これには人を信用し、自らも信用に足る人間にならなければならないと、マサムネこと伊達先生に諭しました。

実は伊達先生もこのことは思っていた。だけどそれを信じたくない部分があったのでしょう。お家の栄誉のためにも、せっかくチャンスがあるのだから利用しない手はないと考えたことも分かる。

とは言え、武力では人心を得ることは出来ないと薄々は感じていて、それをノブナガが後押ししてくれた形になりました。最後までブレないノブナガさまがやっぱり男前や!

しかしながら、ノブナガがこんなに物の道理を解するようになったのは、ヒデヨシの影響があったからなのですよね。それは伊達先生も言っておりました。

ヒデヨシは彼女なりに芯の強いところがあり、それがノブナガに良い影響を与えていたのでしょう。同時にヒデヨシも、指導者として優秀であるノブナガから様々な教えを学び、両者共により良い人へ成長して行ったと言う印象があります。

これぞ理想的な師弟関係ですね!

そんなわけですっかりこの世界に馴染んだヒデヨシですが、やっぱり元の世界に還らなければならない。伊達先生と共に再び時空旅行へ。

見送りに来たノブナガ、ミツヒデの2人としっかりお別れしましたよ。ここら辺はもう涙が止まらないね。

そしてエピローグもたっぷりあって余韻を引きずっていると、例の神社の前を通りかかった日出さん(ヒデヨシの事だぜ)がシロに似た犬を見かける。

後を追いかけると、本当にあのシロだった。「シロって一体!?」と日出さんが尋ねると、シロが「(バレちゃ)しょうがねえな」と言いながら耳打ち。

「実は・・・」

ってところで終了―!w

え?これパチンコ行かなきゃわかんないの。それとも・・・、第二期へのフラグ?w

シロの存在が謎のままで終わってしまいましたが、ある意味でおもしろい終わり方でした(笑)


<総評>
「実は・・・、そうなんですよ。川崎さん!」

と、シロが白状していたかは分からないw

ストーリーの本筋にきちんと決着を付けていたので、シロの正体が明かされないままだったのはそんなに気にはならなかったかな。むしろギャグ的に捉えられておもしろいと思えた(言い方がおもしろかったのかも)。でもやっぱ知りたいと思うのが人情ではあります(笑)

パチンコ物でこんなにちゃんとしたアニメは初めてだったかも知れない。当初は全く期待していなかっただけに、今期のダークホースとなりました。

女だらけの戦国時代と言うことで、百合妄想が人気の一端となっていたことも確か(笑)しかしそれを差し引いても、大変よく出来たドラマに仕上がっていたと思います。

ヒロインのヒデヨシは巻き込まれ型主人公なのだけれど、運命に流されることなく、かと言って無闇に場を荒らすのでもなく、場違いに思えた戦国時代で自分の立場をしっかりと築き上げて来たのが良かったのだと思う。

凄く好感の持てるキャラで、彼女の魅力がそのまま作品の魅力へと直結していた。戦いの場面では武将キャラたちに道を譲りますが(笑)、主人公としての地盤をしっかり築き上げているため、ヒデヨシの存在が霞むことはひと時もなかった。

最初はタイプでなかったのだけど、後から「あ。こいつ、可愛いな」と思えるようになって来た(笑)

素材なんてパチンコでもなんでもいい。

これでどんなものからでも良い作品が作れると証明出来たわけだから、媒体なんて関係なしに、これからもこんな素晴らしいアニメに出会いたいと思いました。

戦国乙女、感動したぜ!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 戦国乙女~桃色パラドックス~

2011/06/28 18:30 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(4)  

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