■ 初のJ3降格が決まったロアッソ熊本ロアッソ熊本は2008年からずっとJ2で戦ってきたが2018年のJ2で21位になってJ3降格となった。2019年はクラブ史上初となるJ3での戦いが待っているが結構な数の主力が流出する可能性が高い。過去を振り返ってみてもJ2からJ3に降格したクラブは草刈り場になりやすい。J2でプレーすることに抵抗感を感じる選手は以前と比べると格段に減っているが、やはり、J3でプレーすることに抵抗感を感じる選手は多い。
今シーズンの熊本はリーグ最多となる79失点を喫するなど失点の多さに悩まされたが攻撃陣は健闘した。42試合で50得点を奪っているが49得点の山形、48得点の新潟・水戸・徳島よりも総得点は多かった。中盤から前目のポジションのタレント力は「J2の中でも真ん中程度」と言えたので余計に低迷から脱出することが出来ずに21位に終わったのは残念に感じる。やり方次第では自動降格を回避することは出来たと思う。
悔いの残るシーズンになってしまったがJ2で力を発揮した熊本の選手に興味を示すクラブは多くなると予想される。2桁ゴールを記録したFW安柄俊とFW皆川を引き止めるのはかなり難しいと考えられるがすでにMF田中達の流出が決定した。今シーズンは主に右Wで起用されたが42試合で9ゴール12アシスト。大活躍を見せた。J1のG大阪への移籍が早くから噂されていたが、その通り、J1のG大阪への個人昇格を果たした