モンテディオ山形→ 木山監督を招聘して2年目となる山形は2015年以来のJ1復帰を目指したが34節を終えた時点で13勝11敗10分けで勝ち点「49」。9位に位置するので順位的には悪くないが、5位の大宮、6位の東京V、7位の福岡との差は「8」。8位の徳島を含めた目の上の4チームのうちの少なくとも3チームが大コケしないと逆転するのは難しい状況になっていることを考えると「相当に厳しい状況になった。」と言わざる得ない。
木山監督に対する評価は分かれるだろう。石崎監督の頃はGK山岸などベテランが中心になった。年齢層は高かったが木山監督になって大幅に若返った。出場選手の平均年齢は石崎体制の最終年となる2016年は29.43才だったが、木山体制の1年目の2017年は26.46才。2年目の今シーズンも26.51才なので昨シーズンとほとんど同じ。若い選手を積極的に起用するようになったことでフレッシュさは増している。
J1で実績のある千葉や新潟や京都が下位に低迷するほどJ2は難しいリーグなので、「そういう中で若手を積極的に使いながら9位に位置する。」という状況に対しては一定の評価はできる。ただ、山形もJ1を通算すると4シーズンも経験しているクラブなので「J1に昇格できなければダメ」と考える人は少なくないはず。このままプレーオフに進めなかったとしたら「木山監督の退任」は十分にあり得る状況と言える。