ヴァンフォーレ甲府 ・・・ A-→ 2ndステージの6節が終了した時点で15位。残留圏ギリギリの甲府はエースのMFクリスティアーノを柏に引き抜かれてしまった。「攻撃に関してはMFクリスティアーノ頼み」と言っても過言ではないほどチーム内におけるウエイトの高い選手だったので大きなマイナスと言えたが、代役として獲得したFWドゥドゥが活躍中。ここまで3試合で2ゴール。新エースとして期待どおりか、それ以上の働きを見せている。
FWドゥドゥは1トップの位置に入っている。ドリブルを得意とするアタッカー系の選手なので「3-4-2-1」の布陣で考えるとシャドーの位置が最適なポジションだと思うが意外とタフさもある。さっそくエース級の働きを見せているので相手チームのマークは激しいが、ハードな守備に負けることなくボールをキープして攻撃の起点になっている。ファールを獲得する回数も多くて大きな存在感を発揮している。
今夏の選手の入れ替えは全て外国人選手なので極端なことになっているが、怪我人が多くてやり繰りで苦労していたボランチはベテランのMFマルキーニョス・パラナを復帰させた。3度目の甲府入りで、昨シーズンに続いて2度目となるシーズン途中での再獲得となるので「異例の事態」と言えるが甲府のスタイルを完全に熟知している選手なので「即戦力となること」が絶対条件となる緊急補強として最適である。
さらには元エースのFWダヴィの復帰も決まった。2012年に32得点を挙げてJ2の得点王に輝くと同時にチームを再昇格させたヒーローなのでサポーターのテンションの上がる補強と言える。太りやすい体質なのでコンディション面が心配されるが練習に参加させた上で再獲得を決めているので問題は少ないはず。点の取り方を良く知っている選手なので途中出場でピッチに登場すると期待は持てる。いい補強と言える。