カマタマーレ讃岐 D+
→ 北野監督の続投が決定。Jリーグのクラブの中では最長となる就任8年目となる。マンネリ化が心配される時期に突入しているがオフの選手の入れ替えは最小限にとどまった。大きいのはJ3に降格した北九州で33試合に出場して16ゴールを挙げたFW原一樹(北九州)の獲得に成功したことである。いろいろな形からゴールを奪えるリアルストライカーを獲得したことでフォワードの軸が出来た。15ゴールは計算できる。
さらには右サイドのスペシャリストであるDF市村(横浜FC)を獲得した。運動量が多くて安定感のある右SBなので貴重な戦力になるだろう。今シーズンもDF西弘則が右サイドの1番手になる可能性が高いがDF市村がいて、DF武田有がいて、MF渡邉大やFWアランも右SB/右WBでプレー可能。層の厚いポジションである。逆に左SB/WBはDF小澤(→未定)が退団したので手薄な状況。加入2年目のDF砂森に期待したい。
テクニックと判断力に優れた選手がたくさんいる中盤は今シーズンも讃岐のストロングポイントになるだろう。MF永田亮、MF高木和、MF渡邉大、MF仲間、MF馬場などが中心になると予想されるが、MF岡村、MF山本翔、MF荻野、MF綱田、MF大沢なども控えている。2016年はMF仲間が38試合で7ゴール4アシストと活躍したがMF馬場は42試合で5ゴール5アシスト。もう少し数字を伸ばしたいところである。
不安いっぱいなのは今シーズンもCBのポジションである。DFエブソンの完全移籍が確定したのは大きなニュースと言えるが186センチのDF藤井航(→町田)は退団。190センチの大型CBのDF中島大(福岡大)と177センチながらCBでもプレー可能なDF長澤(龍谷大)を獲得したが、結局、本職のCBは現時点ではDFエブソンとDF中島大の2人だけ。高さのある選手なので大卒ルーキーのDF中島大にかかる期待は大きい。