■ 「J2ライセンス」を取得元北朝鮮代表の金鍾成監督が就任して2年目となるFC琉球は9月末にクラブ初となる「J2ライセンス」を取得することができた。クラブとして大きく前進して夢のJ2昇格へ「あとは選手たちが頑張るだけ。」という状況になったが、27節を終えた時点で10勝7敗9分けで勝ち点「39」。7位とまずまずの成績を残しているが自動昇格圏となる2位の沼津との差は「8」。ここからは1つの取りこぼしも許されない状況である。
今シーズンのFC琉球は安定した戦いを見せているが2連勝が2回、2連敗が1回。連敗がほとんど無い点は評価できるが連勝も少ない。引き分けの数がリーグ最多タイの9試合と勝ちきれない試合が多くなっているが特徴であるが細かいパスをつないでコンビネーションからチャンスを作るサッカーは2年目に突入して進化を遂げている。「J3のクラブの中で見ていて面白いサッカーをするチームの代表格」に挙げられる。
「失点をしないこと」に主眼を置いた戦いを選択するチームが多いJ3の中では明らかに異質なチームである。金鍾成監督は「3対1で勝つサッカーが理想」とコメントしているが魅力的なサッカーに魅了されて県内のサポーターは着実に増えている。ホーム戦の観客動員数は2016年が1,561人で、2017年はここまで2,751人。前年比で176.23%増なので「観客動員数は激増している。」と言っても過言ではない。