浦和レッズ→ 開幕から5試合勝ちなしと出遅れた浦和は早々に堀監督を諦めた。その後、大槻毅氏が暫定監督を務めると復調に成功した。オリベイラ監督になった後は得点力不足に苦しんだ時期もあったがW杯の中断期間明けは順調に勝ち点を積み上げてACLの出場権争いに絡んでいる。2017年はACLを制覇したものの7位に終わっているが、昨シーズンと比べると上の順位でシーズンを終える可能性が高まっている。
ACLの出場権を獲得できるのか?で補強の動き方は大きく変わってくるが30試合で44得点/31失点。リーグ制覇のためには得点力アップが必要になる。エースのFW興梠は今シーズンも30試合で13ゴールを記録。浦和に移籍してからは6年連続で2桁ゴールを記録しているので安定感は際立つがチーム内で2位の得点を挙げているのが途中加入のMFファブリシオで6ゴール。第2の得点源がなかなか出てこなかった。
途中加入のMFファブリシオは9試合で6ゴール。ハイペースでゴールを積み上げたが怪我の影響で長期離脱中。豪州代表としてW杯にも出場したFWナバウトは怪我に泣かされて8試合の出場にとどまっている。FW武藤雄は先の鹿島戦(H)で素晴らしいゴールを2つも決めるなどここに来て調子を上げてきたが29試合で5ゴールというのは実績やポテンシャルを考えると物足りない数字である。計算外の事態が多すぎた。