結婚後、「何か形に残るものを創りたい」と考え、初めは脚本を書き始める。その理由は「道具を買い揃えたり、教室に行ったりしなくていいから」とのことだった。
2005年にBS-i新人脚本賞に佳作入選し、受賞式に出席。その際同席したテレビ局のプロデューサーにこれからの脚本家としての仕事の話を持ちかけるも「新人の地方在住者は現場にすぐ来られないので脚本家は難しい」と指摘された。その悔しさから「書くことで成功したい」という想いを強くし、後の本屋大賞受賞作である『告白』の第一章になる短編『聖職者』を書き上げる。『聖職者』は第29回小説推理新人賞を受賞した。そして2008年に『聖職者』から続く他5編を収録した長編『告白』を出版しデビュー。上述の通り2009年に本屋大賞を受賞した他、2008年度の週刊文春ミステリーベスト10で1位、このミステリーがすごい!では4位を獲得。2010年には中島哲也監督によって映画化され、2010年度日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、2020年現在も湊かなえの代表作として語られる作品となっている。
『告白』は「読んだらイヤな気持ちになるミステリー」の略である「イヤミス」と称され、続けて出版された『少女』『贖罪』も「イヤミス」と呼ばれたことから、メディアでは湊のことを真梨幸子、沼田まほかると並べて「イヤミスの女王」と呼ぶこともある。しかし他の著作である『花の鎖』『ブロードキャスト』などでは爽やかな一面も見せ、決して全てが「イヤミス」と称されるような作品ではない。特に『夜行観覧車』以降は「イヤミス」と呼ばれるような世界観から踏みだした、爽やかな世界観を重視した作品を多く上梓している。
その背景には「イヤミス」というイメージが定着してしまう事に抵抗を感じていたという理由があったようで、そのために2014年と2015年は『山女日記』『物語のおわり』『絶唱』と暖かい読後感の小説を執筆し続けていたとのこと。2020年現在に至っては後味の悪い作品の方がむしろ少ないのではないのだろうか。
作品においての評価は登場人物の性格と設定の緻密さ、綿密な心理描写に定評がある。本人は小説を書く前に、どんな脇役でも登場人物全員の履歴書を作成していると語っている。
数多くの作品が映像化されているが、2012年にはフジテレビ系列の連続ドラマ、『高校入試』の脚本を担当し、一番初めに志すも断念せざる得なかった脚本の仕事を務められる結果となった。『高校入試』は後に湊自身が改めて13作目の小説として書き下ろした。本人は「ドラマを小説にすることで、小説家として新たなステージへと立てた。今後は小説に専念したい」と語った。
デビュー作の『告白』が小説・映画共にとても高い評価を受け、かなり大きな存在になってしまったため、後の小説はどうしても『告白』と比べられてしまうことは多い。しかしファンの中では『少女』や『リバース』または『物語のおわり』など、別の小説をベストにあげる人も多く、興味を持った人は『告白』だけと言わず、他の小説を読んでみることを勧めたい。
第62~65回の江戸川乱歩賞の選考委員を務めた。また、自身が受賞した小説推理新人賞の選考委員を第42回から務める。
・「聖職者」の執筆期間は半月、そこから『告白』として完成させるまでは半年の期間を要したという。ちなみに「聖職者」を書き終えた瞬間に鼻血が出た、というエピソードがある。鼻血は映画版『告白』にて、とある印象的なシーンを作り上げるのだが、中島監督がこのエピソードを踏まえたのかは不明。
・小説の登場人物の中には経歴やエピソードなどで湊かなえ本人を彷彿とさせる人物が何人かいる。これに対し「この作者はどこまで自分のことを書いているのだろう、と読者を翻弄させてみたかった」と発言している。
・家庭科の教員免許を持っており、実際に非常勤講師として働いていた。また青年海外協力隊としてトンガに2年間派遣されていた経験があり、第17作目『絶唱』はトンガが舞台になる。
・いつでもどこでも小説が書けるように小さなノートパソコンを常に持参している。外出先での行列や遊園地のアトラクションの待ち時間に小説を書くこともあるという。
・第19作目の『ユートピア』で第29回山本周五郎賞を受賞した。第26回で『母性』、第28回で『絶唱』が候補作に挙がっていたがどちらも受賞は逃しており、3回目の候補でようやく受賞となった。
・2017年から2019年にかけて「デビュー10周年企画」と称し全国47都道府県でサイン会を開く「よんでミル?いってミル?」なる企画を行っていた。2007年に『聖職者』で賞を受賞し、2008年に『告白』でデビューしたため2年かけての「10周年企画」となったようだ。しかし多忙のためなかなか全都道府県をまわるのは難しかったようで2019年9月に最後となる中国地方でサイン会を開き、長期にわたる「デビュー10周年企画」を終えることとなる。
・エッセイによると、2018年、45歳にしてガンダムにハマったらしい。MISIAの楽曲『オルフェンズの涙』に感動し、そのままアニメを観たら物語にも感動してしまい、「沼」に浸かったようだ。文中では「年明けに新作が出せるかどうかの瀬戸際」と書いているので、もし新刊情報が遅くなった場合は「お察しください」という状態なのかもしれない...。(結果、その新刊となる『落日』は2019年9月の発売となった。ガンダムとの因果関係は不明)
・同じ小説家の有川浩と親交がある。 有川浩はブログで「湊かなえさんの作品は全て読んでいる」と前置きし、「最近の作品で一番好きだ」(ブログ更新時の最新作は『ユートピア』であった)と『物語のおわり』を紹介した。
・いくつかのテレビ番組では執筆中にガムを噛んでいる事をエピソードとして披露している。特に連載を掛け持ちしている時には執筆している小説によって噛むガムの味を変え「ガムの味で今書いている作品を自覚する」らしく、共演者から当時の最新作『物語のおわり』に噛んでいたガムの味を質問された際には「アップルミント」と即答していた。
・2作目の『少女』3作目の『贖罪』は『告白』の出版の際には8割方、既に書いており4作目の『Nのために』が小説家としてデビューして1から書き上げた初の作品となる。ちなみに数あるアルファベットの中からなぜ「N」をチョイスしたのか、との質問には「お世話になった人物、今の自分を作り上げてくれた人物を1人1人思い返してみたら偶然にもイニシャルがNの人物が多かったから」と回答している。
・初のエッセイ集『山猫珈琲』は湊かなえの好きなものを組み合わせたタイトルになっている。「山」は主に『花の鎖』『山女日記』、「珈琲」は『リバース』でキーワードとして登場する。「猫」は『サファイア』における「猫目石」に。『ポイズンドーター・ホーリーマザー』における「マイディアレスト」にと主に短編に登場しており、長編では『豆の上で眠る』に登場する。
・乃木坂46、高山一実の小説『トラペジウム』に帯文を寄せたことが話題になった。この帯文は高山一実が読書を始めたきっかけが、湊かなえの『告白』を読んだことであると明かした事に起因する。
・本屋大賞受賞時の写真の容姿をネット掲示板で「トリガラ」と揶揄された経験があり、ショックを受けたという。この容姿を揶揄する意味での「トリガラ」というキーワードは24作目の『カケラ』に登場する。『カケラ』はダイエット・容姿の美醜を題材にしたミステリー作品となっている。
騒動、という事の程ではないが『ユートピア』で第29回山本周五郎賞を受賞した湊かなえの受賞エッセイは喜びを表すものだけでは無く、出版界への不満を含んだものになっており賛否両論を引き起こした。
山本周五郎賞の選考委員である佐々木譲は候補作であった押切もえ作の『永遠とは違う1日』と0.5点差で僅差での受賞であったと明らかにしており、そのことに関し湊かなえは直接的にな名称を出さないまでも「文芸の外の人と僅差だった、そのような結果が動力になる作家がいるのか」という内容をエッセイに込め、『二番煎じの愚策』とまで書ききっていた。
「二番煎じ」ということは、もちろん「発端の出来事」があることになる。その発端は「文芸の外の人」というエッセイ内での表現を照らし合わせるとお笑い芸人・ピースの又吉直樹の『火花』の芥川賞受賞を指しているのではないかという指摘もある。
しかしその後の山本周五郎賞の受賞会見では要約すれば「他の作家の作品それぞれに美点があるのに、専業作家ではないからといって押切もえ氏にのみフォーカスが当たったことが不満であった」という旨の発言をした。
・短編集に関しては島に生きる人々の群像劇を描いた『望郷』、阪神・淡路大震災をテーマにした『絶唱』など、同一の舞台である連作ものが中心となっている。そして『サファイア』や『ポイズンドーター・ホーリーマザー』など、一読して作品ごとの舞台やテーマが特に一貫していないような物語を集めた純粋な短編集にも「隠しテーマ」のようなものが存在している。ちなみに『サファイア』のテーマは「恩返し」、『ポイズンドーター・ホーリーマザー』のテーマは「反転」である。(『ポイズンドーター・ホーリーマザー』は『サファイア』よりテーマが分かりやすいため、連作短編集と読む向きもあるが、作品リストにおいては短編集としている。)
・『リバース』は編集側からオチを決められる、という「お題」が出たとのこと。小説版ではそのオチで終わっているが、2017年春クールに放送された連ドラ版ではその後の展開が湊かなえ自身によって書き下ろされた。作者が発案したオリジナル要素であるので、未見のファンの方で小説のあの先を知りたい方はぜひ視聴を勧めたい。
・文章については「読みやすい」という感想が非常に多い。これは湊かなえ本人も意識していることであり、文章を書いた後、音読を試し言葉がつっかえるようならば読みやすいように書き直すとその作り方を明かしている。
・しかし、その文章については書評家の豊崎由美は同じく書評家の杉江松恋とのラジオ『コレ読め!』にて「味気のない文章である」と第21作目の『未来』の感想を語る際に辛口の評価を下している。彼女は山本周五郎賞の受賞エッセイについても内容に苦言を呈しており、その際「湊かなえ作品とは相性が良くない」とTwitterにて表明した。しかし彼女は『告白』における「聖職者」、『望郷』における「みかんの花」は「面白く読めた」と発言しており、「長編ではなく短編の方がまだマシな作家」と評価(?)した。(しかし、短編であったら味気のない文章にまだ耐えられるという見も蓋もない褒め方ではあったが...。)
・杉江松恋は『未来』に関しては豊崎由美同様、難色を示した。しかし発売当時『Nのために』を今までの湊かなえ作品で一番気に入った、と発言し『望郷』と『ポイズンドーター・ホーリーマザー』における「ベストフレンド」も高く評価している。
・『君の膵臓をたべたい』(『告白』とはデビュー作で双葉文庫、かつ本屋大賞にノミネートされた作品という共通項がある) の作者で小説家の住野よるは『未来』をTwitterで複数回称賛。湊かなえとの対談も実現している。
タイトル | 単行本 (発行年) |
文庫 (発行年) |
形式 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 告白 | 双葉社 (2008) |
双葉文庫(2010) | 連作長編 | ・第6回本屋大賞 受賞 ・2010年に中島哲也監督により映画化。 ・2020年5月4日より、新型コロナウイルスによる外出自粛に合わせて双葉社のホームページにて期間限定で全文無料公開された。 |
2 | 少女 | 早川書房 (2009) |
双葉文庫(2012) | 長編 | ・2016年に三島有紀子監督により映画化。 |
3 | 贖罪 | 東京創元社(2009) | 双葉文庫(2012) | 連作長編 | ・第63回日本推理作家協会賞候補作。 ・2012年に黒沢清監督によりWOWOWで連続ドラマ化。 ・英訳版(訳題「Penance」)が2018年にエドガー賞の「最優秀ペーパーバック・オリジナル部門」の候補作に選ばれる。 |
4 | Nのために | 東京創元社 (2010) |
双葉文庫(2014) | 連作長編 | ・2014年にTBS系列で連続ドラマ化。 |
5 | 夜行観覧車 | 双葉社 (2010) |
双葉文庫(2013) | 長編 | ・2013年にTBS系列で連続ドラマ化。 |
6 | 往復書簡 | 幻冬舎 (2010) |
幻冬舎文庫(2012) | 連作中編集 | ・収録作『二十年後の宿題』が『北のカナリアたち』と改題され映画化。 ・収録作『十五年後の補習』が2016年にTBS系列でスペシャルドラマ化。 ・単行本は連作中編3篇から成り立っているが、文庫版は数ページの掌編『一年後の連絡網』が書き下ろしとして新たに収録されている。この掌編は単行本収録作ではっきりと明かされなかった謎の解答編となっている。 ・収録作のうち『二十年後の宿題』と『十五年後の補習』は2012年に日本で朗読劇化された。後者は2019年に韓国で舞台化もされている。 |
7 | 花の鎖 | 文藝春秋 (2011) |
文春文庫(2013) | 長編 | ・2013年にフジテレビ系列でスペシャルドラマ化。 |
8 | 境遇 | 双葉社 (2011) |
双葉文庫(2015) | 長編 | ・単行本は作中に出てくる絵本『あおぞらリボン』(文、みなとかなえ 絵、すやまゆうか)とセットになった特別版が発売。 ・テレビ朝日系列の同名スペシャルドラマの原作用に書き下ろされた小説。 ・文庫版には巻末に絵本『あおぞらリボン』が掲載されている。 |
9 | サファイア | 角川春樹事務所 (2012) |
ハルキ文庫(2015) 新装版(2023) |
短編集 | ・収録作『ムーンストーン』が2016年1月にオムニバスのスペシャルドラマ『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』の中で映像化。 |
10 | 白ゆき姫殺人事件 | 集英社 (2012) |
集英社文庫(2014) | 長編 | ・2014年に中村義洋監督により映画化。 |
11 | 母性 | 新潮社 (2012) |
新潮文庫(2015) | 長編 | ・第26回山本周五郎賞候補作。 ・2022年に廣木隆一監督により映画化。 |
12 | 望郷 | 文藝春秋 (2013) |
文春文庫(2016) | 連作短編集 | ・第149回直木賞候補作。 ・収録作「海の星」が第65回日本推理作家協会賞短編部門受賞。 ・収録作「みかんの花」「海の星」「雲の糸」が「ドラマスペシャル 湊かなえサスペンス『望郷』」として2016年にテレビ東京系でドラマ化。 ・収録作「夢の国」「光の航路」が『望郷』のタイトルで2017年に菊地健雄監督により映画化。 |
13 | 高校入試 | 角川書店 (2013) |
角川文庫(2016) | 長編 | ・2012年に湊かなえが脚本を務めたフジテレビ系列の同名連続ドラマを元にして書き下ろされた小説。つまりドラマの方が原作になる。 ・ドラマ版の脚本が『高校入試 シナリオ』と題し2013年1月に発売された。巻末には湊かなえとドラマ版の主演、長澤まさみの対談が収録されている。 |
14 | 豆の上で眠る | 新潮社 (2014) |
新潮文庫(2017) | 長編 | |
15 | 山女日記 | 幻冬舎 (2014) |
幻冬舎文庫(2016) | 連作短編集 | ・2016年、2017年、2021年にNHK BSプレミアムで連続ドラマ化。2017年版では湊かなえが女性登山者役としてカメオ出演をしている。 ・文庫版には短編「カフェラスに行こう」が追加されている。 |
16 | 物語のおわり | 朝日新聞出版 (2014) |
朝日文庫(2018) | 連作短編集 | |
17 | 絶唱 | 新潮社 (2015) |
新潮文庫(2019) | 連作短編集 | ・第28回山本周五郎賞候補作。 |
18 | リバース | 講談社 (2015) |
講談社文庫(2017) | 長編 | ・第37回吉川英治文学新人賞候補作。 ・2017年にTBS系で連続ドラマ化。連続ドラマ版の結末は湊かなえ自身が書き下ろしたドラマオリジナルのものとなっている。 |
19 | ユートピア | 集英社 (2015) |
集英社文庫(2018) | 長編 | ・第29回山本周五郎賞 受賞 |
20 | ポイズンドーター・ホーリーマザー | 光文社 (2016) |
光文社文庫(2018) | 短編集 | ・第155回直木賞候補作。 ・2019年にWOWOWで収録作全6編が吉田康弘監督、他により連続ドラマ化。 |
-- | 山猫珈琲 (上・下) | 双葉社 (上・2016 -下・2017) |
双葉文庫 (2019・ 上下巻) |
エッセイ集 | ・上巻の巻末にはポルノグラフィティの楽曲『aokage』からイメージされた掌編小説。下巻の巻末には脚本コンクール受賞作「ラスト・エレベーターガール」「答えは、昼間の月」が収録されている。 |
21 | 未来 | 双葉社 (2018) |
双葉文庫 (2021) |
長編 | ・第159回直木賞候補作。 |
22 | ブロードキャスト | KADOKAWA (2018) |
角川文庫(2021) | 長編 | ・第9回山田風太郎賞候補作。 ・ツイッターで初の作品公式アカウントが作成された。(@minatobroadcast) ・作中ラジオドラマ『ケンガイ』を題材にしたラジオドラマのコンクールが2018年9月に開かれた。 ・声優、興津和幸氏による公式朗読動画が公開された。 ・新型コロナウイルスによる外出自粛に合わせて、2020年3月27日より、KADOKAWA文芸Webマガジン「カドブン」にて、期間限定で全文無料公開された。 |
23 | 落日 | 角川春樹事務所 (2019) |
ハルキ文庫(2022) | 長編 | ・第162回直木賞候補作。 ・2023年にWOWOWにて連続ドラマ化。 |
24 | カケラ | 集英社(2020) | 集英社文庫(2023) | 長編 | |
25 | ドキュメント | KADOKAWA (2021) |
未文庫化 | 長編 | |
26 | 残照の頂 続・山女日記 | 幻冬舎(2021) | 未文庫化 | 連作短編集 | ・『山女日記』の続編。 |
-- | 湊かなえのことば結び | 角川春樹事務所 (2022) |
未文庫化 | エッセイ集 | ・パーソナリティを務めたFM大阪の同名の番組の書籍化。 |
27 | 人間標本 | KADOKAWA (2023) |
未文庫化 | 長編 | |
-- | ダイヤモンドの原石たちへ 湊かなえ作家15周年記念本 | --- | 集英社文庫 (2023) |
記念本 | ・「小説野性時代」などに掲載された対談、インタビュー、全作品紹介などを収録した記念本。短編「一夜十起」「告白のために」を併録。 |
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最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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