芦辺拓(あしべ たく)とは、日本の零細探偵小説家(自称)。1958年生まれ。
1990年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。それ以前に、1986年に「異類五種」で第2回幻想文学新人賞の佳作を受賞している。
2022年、『大鞠家殺人事件』で第75回日本推理作家協会賞&第22回本格ミステリ大賞をダブル受賞。推協賞はデビュー33年目にして初候補で受賞。本格ミステリ大賞では過去5回候補になって(第2回『グラン・ギニョール城』、第5回『紅楼夢の殺人』、第9回『裁判員法廷』、第11回『綺想宮殺人事件』、第13回『スチームオペラ』)落選しており、6回目でようやく受賞となった。
基本的には現実ベースの事件に挑むがときどき時代を遡ったり次元を超えたり異世界に行ったりしてしまう弁護士探偵・森江春策の活躍を描く《森江春策の事件簿》シリーズを中心に、様々な分野の博識に基づいた時代錯誤なほどにレトロで破天荒な本格ミステリを得意とする。『裁判員法廷』など、そこに社会派的なテーマを絡めた作品も多い。『真説ルパン対ホームズ』『明智小五郎対金田一耕助』のようなパスティーシュものでも知られる。
近年は年少読者へのミステリの紹介に尽力しており、シャーロック・ホームズを中心とした古典ミステリの児童向け翻訳や、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズのリライトなども手掛けている。
森江春策シリーズは「土曜ワイド劇場」で『弁護士・森江春策の事件』として数回ドラマ化されている。また『金田一耕助VS明智小五郎』が2013年にフジテレビでドラマ化された。
代表作はなかなかこれ一作!と決めにくいタイプだが、今挙げるなら根強い支持のある『紅楼夢の殺人』か、賞に恵まれた『大鞠家殺人事件』のどちらかになるだろうか。他に『時の誘拐』『十三番目の陪審員』『時の密室』『グラン・ギニョール城』『裁判員法廷』『綺想宮殺人事件』『スチームオペラ』『異次元の館の殺人』など。作品は絶版だったりなかなか文庫化されなかったりするものが多いので、試しに読んでみるなら新品でも手に入りやすい『大鞠家殺人事件』からどうぞ。
ニコニコ動画ではニコマスのプロデューサー「森江春策P」として活動している。詳しくは森江春策Pの項を参照。アイマスのみならず、ラブライブ!やAGC38にハマったりもしており、各界で平均年齢を押し上げている(本人談)。
★は森江春策シリーズ。赤太字は2024年11月現在新品で入手できるもの。
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5 ななしのよっしん
2017/01/06(金) 00:43:05 ID: HbohTPj7OZ
感想文という程の上等なもので無いんだが、スチームオペラを読んで
異世界(あるいはパラレル)を舞台にした推理のキモが見れて良かったよ。
蒸気機関が発展した世界から見れば、こちらの当たり前のモノが想像つかないのは当然の事だった。
6 ななしのよっしん
2017/07/24(月) 23:24:33 ID: NzeMLQfanh
この人の書くパスティーシュ大好きだ。
あと昭和の雰囲気も大好きだ。
つたない言葉になってしまってアレだけども。
怪人対名探偵のような冒険小説チックなのも、
ジュブナイルっぽいやつも書ける多芸な作家だよね。
レトロ感がいい。
7 ななしのよっしん
2021/11/22(月) 00:41:37 ID: 59Zqhwp3ZE
「書籍化打診絶対通らない」っていう理由でカクヨムでTSFスパイもの投稿していたの草
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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