キーパー→ このポジションで最多の票を獲得しているのはGK廣末(青森山田高)。FC東京U-15深川出身で高校年代は青森山田高でプレー。「高校屈指のキーパー」と評価されて、先日、古巣であるFC東京への加入が内定したことが発表されている。2位は「00ジャパン」の守護神であるGK谷(G大阪ユース)。東京世代の中で一番下の学年となる2000年生まれなのはハンディとなるが187センチと恵まれた体格を誇る。
3位はGK大迫(広島ユース)。落ち着きのあるキーパーで1999年生まれながら飛び級で1997年生まれの選手が中心となるU-19日本代表に召集されている。4位はGK脇野(国士舘大)。今年の冬の高校選手権で全国制覇を達成した東福岡高の守護神だった。5位は現在はフランスでプレーしているGK山口(FCロリアン)。6位は196センチと破格のサイズを誇るGK波多野(FC東京U-18)。FC東京U-23でもプレーしている。
7位は名古屋U18から早稲田大に進んだGK小島亨(早稲田大)。U-19日本代表の正キーパーで現時点では東京五輪のゴールマウスを守る確率が最も高いキーパーと言える。左利きでフィード力に定評がある。9位はGK小久保玲央ブライアン(柏U-18)。高い身体能力が武器となるが2001年1月生まれなので厳密には東京世代ではなくてその次の世代となる。10位は千葉-18から鳥栖に進んだGK辻(鳥栖)だった。
表1. 東京五輪での活躍を期待する選手は誰ですか? (キーパー編)
順位 | 名前 | 票数 | (%) |
1 | GK 廣末陸 (青森山田高) | 49 | 23.8% |
2 | GK 谷晃生 (ガンバ大阪ユース) | 26 | 12.6% |
3 | GK 大迫敬介 (サンフレッチェ広島ユース) | 22 | 10.7% |
4 | GK 脇野敦至 (国士舘大) | 19 | 9.2% |
5 | GK 山口瑠伊 (FCロリアン) | 18 | 8.7% |
6 | GK 波多野豪 (FC東京U-18) | 16 | 7.8% |
7 | GK 小島亨介 (早稲田大) | 14 | 6.8% |
8 | 上記以外のキーパー | 9 | 4.4% |
9 | GK 小久保玲央ブライアン (柏レイソルU-18) | 7 | 3.4% |
10 | GK 辻周吾 (サガン鳥栖) | 6 | 2.9% |
右サイドバック→ このポジションで最多の票数を獲得しているのはDF初瀬(G大阪)。珍しい両利きの選手でどちらかというと左SBの方が得意と言えるが右SBでも問題なくプレーできる。登録できる人数が限られる本大会になるといろいろなポジションでプレーできる選手の価値は格段に増す。2位は神戸U-18出身のDF藤谷(神戸)。ネルシーニョ監督の評価が高くて高校生の頃からトップチームで何試合かプレーしている。
3位はDF小島雅(仙台)。攻撃力のある右SBでスピードや仕掛けが武器となる。4位はDF柳(FC東京)。U-19日本代表でレギュラー争いをしているDF小島雅とは対照的にこちらはサイズがあって守備力が大きな武器となる。CBでもプレーできる。同じ票数を獲得して4位になったのはDF菅原(名古屋U18)。「00ジャパン」の主力中の主力で9月に始まるU-16アジア選手権での活躍が期待される本格派の右SBである。
表2. 東京五輪での活躍を期待する選手は誰ですか? (右SB編)
順位 | 名前 | 票数 | (%) |
1 | DF 初瀬亮 (ガンバ大阪) | 29 | 27.4% |
2 | DF 藤谷壮 (ヴィッセル神戸) | 15 | 14.2% |
3 | DF 小島雅也 (ベガルタ仙台) | 11 | 10.4% |
4 | DF 柳貴博 (FC東京) | 10 | 9.4% |
4 | DF 菅原由勢 (名古屋グランパスU18) | 10 | 9.4% |
6 | DF 桂陸人 (サンフレッチェ広島ユース) | 7 | 6.6% |
7 | 上記以外の右サイドバック | 6 | 5.7% |
8 | DF 長谷川巧 (アルビレックス新潟U-18) | 4 | 3.8% |
8 | DF 田中陸 (柏レイソルU-18) | 4 | 3.8% |
8 | DF 田中康介 (京都サンガU-18) | 4 | 3.8% |
センターバック→ DF中山雄(柏)が最多の票を獲得した。「現時点では東京世代の中ではただ1人」と言えるJ1のクラブでレギュラーを獲得している選手で高いフィードが大きな武器となる。後述する通り、いろいろなポジションでプレーできる選手なので、CBだけでなくボランチや左SBの候補にも名前が挙がってくる。起用法も注目される。2位はDF町田(鹿島)。187センチの大型CBで守備の要になることが期待されている。
3位はDF野田裕(G大阪)。大津高出身で高校2年生の段階で地元のクラブである熊本でJ2デビューを果たした。G大阪U-23でも出場機会を確保している。181センチなので現代のCBとしてはどちらかというと小柄であるが強さやタフさを持っている。4位はトレーニングパートナーとして手倉森JAPANに帯同して先のブラジル戦で出場機会を得たDF冨安(福岡)。CBとボランチの両方を高いレベルでこなす。
5位は2019年に行われるU-20W杯出場を目指すU-17日本代表の主力となることが期待されているDF橋岡(浦和ユース)。6位は187センチの大型CBとして高校時代から将来を嘱望されてきたDF庄司(C大阪)。C大阪U-23で出場経験を積んでいる。同じ票数を獲得したのは「00ジャパン」の守備の中心になっているC大阪U-18の後輩のDF瀬古(C大阪U-18)。正確なフィードが武器でボランチで大成する可能性もある。
表3. 東京五輪での活躍を期待する選手は誰ですか? (CB編)
順位 | 名前 | 票数 | (%) |
1 | DF 中山雄太 (柏レイソル) | 70 | 24.7% |
2 | DF 町田浩樹 (鹿島アントラーズ) | 39 | 13.8% |
3 | DF 野田裕喜 (ガンバ大阪) | 27 | 9.5% |
4 | DF 冨安健洋 (アビスパ福岡) | 22 | 7.8% |
5 | DF 橋岡大樹 (浦和レッズユース) | 20 | 7.1% |
6 | DF 庄司朋乃也 (セレッソ大阪) | 14 | 4.9% |
6 | DF 瀬古歩夢 (セレッソ大阪U-18) | 14 | 4.9% |
8 | DF 大南拓磨 (ジュビロ磐田) | 13 | 4.6% |
9 | DF 監物拓歩 (清水エスパルスユース) | 11 | 3.9% |
10 | DF 板倉滉 (川崎フロンターレ) | 9 | 3.2% |
左サイドバック→ この部門で1位になったのはDF中山雄(柏)。「CBは人材が豊富であるが、(CBと比べると)左SBの人材はそこまで豊富ではない。」という東京世代の事情を考えると左SBが主戦場となる可能性がある。柏でもCBでプレーする機会が多くなっているが左SBでプレーするときもある。2位はDF初瀬(G大阪)。右SBでもプレーできるが本職は左SB。すでにG大阪のトップチームで出場機会を得ている。
3位はDFタビナス・ジェファーソン(桐光学園高)。父親がガーナ人で、母親がフィリピン人というDFタビナス・ジェファーソンは現段階では日本国籍を持っていないので年代別の日本代表でプレーすることはできないがFC東京・川崎F・磐田・C大阪・G大阪などJリーグの有力クラブが獲得に乗り出している逸材。182センチのサイズと恵まれた身体能力は魅力いっぱい。粗削りながら素材的には「超・一級品」と言える。
4位はDF浦田樹(千葉)。U-19日本代表に選出されており左足のキックに絶対の自信を持っている。ブラジル留学を経験している。5位のDF舩木翔(C大阪U-18)も同様に左足のキックのスペシャリスト。プレミアリーグでは左SBながらゴールを量産してWESTの得点ランキングの首位を走っている。6位は「00ジャパン」のメンバーであるDF桑原(福岡U-18)。サイズには恵まれていないが左足のキックに特徴のある。
表5. 東京五輪での活躍を期待する選手は誰ですか? (左SB編)
順位 | 名前 | 票数 | (%) |
1 | DF 中山雄太 (柏レイソル) | 38 | 23.5% |
2 | DF 初瀬亮 (ガンバ大阪) | 35 | 21.6% |
3 | DF タビナス・ジェファーソン (桐光学園高) | 22 | 13.6% |
4 | DF 浦田樹 (ジェフ千葉) | 17 | 10.5% |
5 | DF 舩木翔 (セレッソ大阪U-18) | 10 | 6.2% |
6 | DF 桑原海人 (アビスパ福岡U-18) | 8 | 4.9% |
7 | MF 坂井大将 (大分トリニータ) | 6 | 3.7% |
7 | DF 杉岡大暉 (市立船橋高) | 6 | 3.7% |
7 | DF 森下怜哉 (セレッソ大阪U-18) | 6 | 3.7% |
7 | 上記以外の左サイドバック | 6 | 3.7% |
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