■ 草刈り場になる可能性があるクラブは?以上のようなことを踏まえて「今オフ、草刈り場になる可能性があるクラブはどこなのか?」を考えていきたいと思うが、J2の場合は好成績を残したクラブの方が草刈り場になりやすい。当然のことながら、「いい選手がたくさんいるチーム」や「有望な選手がたくさんいるチーム」しか、草刈り場にはならないので、8位と躍進した山口や10位と好成績を残した水戸は今オフに草刈り場になる可能性が少なからずある。
水戸は昨オフもGK笠原やMF佐藤和やMF湯澤洋やFW林陵平などが流出している。資金力はJ2の中では下位レベルなので過去を振り返ってみても草刈り場になるケースが非常に多いチームである。なので余計に心配になるが、唯一、異なるのは今シーズンは条件付きではあるが「J1ライセンス」を取得することが出来た点になる。J1昇格の可能性があるのか?全くのゼロなのか?の差は所属選手にとってとてつもなく大きい。
4位の町田も大躍進したチームの1つに数えられるので「草刈り場になる可能性」はあったが、サイバーエージェントが経営権を獲得したことで状況は大きく変わった。期限付き移籍のMF平戸などを引き止めるのはかなり難しいと思うが、評価を大きく高めたDF奥山やGK大谷やGK福井などが引き抜かれる可能性は非常に低くなったと考えられる。どちらかというと移籍市場をかき回す存在になる可能性の方が高い。