紺野天龍(こんの てんりゅう)とは、日本のライトノベル作家、ミステリー作家。
中学1年生のときにアガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』を読んで翻訳ミステリーにハマり、有栖川有栖『孤島パズル』で新本格にのめり込む。城平京、京極夏彦、森博嗣、西澤保彦、久住四季などに強い影響を受け、自らもミステリーを書くようになり、2012年には「朝凪水素最後の事件」をメフィスト賞に応募、座談会で取り上げられた。
2016年、第23回電撃小説大賞にて「ウィアドの戦術師」と「天使にレクイエムを」の2作を応募し、どちらも最終選考には残れなかったものの編集者に拾い上げられ、2018年に前者を全面改稿・改題した異世界ファンタジー『ゼロの戦術師』でデビュー。もう片方の応募作は現代ものの一人称ミステリーだったそうである。
2019年には前述の「朝凪水素最後の事件」を改題改稿した『神薙虚無最後の事件』を第29回鮎川哲也賞に応募(天堂薫名義)、最終選考に残ったが方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』に敗れ落選。
一方、デビュー作のあとがきで「趣味で『一人称』『現代』『ミステリィ』を書いていた」「そちらの方が得意分野」と書いたのが早川書房の編集者の目に留まり、2020年にハヤカワ文庫JAからファンタジー設定の特殊設定ミステリ『錬金術師の密室』を発表。これが好評を博して、以降はミステリーが中心となる。
2022年、新潮文庫nexから本業を活かした幻想入り異世界転移×医療ミステリー『幽世の薬剤師』シリーズを開始、ヒット作となる。同年、前述の多重解決ミステリ『神薙虚無最後の事件』が講談社から刊行され、「2023本格ミステリ・ベスト10」で9位にランクインした。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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