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玩物草子―スプーンから薪ストーブまで、心地良いデザインに囲まれた暮らし/柏木博

近代のデザインを中心にデザイン史を研究している柏木博さんの『玩物草子―スプーンから薪ストーブまで、心地良いデザインに囲まれた暮らし』を読んでいると、結局、デザインの仕事にかかわっている人というのは、モノが好きな人なんだろうなと感じます。 敬意をふくんだ愛情をモノに対してもてるほど、デザインの仕事が好きになるのではないか、と。 気に入ったものを購入したら、それを手入れすることも楽しいものです。道具は、それを用いたらもとの位置に戻したり手入れしたりすることもふくめて、すべてが使う行為なのです。 柏木博『玩物草子』 「モノが好き」というのは、クルマとかデジタル家電(デジもの)とか、そういう特定のモノが好きというのとはちょっと違う気がしています。

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