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【東京五輪】「五輪代表に招集されたら面白いのでは？」と思う選手を20名だけ選んでみた。 (下) | | |　

11人目： FW 櫻川ソロモン (ジェフ千葉)

→　粗削りなところはあるが大きな可能性を秘めた190センチの大型ストライカーである。5節の金沢戦(A)で初出場を果たすといきなりゴールゲット。鮮烈なデビューを飾った。190センチ/86キロの恵まれた体格を生かした空中戦でJ2のCBを困らせており、以後、安定して出場機会を得ている。2001年生まれなのでパリ世代になるが東京世代はCFの層が薄いことを考えると「飛び級での五輪出場」は十分に考えられる。

12人目： FW 唐山翔自 (ガンバ大阪)

→　2002年生まれなので「パリ世代」になる。飛び級で五輪に出場した選手は日本ではMF中田英、DF松田直、MF香川、FW平山の4人のみ。よほどでない限りは難しい。今回の東京五輪はMF久保建の飛び級での選出が有力視されるがストライカーのFW唐山にもチャンスはある。とにかく点の取れる選手である。風貌や佇まいから凄みはあまり感じられないが年代別代表でもG大阪U-23でもゴールを量産している。

13人目： MF 西川潤 (セレッソ大阪)

→　同じ2002年生まれのMF西川潤も同様。延期されたことで「飛び級での五輪出場」のチャンスが出てきた。怪我の影響で出遅れていたがルヴァン杯の浦和戦(H)では決勝ゴールをアシスト。柏戦(A)では鮮やかなループシュートでプロ初ゴールをゲットした。海外移籍の噂は絶えず流れているが180センチと日本人のアタッカーとしてはサイズに恵まれており、スケール感や潜在能力は半端ないレベルである。

14人目： FW 町野修斗 (ギラヴァンツ北九州)

→　2019年はJ3で30試合で8ゴール3アシストを記録。J3優勝に大きく貢献したが初挑戦となるJ2でさらに結果を残しており、10試合で5ゴール6アシストを記録している。彼が出場した試合は9勝1敗。破竹の9連勝の立役者の1人に挙げられる。周りを使うプレーの巧みさは特筆すべきものがある。先のとおり、6アシストを記録しているが「ラストパスの本数」も26本。90分あたりのラストパスの本数は驚異の3.10本。

15人目： MF 山下諒也 (東京ヴェルディ)

→　開幕前の練習試合では大差で敗れる試合が続いて不安視された東京Vだったがコロナでリーグ戦が延期になったことはプラスに作用したようだ。6勝4敗5分けで6位まで浮上してきたがパスサッカーの東京VでアクセントになっているのはスピードのあるMF山下諒である。練習生から契約を勝ち取ったが絶対的なスピードを持っている。プレーが一本調子なところはあるが活きのいいプレーを見せる期待の星である。

16人目： MF 中島元彦 (アルビレックス新潟)

→　C大阪で出場機会に恵まれずに夏にJ2の新潟に期限付き移籍したが8節から8試合連続でスタメン出場中。アルベルト監督の信頼を勝ち取って主力としてプレーしている。本職は2列目になるがボランチでもプレー可能。むしろ、C大阪U-23や新潟ではボランチで起用されるケースが多くなっている。右足の強烈なミドルシュートと闘志あふれるプレーが魅力となる。フォワードでもプレー可能な万能型である。

17人目： MF 渡井理己 (徳島ヴォルティス)

→　怪我明けということが関係したのか、再開当初は控えだったがここ最近はスタメン出場がほとんど。14試合で4ゴール2アシストを記録している。静学仕込みのテクニックが最大の武器になるが決定力が高まって数字を残せる選手になった。昨シーズンも29試合で6ゴール4アシストを記録した。技術に対して絶対的な自信があるのでゴール前でも落ち着いてプレーできる。今シーズンから「10番」を背負っている。

18人目： MF 大谷駿斗 (カターレ富山)

→　今シーズンはここまで9試合で1ゴールのみ。期待に応える活躍は出来ていないが昨シーズンはプロ1年目ながら22試合で9ゴール2アシストを記録した。途中まではなかなか活躍できずにラスト13試合で9ゴール2アシストを記録した。J3でプレーする選手が年代別代表に呼ばれるのはかなり難しいが、今、J3でプレーしている選手の中では「最も将来性の高い選手の1人」である。1997年の早生まれになる。

19人目： MF 藤本寛也 (ジル・ヴィセンテ)

→　8月に欧州に渡ったMF藤本寛は怪我の影響で長期離脱していた。昨年の8月に「右膝前十字靭帯損傷及び半月板損傷で全治約8カ月」と診断されているので予定通りに五輪が行われていたらメンバーに入るのはほぼ無理だった。延期になったことでチャンスが膨らんだ選手と言える。ポルトガル1部で出場機会を得るのは簡単なことではないがある程度のチャンスが与えられたら五輪代表でもテストされるはず。

20人目： FW 高澤優也 (大分トリニータ)

→　同じく1997年の早生まれになる。2019年はJ3の群馬で27試合で17ゴール4アシストを記録。J2復帰の立役者になった。わずか1年でJ1の大分に個人昇格を果たしたがJ1でもすでに3ゴールを記録するなど奮闘している。大学在学中から五輪代表に選ばれるのはなかなか難しいことを考えると大卒でJリーグになった選手にとっては「コロナでの1年延期」はありがたい。アピールできるチャンスが格段に増えた。

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