GK 東口順昭 (ガンバ大阪) ・・・ 6.0
→ アジア杯のときは怪我の影響もあって23人の中で、唯一、出場機会がなかった。GK中村航(柏)が復帰してさらに競争が激しくなった中、先発のチャンスを掴んだ。大きなアピールをしたかったがPKの場面は残念だった。FWファルカオのシュートコースは甘かったので十分に対応できるシュートだったが止めることは出来ず。フィードの部分は安定しており、出来としてはまずまずだったので悔やまれるプレーになった。
DF 室屋成 (FC東京) ・・・ 6.5
→ DF酒井宏が招集されなかったのでアピールの大きなチャンスだったが良いプレーを見せた。特に前半は積極的な攻撃参加で何度もチャンスに絡んだ。高い位置に上がったときに落ち着いてプレーできるのは彼の大きな武器と言える。プレッシャーをかけられても動じることなく味方にパスを繋ぐことが出来る。MF堂安やMF南野との関係性は良かった。不動の存在だったDF酒井宏の地位を脅かしつつある。
DF 冨安健洋 (シントトロイデン) 6.5
→ 後半18分に献上したPKは痛恨だった。守備の堅いコロンビアに先制ゴールを許すと試合は難しくなる。後ろに手を回してPKを取られないような対応をしていたが肘あたりにボールが当たったようだ。本人が抗議していた通り、昨今の判定基準だと「No Hand」になる可能性の高いプレーだったがVARは導入されていないので当然そのまま。悔しいシーンになったがポテンシャルの高さを見せるシーンは多かった。
DF 昌子源 (トゥールーズ) 6.0
→ ベルギー戦以来の代表戦になった。DF冨安が急成長しているのでDF昌子と言えどもレギュラーを確約されているわけではないが落ち着いたプレーを見せた。フランスで揉まれてCBとしてさらにレベルアップしているところを久々の日本での試合で見せつけた。DF冨安と組むのは初めてだったと思うが関係性は良かった。キャプテンのDF吉田を加えた3人のポジション争いは相当にハイレベルである。
DF 佐々木翔 (サンフレッチェ広島) 6.5
→ DF長友が不在ということもあって左SBでスタメン出場。マッチアップする機会が多かったMFビジャに振り切られる場面もあったが粘り強い守備を見せてサイドを安定させた。持ち味の1つであるビルドアップのところもソツなくこなした。もう1つの武器である空中戦もしっかりと対応。出来としてはなかなか良かったと言える。日本の左サイドを狙ってきた後半は仕事量が増えたが何とか対応することが出来た。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) 6.5
→ 所属クラブでは出場機会に恵まれずに苦しんでいるが森保監督の信頼は厚い。経験豊富な選手が揃って招集されなかったこともあってキャプテンマークを巻いてプレー。チームを引っ張ることが期待されたが出来としてはかなり良かった。後半21分には相手のカウンターの場面で懸命に戻ってナイスクリア。不用意なミスもほとんどなかった。攻守に安定したプレーを見せて中盤の要になった。
MF 山口蛍 (ヴィッセル神戸) 5.5
→ 同じくベルギー戦以来の代表戦となった。オフにC大阪から神戸に電撃移籍してリージョ監督のサッカーを学んでいる最中になるがMF柴崎岳との関係性はまずまず良かった。狙いを持った守備でボールを奪うシーンが前半の立ち上がりは多かった。ただ、その後はなかなか中盤で効果的なボール奪取はできなくなった。繋ぎのパスは安定していたが持ち味を出し切れたとは言えないだろう。
MF 堂安律 (フローニンゲン) 6.0
→ 前半はチャンスシーンに絡んでくる場面が多かった。DF室屋やMF南野との関係性も良好。かなりの存在感を発揮したが後半になるとあまり目立たなくなった。前半にいくつか左足でシュートを放っているが枠を捉えることが出来ないシュートもいくつかあった。得意の左足の精度の高さには定評があるがミドルシュートの精度をもう少し高めたい。ここ数試合、代表で結果が出ていないのでアピールしたかった。
MF 南野拓実 (ザルツブルク) 5.0
→ MF香川が代表に復帰してきたが引き続いてトップ下で起用された。初スタメンとなったFW鈴木武蔵は手倉森JAPANのときのチームメイトになる。94ジャパンでも一緒にプレーしているので連携面では大きな問題はなかった。1トップのFW鈴木武蔵との距離感は悪くなかったがこの日はいつもの試合と比べるとキレがなかった。前半10分に惜しいシュートを放ったがボールを失うシーンも少なくなかった。
MF 中島翔哉 (アルドゥハイル) 7.0
→ 1月のアジア杯は怪我のため欠場。昨秋以来の代表戦になったが存在感は抜群だった。新・ビッグ3とも呼ばれているが現状はMF中島翔が頭1つ抜け出た存在になっている。FW大迫とともに欠かせない戦力になっている。前半のパフォーマンスは圧巻だった。対応された後半は守備の負担が大きくなって持ち味を出しにくくなったがそれでも惜しいシーンをいくつか作った。スペシャルな選手になりつつある。
FW 鈴木武蔵 (コンサドーレ札幌) ・・・ 5.5
→ J1で好調を持続してついに初代表となった。いきなりのスタメン出場となったが前半はまずまずボールに触ってしっかりと起点になった。相手の強力なCBを相手にしっかりとしたプレーが出来た。惜しかったのは前半37分のヘディングシュートになる。MF中島翔からいいクロスが入ってきたので最低でも枠に飛ばしたかった。後半になるとボールを受ける回数が減った。まあまあの代表デビュー戦になった。
MF 香川真司 (ベシクタシュ) ・・・ 5.5
→ トルコで復活を果たして久々に代表に復帰してきた。名前が呼ばれたときは大きな声援が送られたが交代の準備をしている最中にPKを献上して失点。0対0の状況で投入したかった。トップ下でプレーして繋ぎ役としては大きなミスもなく無難にプレーしたが最終局面でボールが足につかなかったり、味方との呼吸が合わないシーンがいくつかあった。大きな期待が集まっていたが大きな見せ場は無かった。
MF 乾貴士 (アラベス) ・・・ 6.0
→ 新天地でアラベスで好調を持続中。クラブでは右サイドでプレーしているが代表でも同じ右サイドでプレーした。ビハインドの状況で投入されたが試合勘を失っていてコンディションがあまり良くなかったアジア杯の時と比べるとはるかに体は切れており、効果的なプレーをいくつか見せた。当落線上にいる選手の1人になるが短いプレー時間でもインパクトを残せる選手なのでスーパーサブとしても効果的である。
MF 小林祐希 (ヘーレンフェーン) 6.5
→ ここ最近は代表から遠ざかっており、1年5か月ぶりの代表戦となった。1点を追う状況でMF山口蛍(神戸)との交代で登場したが頻繁にボールに触ってリズムを作った。ゴール前に上がっていってテクニカルなシュートを放つなど長い時間プレーすることは出来なかったがインパクトを残した。おそらく、次のボリビア戦はWボランチの一角でスタメン起用されるだろう。代表に生き残るためには重要な試合になる。
FW 鎌田大地 (シントトロイデン) 5.5
→ 1トップの位置に移っていたFW南野に代わって登場。そのまま1トップの位置でプレーした。後半45分にはMF小林祐のパスから抜け出してシュートを放ったがオフサイドの判定。ギリギリのプレーだった。惜しいシーンだったが目立ったのはこのシーンくらいだった。1トップ向きの選手ではないことを考えると最前線で良さを出すのはなかなか難しいか。中盤でプレーした方が良さを出しやすいのは間違いない。
DF 安西幸輝 (鹿島アントラーズ) なし
→ 終了間際にDF佐々木翔(広島)に代わって出場。そのまま左SBでプレーした。CKを獲得する場面もあったので見せ場は作ったがゴールが必要な状況。もう少し早いタイミングで投入しても良かった。
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