ミッドフィールダー ・山崎亮平 (磐田)
・山本康裕 (磐田)
・清武弘嗣 (C大阪)
・村松大輔 (清水)
・水沼宏太 (鳥栖)
・大津祐樹 (ボルシアMG)
・齋藤学 (横浜FM)
・東慶悟 (大宮)
・山口螢 (C大阪)
・米本拓司 (FC東京)
・原口元気 (浦和)
・茨田陽生 (柏)
・扇原貴宏 (C大阪)
・宇佐美貴史 (ホッフェンハイム)
・高木善朗 (ユトレヒト)
・宮市亮 (アーセナル)
→ 中盤は11人が選出されているが、フォワード登録のMF山崎(磐田)、MF大津(ボルシアMG)、MF斉藤学(横浜FM)、MF原口(浦和)、MF宮市(アーセナル)も、中盤に組み込むのが自然なので、合計16人の中から、絞り込みの作業をする必要がある。「7枠」が有力であるが、「6枠」や「8枠」になる可能性もある。
まず、ボランチのポジションは、OA枠が使われなかったので、MF山口螢(C大阪)とMF扇原(C大阪)の二人のメンバー入りは、確実となった。ともに、現在は、本調子とは言えないが、本大会では軸にならなくてはいけない選手である。
他にボランチは、MF山本康(磐田)、MF村松(清水)、MF米本(FC東京)の3人が選出されており、ディフェンダー登録のDF山村も、ボランチでプレーできる。MF茨田(柏)については、所属の柏ではボランチでプレーすることが多いが、五輪代表のボランチに求められるタイプとは少し違うので、2列目の候補と言えるだろう。
MF山本康、MF村松、MF米本の中で、苦しい立場にあるのは、コンディションが万全ではないMF米本で、彼の場合は、ボランチしかできない点も、ネックとなる。ただ、そういったことを承知の上で、35人の中に選んできたので、関塚監督も彼の完全復活を期待しているのだろう。18人枠に入るのは、難しいと思うが、35名の中に選出されたことは、モチベーションにつながるだろう。
現実的には、本大会では、守備を重視したサッカーにならざる得ないので、ボランチの3枠目は、スピードが持ち味のMF村松が有力といえる。今シーズン、清水ではアンカーとして目覚ましい働きを見せているが、もともとはセンターバックで、右SBでもプレーできる。
MF村松と枠を争う形になっているMF山本康も、今シーズン、大きく飛躍した選手の一人である。彼もボランチだけでなく、右SBや攻撃的MFでプレーできることがアピールポイントで、攻撃力の高さが魅力である。現状では、MF村松か、MF山本康のどちらかが18人枠に入ってくると思うが、DF山村がディフェンス登録で選出された場合は、両者ともに落選することも考えられる。
一方、2列目は、MF香川(ドルトムント)が招集されず、OAも使われなかったので、これまで起用されてきた選手が中心となる。中盤が「7枠」と想定すると、MF山口螢、MF扇原、MF村松 or MF山本康で「3枠」が埋まるので、2列目は「4枠」となる。多彩な顔ぶれの中で、確実と言えるのは、ニュルンベルクへの移籍が決定しているMF清武(C大阪)で、MF大津(ボルシアMG)も、ほぼ確実と言える。
2列目に関しては、フォワードの枠数や人選は、無視できない要素である。フォワード登録で選出される可能性の高いFW大迫やFW永井は、サイドハーフでもプレーできるので、彼らもライバルとなるが、とりあえず、2列目が「4枠」と想定すると、残りは「2枠」で、MF水沼、MF東、MF茨田、MF山崎、MF斉藤学、MF原口、MF宇佐美、MF高木善、MF宮市で争う形になる。ただ、実力的には、大差はないので、誰が入ってきても不思議はない。
とはいっても、これまでの実績を重視するのであれば、MF東(大宮)は最有力である。攻撃の要のMF清武とは、大分ユース時代から一緒にプレーしてきたので、相性もいい。9人の中で、タイプ的には、MF東、MF高木善、MF茨田の3人が、パスで味方を操ることのできる選手なので、この3人の中から、誰か一人は、選出されるだろう。現状では、前述のとおり、MF東が有力だが、トゥーロンでは、MF高木善(ユトレヒト)がアピールに成功した。MF高木善はプレイスキッカーとしても期待できるので、MF東を蹴落とす可能性もある。
サイドプレーヤーでは、同じくトゥーロンで結果を残したMF齋藤学とMF宇佐美が、メンバー入りにもっとも近い立場にある。ただ、MF清武、MF大津、MF東(or MF高木善)で3枠が埋まってしまうので、両者とも選出しようとすると、フォワードの枠を削らないと、定員オーバーになる。最大の激戦区なので、誰が選出されるのか、大きな注目といえる。
フォワード ・永井謙佑 (名古屋)
・大迫勇也 (鹿島)
・指宿洋史 (セビージャ)
・杉本健勇 (東京V)
→ フォワードでも、OA枠を使う可能性があったが、結局は、使われなかった。したがって、本大会でも、FW大迫(鹿島)とFW永井(名古屋)が中心となるだろう。フォワードの枠は「3枠」が有力なので、最後のイスは、FW指宿とFW杉本の争いとなるが、現状では、トゥーロンで結果を残したFW指宿が選出される可能性が高いといえる。
とはいっても、FW大迫にしても、FW永井にしても、アジア最終予選では、絶対的な存在になれなかったので、「当確」とは言い切れない。「有力」ではあるが、落選となっても、不思議はない。また、MF大津が1トップでもプレーできるので、最終的に、フォワード登録が、二人だけになる可能性もある。
本大会では、まず間違いなく、「どうしても点が欲しい。」という場面がやってくると思うので、FW指宿という選手は、交代カードとしては魅力的だが、長丁場の戦いになると、怪我人や出場停止のリスクが生じるので、守備的なポジションに人数を割かざる得ない。いかにして、バランスを保つのか、関塚監督のウデの見せ所といえる。
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