1970年生まれ、福岡県在住。市役所勤務のかたわらで書いた『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。現在は市役所を辞め専業作家。
不条理な現象や状況が「日常的」なものとして存在する世界を舞台にした奇想系の短編を得意とする。ほとんど安部公房か筒井康隆のノリ。たとえば、
などなど。また、現実の社会問題を変なものに置き換えて語る作品も多い(例:建物の7階で事件が多発したため、7階の撤去が市議会で決議され、マンションの7階の住民が反対運動を起こす「七階闘争」など)。普通に書けばギャグかブラックユーモアの風刺SFになりそうなアイデアを、主に叙情的なファンタジーとして描くのが三崎亜記スタイル。本領は短編なので、『バスジャック』や『鼓笛隊の襲来』といった短編集から手に取るのをオススメしたい。
文学賞では、『となり町戦争』『失われた町』『鼓笛隊の襲来』で3度直木賞候補になっているが、いずれも落選。他に『となり町戦争』で第18回三島由紀夫賞候補、『失われた町』で第28回日本SF大賞候補になった。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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