細音啓(さざね けい)とは、日本の男性ライトノベル作家である。
2006年、『黄昏色の詠使い イブは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞<佳作>を受賞し、同作で2007年にデビュー。2chライトノベル大賞2007年上半期1位、「このライトノベルがすごい!2008」9位など好評を博し、全10巻のシリーズとなった。
「まさか、後罪(クライム)の触媒(カタリスト)を<讃来歌(オラトリオ)>無しで?」で有名(?)。ちなみにこの台詞が出てくるのは3巻。
以降もファンタジア文庫で『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』『S.I.R.E.N.』と発表、2014年からは並行してMF文庫Jでも『世界の終わりの世界録』を開始、複数のシリーズを並行しながらコンスタントに刊行を重ねている。
ライトノベルにありがちな2~3巻での打ち切りやシリーズ途中での放置未完がほとんどなく、メインのファンタジア文庫とMF文庫Jでは継続中のシリーズ以外はきちんと完結させているところもポイント。『ワールドエネミー』はレーベル内では売れていたそうだが、レーベル自体がポシャっちゃったから仕方ない。
各シリーズは「セラフェノ音語」という独自の架空言語を介して世界観が繋がっており(正確には「セラの庭園」という始まりの場所があり、それぞれの物語はそこから分岐した世界のようだ)、複数のシリーズにまたがって登場する人物や用語も少なからずあるが、それぞれ物語は独立しているので、基本どのシリーズから読んでも問題はない。
2020年にファンタジア文庫の『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』がアニメ化。2024年には4月からMF文庫Jの『神は遊戯に飢えている。』がアニメ化され、7月からは『キミ戦』の2期とMF文庫Jの『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』のアニメが放映される。
初期は公式サイト(現在は閉鎖)内で作品の用語や世界観の解説も行っていた。またpixivでイラストも発表しており、画力の高さも披露している。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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