■ 早くも節目となる10節が終了した。J2の第10節は4月16日(日)に行われた。早くも節目となる10節が終了したが3節から7連敗中の山形はホームで金沢と対戦して0対1で敗れた。これでクラブワーストの8連敗となった。ここまでホーム戦は3試合のみ。アウェイ戦が7試合もある。例年どおりで春先はアウェイ戦がたくさん組まれる難しい日程になっているがホームでは3戦全敗。3試合とも無得点で敗れている。3試合で計0得点/5失点と苦しんでいる。
ホームではまだゴールすら生まれていないが金沢戦(H)は紙一重の試合だった。開幕4連敗を喫した後は好調の金沢との対戦だったが後半12分にCKからDF西村慧のヘディングでネットを揺らした。「待望の今シーズンのホーム初ゴールか!?」と思われたがキーパーのGK白井に対するMF田中渉のファールを取られてゴールは幻となった。先制ゴールが取り消しになった後、後半17分にMF加藤潤に決勝点を奪われた。
7節を終えた時点では2勝5敗。5連敗中だったがこの時点でクラモフスキー監督との契約を解除。渡邉晋コーチが監督に昇格したが監督交代後も3戦全敗となる。3節から8連敗となったが負けた相手は磐田→群馬→町田→長崎→水戸→大宮→栃木SC→金沢となる。3節で対戦した磐田はJ1からの降格チームになるがそれ以外は2022年のJ2での順位がそこまで良くなかったチームがほとんど。事態は深刻と言える。
次の11節も東京Vとのアウェイ戦になるが12節以降は逆にホーム戦が多くなる。ただ、岡山・仙台・熊本・清水など力のあるチームや昨シーズンの上位チームとの対戦が多く組まれている。「まだ始まったばかり」とは言っても早くも降格ゾーンは抜け出したい。開幕2連勝を達成した山形が春先にここまで苦しむことになるとは全く想像できなかったが早く立て直さないとプレーオフ出場のチャンスも無くなってしまう。