30位 : FW 渡大生 (徳島ヴォルティス→サンフレッチェ広島)→ J2の徳島で23ゴールを記録して個人昇格を果たした。PKでのゴールは1つもなかったので23ゴールの価値は高い。過去を振り返ってみても「J2で20ゴール以上を記録したストライカー」は高確率でJ1でも通用している。もっと言うと、J1でもトップクラスのストライカーとして目立った活躍を見せているのでFW渡にかかる期待も大きい。まずはポジションを確保して試合に出続けることが大事になってくる。
29位 : DF 片山瑛一 (ファジアーノ岡山→セレッソ大阪)→ ボランチを除く全てのポジションでプレー可能なオールラウンドな選手であるがC大阪ではSBがメインになりそうだ。「DF松田陸ならびにDF丸橋の控え」という立ち位置になる可能性が高いが必殺のロングスローを持っているので点が欲しい時間帯にSBとの交代で投入されると大きな武器になる可能性大。中央にFW杉本健、FWヤン・ドンヒョン、MF山村和、DFヨニッチが待っていればゴールへの期待感は膨らむ。
28位 : MF 矢島慎也 (浦和レッズ→ガンバ大阪)→ 2015年と2016年はJ2の岡山でプレーしたが攻守の要として大車輪の活躍を見せた。2016年は6位と躍進してJ1初昇格まであと一歩に迫った岡山を引っ張った。大きな期待を受けて浦和に復帰したが11試合で1ゴールに終わった。MF長澤の台頭やMF山田直の復帰に押し出される形になったが争奪戦の末にG大阪への移籍を決断した。MF井手口が抜けてボランチが不安視されているのでチャンスはありそうだ。
27位 : GK 徳重健太 (ヴィッセル神戸→V・ファーレン長崎)→ 韓国代表の正キーパーであるGKキム・スンギュが加入した影響でここ2年間はほとんど出場機会が無かった。2014年と2015年も出場機会が限られたのでここ4年間はあまりプレーできていないがサイズがあって安定感のあるハイスペックなキーパーである。GK増田が正キーパーとしてJ1昇格に大きく貢献したが経験値や実力ではGK徳重の方が上となる。この2人のポジション争いは非常に面白い。
26位 : MF 名倉巧 (FC琉球→V・ファーレン長崎)→ 国学院久我山高時代からテクニシャンとして有名だったがJ3のFC琉球でも高度なテクニックをいかんなく発揮した。小柄な選手なのでフィジカル勝負になると厳しいがクレバーさを持っているので簡単には潰されない。高卒1年目から大きなインパクトを残したので「今オフの個人昇格はありえる。」と思っていたがまさかの2段階昇格。J1に昇格した長崎が移籍先になるとは予想できなかった。サプライズ移籍だった。
25位 :MF 瀬川祐輔 (大宮アルディージャ→柏レイソル)→ 1年限りで群馬を離れて大宮に移籍した。活躍が期待されたが大宮では16試合で2ゴール0アシストのみ。期待を大きく裏切ったが潜在能力の高さを買った柏が獲得に乗り出した。柏への移籍が決まった時の「チャンスがある限りJ1で戦いたい。」という移籍理由はある意味では正直で、ある意味では潔いコメントである。大宮では力を出し切れなかったが能力的には十分にJ1でもやれるだけの物を持っている。
24位 : MF ミキッチ (サンフレッチェ広島→湘南ベルマーレ)→ 外国人枠の問題もあって2017年の後半戦はほとんど出場機会がなかったがそれでも「90分あたりのドリブル数」と「90分あたりのクロス数」はいずれもJ1屈指の数字を残している。依然としてサイドアタッカーとしてはJ1屈指の実力を持っていると考えられる。広島時代と同様に右WBで起用されると思うがサイド攻撃の威力は確実に増す。豊富な経験値を持っているので若手にも好影響をもたらすだろう。
23位 : MF 高橋秀人 (ヴィッセル神戸→サガン鳥栖)→ 昨オフにFC東京から神戸に移籍したがわずか1年で神戸を離れて鳥栖に移籍することになった。再び、フィッカデンティ監督の元でプレーすることになったがFC東京時代のフィッカデンティ監督はMF高橋秀を重宝した時期があった。CBでもプレーできる選手なので手詰まりを起こしたときにMF高橋秀のポジションを変えて打開を試みるケースは多かった。どういう起用法になるにせよ、貴重な戦力になるだろう。
22位 : MF ギレルメ (パイサンドゥSC→ジュビロ磐田)→ 6位と躍進した磐田だったがドリブル数が17位、クロス数が16位。どちらもリーグ最少レベルだった。MF中村俊が加入してセットプレーからゴールを奪うシーンが増えたが流れの中でチャンスを作る場面は決して多くなかった。サイド攻撃に物足りなさを感じたので攻撃力のあるMFギレルメ(パイサンドゥSC)の補強は弱点を補う効果的な補強になり得る。守備力がどの程度なのか?が大きな注目点になる。
21位 : DF 安西幸輝 (東京ヴェルディ→鹿島アントラーズ)→ 2017年はドリブル数とクロス数がJ2最多。攻撃的なポジションで起用されることが多かったが5位躍進の原動力になった。「個人昇格の可能性は高い。」と見られていたが鹿島がゲットした。得意なポジションである右SBはDF西大伍がいて、DF伊東幸がいて、DF内田篤が復帰してきたので「Jリーグ史上でも屈指」と言える超ハイレベルなポジション争いが待っている。名門クラブでどこまで存在感を発揮できるか。
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