■ 評価の難しいシーズンになった愛媛FC愛媛FCは35節を終えた時点で12勝15敗7分けで勝ち点「43」。16位に位置する。33節の京都戦(H)が台風の影響で延期になっているので消化試合数は1つ少ないが6位の横浜FCとの差は「14」。2チームの間にたくさんのチームが挟まれることを考えると「プレーオフ出場は絶望的」と言える。一方、21位の山口との差も「15」なのでJ3降格の心配もほぼ無い。2018年もJ2の舞台で戦う可能性は相当に高くなっている。
今シーズンの愛媛FCについては「評価の難しいシーズンになっている。」と言える。オフに木山監督が退団。MF瀬沼、FW阪野、MF茂木駿、GK児玉と主力4人を引き連れての山形行きとなった。さらに成長過程にあったMF表原も湘南に移籍した。レギュラー格の選手が半数ほど抜けた一方で実績のあるキーパーはいない状況。開幕前は降格候補に挙げる人も少なくなかったが残留争いには巻き込まれなかった。
ネガティブなニュースの多いオフだったことを考えると決して悪い成績ではないが夏以降に失速して勝てなくなったのは印象が良くない。19節を終えた時点では9勝6敗4分けで勝ち点「31」。9位と好位置に付けていたが20節以降の16試合は3勝9敗3分けと散々な成績になる。後半の終了間際に失点をして勝ち点を逃す試合が今シーズンは多かった。「試合の終わらせ方」が今シーズンの愛媛FCの最大の課題だった。