■ FW豊田が抜けたサガン鳥栖J1に昇格して早くも7年目のシーズンとなる鳥栖は他の中位候補のG大阪・広島・FC東京・横浜FM・名古屋とは少し異なる。予想順位を平均すると同じくらいになるが9位・10位・11位あたりに予想する人が多い一方で4位や5位や6位ならびに14位や15位や16位に予想する人は少ない。つまり、上位に予想する人も少ないが下位に予想する人も少ない。10位前後の予想が多くなっており、良くも悪くも安定していると言える。
今オフの補強は若手中心となった。五輪代表で活躍した18才のFW田川もいるのでフレッシュな顔ぶれになりつつあるが心配される大エースのFW豊田(蔚山現代)が抜けた影響は大きくないと想像できる。ずっと鳥栖の顔としてチームを引っ張ってきたが2017年は28試合で5ゴール。7月以降は殆どの試合がベンチスタートだった。10節以降はわずかに1ゴール。FWイバルボならびにFW田川が優先されるようになった。
長身フォワードのFW豊田がベンチに控えていると相手は警戒するが途中出場で存在感を発揮できた試合も少なかった。使い道が見つからずにフィッカデンティ監督は苦労していたので双方にとって「いい移籍」になる可能性は高い。心配されるのは鳥栖の中では突出した人気を誇る看板選手だったので動員面などでマイナスの影響をもたらす可能性が高い点である。「FW豊田を観たい。」という人はとにかく多かった。