愛媛FC→ 間瀬監督が就任して2年目の愛媛FCは開幕から低迷した。開幕4連敗と最悪のスタートを切ったが、チーム状態はなかなか上がらなかった。全日程のちょうど1/3に当たる14節を終えた時点で2勝8敗4分けの勝ち点「10」のみ。20位と低迷した。5月15日(火)に間瀬監督の退任が決定。愛媛FCのU-18やレディースなどで指導者としての経験を積んでいた川井健太氏が新たにトップチームの監督に就任した。
監督交代後は内容面が向上。良い戦いを見せるようになったが、それでもなかなか結果には結びつかず。「讃岐・京都・愛媛FCの3チームが残留争いの中心」という時期がかなり長かったが、22節から怒涛の4連勝を飾ると夏場に一気に勝ち点を積み上げた。後半戦(=22節以降)は12試合で6勝2敗4分けと好調。33節を終えた時点では勝ち点「39」の17位。J2の残留争いから抜け出すことができた。
21位と降格圏に位置する熊本との差は「12」。「J2残留はほぼ確実」と言えるが、夏の移籍市場で獲得したFW藤本佳がフォワードの軸となって活躍。MF禹相皓も貴重な戦力になったので「夏の補強の成功」と「監督交代」が巻き返しに成功した大きな理由と言える。FW藤本佳も、MF禹相皓も、前・所属クラブではほとんど試合に絡めていなかった選手なので、そういう選手を獲得して戦力化できたのは良かった。