1977年東京生まれ。文教大学文学部卒。学生時代から映画中心の制作グループを立ち上げ、学生時代は映画監督を目指していた。その後小説家志望に切り替え、大学卒業後はフリーターをしながら投稿生活を送るが、落選が続く。
2008年、30歳を過ぎたのを機に、1年間月1本のペースで投稿し、これで駄目なら諦めようという決意で純文学からライトノベルまで片っ端から作品を送った結果、ダ・ヴィンチ文学賞、日本ホラー小説大賞[1]、電撃小説大賞(銀賞)、ポプラ社小説大賞(特別賞)の4つの賞を立て続けに受賞。新人賞四冠としてテレビで特集が組まれるなど鳴り物入りでデビューを果たす。……が、肝心の本はさほど売れず、デビュー直後の頃は本人も期待に応えられず苦い思い出だと語っている。
その後もあまり作品が話題にならない時期が続いたが、2016年に刊行した『夜の淵をひと廻り』がbookaholic認定2016年国内ミステリーベスト10[2]の1位に選ばれる。
続いて2018年に刊行した『宝島』で第9回山田風太郎賞と第160回直木賞をダブル受賞(史上初)。直木賞の選考会では1回目の投票から圧倒的な支持で、2回目の投票は行われなかったとか。ちなみに電撃小説大賞出身作家の直木賞受賞は初。
特定の土地の年代記や、戦後史のような時代を土台・背景に、神話的・幻想的なモチーフを大胆に取り込み、その土地や時代に生きた人々の物語をテンションの高い文体で駆け抜けるように描くような作品が得意。ごった煮感のある作風なので人を選ぶところはあるが、作品のテンションがツボにハマれば強烈である。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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