大宮アルディージャ A+in
FW マルセロ・トスカーノ (済州ユナイテッド)
MF カウエ・セシリオ (モレイレンセFC)
DF キム・ドンス (ハンブルガーSV Ⅱ)
out
FW ムルジャ (→湘南ベルマーレ)
FW 藤沼拓夢 (→栃木SC) ・・・ 育成型期限付き移籍→ 飛躍が期待された大宮だったが開幕から8試合勝ちなし。13節の柏戦(A)で敗れた後、渋谷監督が解任されて伊藤彰監督が就任したが監督交代後は5試合で2勝1敗2分けとまずまず。直近の18節の札幌戦(H)で2対0とリードしながら2対2の同点に追いつかれたのは痛恨だったが15節は新潟、16節は広島にいずれもアウェイで勝利。残留争いをしているライバルを相手にアウェイで勝利できたのは大きかった。
伊藤彰監督になってから「4-1-4-1」を採用するようになったがチーム状態は明らかに良くなっている。スムーズなサッカーができるようになってきており、残留争いに巻き込まれている甲府・札幌・大宮・広島・新潟の5チームの中では最も状態の良いチームと言える。ここから大宮が一気に勝ち点を積み上げて早々に残留争いのグループから抜け出すことは十分に考えられるが夏の移籍市場でも良い補強ができている。
J1復帰後は期待に応える働きが出来ていなかったFWムルジャ(→湘南)を放出。若手のFW藤沼(栃木SC)を下部リーグに貸し出すことになったが、その一方でKリーグで実績を積み上げたFWマルセロ・トスカーノ(済州U)とブラジル人のMFカウエ・セシリオ(モレイレンセ)とDFキム・ドンス(ハンブルガーSV Ⅱ)の3人を獲得。中でもFWマルセロ・トスカーノとMFカウエ・セシリオの2人は相当にハイレベルな選手である。
動画を見る限りではFWマルセロ・トスカーノは万能型のストライカーである。基本的にはボックス内で勝負するタイプのCFで、184センチの高さを生かした空中戦が大きな武器となるが、それに加えて右足のキックの精度が非常に高くてチャンスメーカーとしても機能する。FW江坂は1トップの位置で起用されるようになってから勝負所でゴールを決めてチームを助けているので2人のポジション争いは興味深い。
MFカウエ・セシリオは攻守両面でチームに貢献するタイプのボランチであるが、「4-1-4-1」のインサイドハーフで起用される可能性が高い。186センチ/84キロというサイズを生かしたボール奪取力が最大のウリだと思うがドリブルでボールを前に持ち運ぶ推進力があってラストパスのセンスもある。FWマルセロ・トスカーノとMFカウエ・セシリオを獲得した大宮はJ1の18クラブの中で最も充実した補強ができている。
柏レイソル A-in
MF キム・ボギョン (全北現代)
out
MF 安西海斗 (→モンテディオ山形) ・・・ 育成型期限付き移籍→ 開幕から6試合は2勝4敗。やや出遅れたが7節から怒涛の8連勝。一気に勝ち点を積み上げて首位に立った。前半戦のJ1の優勝争いをリードしたが、17節は鹿島、18節はC大阪にいずれも逆転で敗れた。上位対決で連敗したことで順位は4位まで後退。このまま優勝争いに踏みとどまることが出来るのか?ズルズルと後退するのか?の瀬戸際を迎えているがここまでは若手中心のいい戦いが出来ている。
GK中村航、DF中谷、DF中山雄、DF小池純、MF手塚など20代前半から中盤の選手が多いので「ノビシロの大きい選手」がたくさんいる。彼らの多くは前半戦で着実に経験値を積んでサッカー選手としてレベルアップしているが、残りのリーグ戦でさらにいい経験を積んでワンランクもツーランクもレベルアップする可能性を秘めている。上位チームの中で「ノビシロの大きさ」という点では柏が1番上と言える。
これだけチームとして結果が出ているので夏の移籍市場で積極的な動きを見せる必要性は全くないがこれまでに決まったのはMFキム・ボギョン(全北現代)の加入とMF安西海(→山形)の育成型期限付き移籍の2件。ユース出身で2年目のMF安西海はJ1のリーグ戦で出場機会を得ることはできなかったが育成型期限付き移籍なので新天地の山形ではすでにベンチ入りを果たしている。山形でいい経験を積むことが期待される。
補強の目玉と言えるMFキム・ボギョンは今さら言うまでもない話であるがクルピ監督時代のC大阪で活躍した韓国代表プレーヤーである。欧州移籍後は伸び悩んでいる印象もあるが、当時はドリブルが出来て、パスが出せて、シュート力があって、運動量も多くて、守備力も高い万能型のアタッカーだった。柏の中盤はボランチも2列目も良い選手がたくさんいるが、中盤の要になっても不思議はない実力者である。
MFキム・ボギョンのベストポジションは右SHだと思うがトップ下や左SHでもプレー可能。ボランチの位置でも問題なくプレーできるだろう。今シーズンの柏はゲームメーカー系のボランチが不足しており、MF手塚以外にゲームをコントロールできる選手がいない点が柏の弱点だったがMFキム・ボギョンの加入で不安が解消される可能性がある。ピンポイント補強ではあるが「非常に良い補強が出来た。」と言える。
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