町井登志夫(まちい としお)とは、日本の……SF?歴史?小説家である。
1964年生まれ、愛知県出身。1997年、ヴァーチャル・リアリティもの(今でいうネトゲもの)のSF少女小説『電脳のイヴ』で第3回ホワイトハート大賞優秀賞を受賞し、講談社のX文庫ホワイトハートからデビュー。しかしどう考えても少女小説向きの作風ではなく、ホワイトハートではこれ1作のみで姿を消す。
2001年、『今池電波聖ゴミマリア』というタイトルもすごいが中身も強烈な近未来SFノワールで第2回小松左京賞を受賞し角川春樹事務所から再デビューすると、ハルキノベルスで『諸葛孔明対卑弥呼』『爆撃聖徳太子』というタイトルで出オチなトンデモハイパーSF歴史小説を続けて発表。大胆すぎる発想と孔明や聖徳太子の型破りなキャラ付けでカルト的人気を博す。
2005年には第3回このミステリーがすごい!大賞の最終選考で落ちた町井版ミクロの決死圏こと『血液魚雷』が早川書房のハヤカワSFシリーズJコレクションから刊行されるも、これ以降は仕事が無くなったのかしばらく沈黙する。
2009年、PHP研究所から歴史小説『飛鳥燃ゆ 改革者・蘇我入鹿』が刊行され復活。2012年には『爆撃聖徳太子』がPHP文芸文庫から文庫化。2015年には『諸葛孔明対卑弥呼』が同じく文庫化され、そして何と、まさかの13年ぶりとなる完結編『倭国本土決戦 諸葛孔明対卑弥呼』がPHP文芸文庫から刊行された。
PHP文芸文庫のおかげで代表作2作が手に入りやすくなったので、古代史が好きな人やタイトルに惹かれた人は手に取ってみてほしい。他では絶対に読めないような強烈な古代史小説が読めること請け合いである。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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