西尾維新(にしおいしん 1981年-)とは、日本の小説家である。
『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞してデビューした。デビュー以前から「京都の二十歳」として『メフィスト』座談会(=メフィスト賞の選考会)では有名だった。
『クビキリサイクル』を始めとする『戯言シリーズ』は高く評価され、『このライトノベルがすごい!2006』では1位に選ばれた。
デビュー以前から物凄い速筆として有名であり、当初は戯言シリーズを3ヶ月連続刊行する予定すらあったり(出版社の事情で出来なかった)、デビュー以前には一週間に一本ペースで持ち込みをする[1]と言うチートじみた筆の速さを持つ。その後、刀語シリーズはちゃんと12ヶ月連続刊行された。おかしい。
西尾維新というペンネームはローマ字(訓令式)で書くと、NISIOISINになり回文になることから来ている。
講談社BOX作品『化物語』のアニメ化はテレビアニメのBlu-ray Discとしては史上初の4万枚突破・5万枚突破作品となった。副音声には西尾自身が脚本を書いたオーディオ・キャラクターコメンタリー(登場人物2人が映像について喋る)がついておりこれが大好評。その後のアニメ販売に大きな影響を与えた。
さらに週刊少年ジャンプ2009年24号から新連載を開始しアニメ化もした『めだかボックス』(完結済み)の原作を担当していたりと、多方へ活躍の場を伸ばしている。
ほぼ同期としてデビューした舞城王太郎・佐藤友哉が新潮、群像などの純文学系文芸誌に寄稿し他出版社からも刊行されるようになったのと対照的に、デビュー以降ほとんどの作品が雑誌『ファウスト』『パンドラ』や「講談社ノベルス」「講談社BOX」など、講談社から刊行され(漫画原作、ノベライズを除く)、エンターテインメント作家として活動している。
独特の言い回しや作中に多用される漫才のようなコミカルな掛け合い、キャラクター造詣・ネーミングセンスに定評がある。言葉遊びを好む。
いわゆるセカイ系から新伝綺も書く。ミステリーも得意とする。というかミステリーが本業である。
SFテイストな作品にも執筆。長崎県が魔法の国になったり、四国が滅んじゃってたりする。
多くの作品内では、西尾が世代的に直撃している90年代前後の流行が度々ネタとして登場している。『ドラえもん』、『ビックリマン』、『ドラゴンボール』、『新世紀エヴァンゲリオン』、バーコードバトラー、ミニ四駆をはじめとした人気少年漫画やアニメなど、アラサー男には聞き覚えのあるワードが多く引用されたり登場したりしている。
さらに作品がアニメ化した際、その作品の登場人物がアニメについて言及したり、作品の執筆についてキャラクターが触れるなどメタフィクションなネタも好む。
クロスオーバーは好まない。
一日の執筆スケジュールは朝6時に起きて7時から9時まで5000字執筆し、仮眠。昼前に2時間5000字執筆し昼食を食べ散歩・仮眠などをし17時半から5000字書いて夕食後9時から5000字。計20000字書くのが平均的な1日。
旅行時は朝4時に起きて4時半から6時まで5000字執筆し、夕食後7時から9時まで5000字書くというスケジュールを取っている。
顔出しはしていない。立命館大学中退。元々は漫画家を目指していたが絵が上達しなかった。
趣味は旅行。日本全国を旅しており、四国八十八箇所巡礼も行った。最近は海外旅行をメインとしており1ヶ月のうち3分の1ほど海外に出かけ3日ほど国内を旅している。
アトラクションが好きで東京ディズニーランドはもちろんアナハイムやクルーズ、フロリダ、パリ、ハワイ、香港、上海と楽しむ。
清涼院流水を御大と崇めており、彼と笠井潔、森博嗣、京極夏彦、上遠野浩平を含め「五大神」と奉っているほか、上遠野に関しては小説家になろうと決めた最後のきっかけとして挙げている。
佐藤友哉や乙一、奈須きのこなどと交流があるほか、西尾に影響を受けた若い世代の作家には入間人間、河野裕、さがら総がいる。
『ジョジョの奇妙な冒険』が大好き。
荒木飛呂彦との対談ではジョジョ以前の「魔少年ビーティー」や「ゴージャス☆アイリン」、「バオー来訪者」などもすごく好きで、荒木飛呂彦の作品は確実にぼくのルーツであるというか、学ばさせていただいていることは数知れないと述べている。
「ジャンケン小僧」を読んだときに、ジャンケンをこういうふうに描いてしまうのかと驚き、もうこれから一生気楽にジャンケンをすることができなくなるだろうと思うと荒木飛呂彦との対談で述べ、荒木飛呂彦のことを「漫画家というより芸術家として」とらえているところがあると述べている。
『ジョジョ』は本当に素晴らしい作品だから、できれば全人類に読んで欲しいと思っています。思わず人に薦めたくなるおもしろさというか、とにかく、自分が好きであることを必要以上にアピールしたくなる作品なんですよ。『ジョジョ』って と言うほどである。
西尾が作品内で好んで書く回文を初めとした言葉遊びがあるが、これに深い影響を与えた作家には泡坂妻夫がおり、氏の著作『しあわせの書』は西尾にとって小説として到達点とすべき一作と答えている。
ちなみに、西尾維新デビュー時に清涼院流水がつけたキャッチコピーは「西尾氏、イチ押し」。
2017年7月から8月にデビュー15周年を記念して「西尾維新大辞展」が東京と大阪で開催された。今までの15年の歩みや作品紹介、「辞典型メモ帳」などの特典グッズも販売。
さらに文章が動き出し文字がアニメーションとなって戦闘を繰り広げる演出、キャラクターのセリフのプロジェクションマッピング、言葉に触れるとその場面が壁面に展開するインタラクティブ展示、そして西尾維新の執筆環境を再現した「西尾維新ゴーストタイピング」があり西尾の速度と同じ速度で無人のキーボードが動き出す演出がされた。
また、西尾維新私物の謎の赤いレザースーツケースが展示されていた。
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1020 ななしのよっしん
2024/01/24(水) 23:31:46 ID: 9/m7c9eaoy
個人的に刀語は鬼滅より3倍くらい面白かった
作画は圧倒的に負けるが
1021 ななしのよっしん
2024/03/12(火) 22:36:03 ID: d5aA3FA9vq
>>1018
リンク先を読んだけど内容がさっぱりわからなかった
「西尾維新(とその周辺)は自分の原稿を盗んでいる」と言いたいような感じがするが、はっきり読み取れない
何が言いたいのかわからない文章を書く奴から一体何を盗むんだよwって突っ込みたい
1022 ななしのよっしん
2024/04/28(日) 20:29:38 ID: VYI7JR5Qjc
ゼロ年代的な分かる人だけついてこい的なキザな部分が良い
新房シャフトもそういうとこだから波長が合った感じ
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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