コンサドーレ札幌 D+
→ 2016年のJ2を制して2012年以来のJ1復帰を決めた札幌。主力の流出と言えるのはMF堀米悠(→新潟)くらい。MF兵藤(横浜FM)、MF横山知(大宮)、FW金園(仙台)、MF田中雄(神戸)などを獲得して戦力アップに成功した。獲得候補に挙がっていたMF野津田(清水)、MF水沼(C大阪)、DF近藤直(千葉)などの獲得には成功しなかったが満足のいく補強が出来たと言える。とにかく2001年以来のJ1残留が目標となる。
2002年・2008年・2012年はいずれも最下位でJ2降格となった。決して簡単な挑戦ではないがMF小野伸、MF稲本、DF河合、DF増川など経験の豊富な選手を多く擁している点が強みとなる。残留争いのライバルと見られている仙台や新潟や甲府と比べても戦力的には大差はない。2008年は4勝24敗6分け、2012年は4勝28敗2分けということで残留争いにも絡めなかったが少なくともそういう展開にはならないだろう。
大きな注目点はレギュラーの左WBだったMF堀米悠の穴をどう埋めるのか?である。左足のスペシャリストであるMF田中雄を獲得したが、MF石井謙、MF上原慎、MF前寛之などもプレー可能で、MF兵藤やMFジュリーニョやDF福森晃を左WBにコンバートする可能性もある。現段階ではMF田中雄が最有力候補と言えるが、最終的に開幕スタメンを勝ち取るのは誰なのか?を予想するのは非常に難しいと言える。
J2で42試合で33失点だった守備陣はJ1でも通用するはず。鹿島が獲得に乗り出したGKク・ソンユンを引き留めることが出来たのは非常に大きい。不安視されるのは攻撃陣である。エースのFW都倉はJ2では規格外のストライカーであるがJ1での実績は乏しい。神戸では思うような活躍が出来なかった。FW都倉、MFジュリーニョ、MFヘイス、FW内村など攻撃陣の顔ぶれはほぼ変わらないので彼らの出来がキーになる。