1992年12月18日生まれ、神奈川県藤沢市出身。ペンネームの「辻堂」は出身地である藤沢市辻堂元町が由来。中学1年から高校1年までをアメリカで過ごす。
2014年、東京大学在学中に「夢のトビラは泉の中に」で第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞。翌年、同作を『いなくなった私へ』と改題して宝島社から刊行し作家デビュー。
以降、恋愛・青春ミステリを中心に、どちらかといえばライト文芸系の作家としてコンスタントに作品を発表していく。2020年には講談社青い鳥文庫で児童書も刊行している。
2021年、東京オリンピックを題材にした三代記ものの『十の輪をくぐる』で第42回吉川英治文学新人賞候補。2022年、無戸籍者問題を扱った社会派ミステリの『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞受賞を受賞した。
作風は多彩で、全体としては比較的ハートウォーミング系のミステリ作品が多いが、『いなくなった私へ』『今、死ぬ夢を見ましたか』『二重らせんのスイッチ』のようなシリアスなサスペンスや、『トリカゴ』『サクラサク、サクラチル』のようなヘビーな社会派ミステリもあり、『十の輪をくぐる』『山ぎは少し明かりて』などミステリ要素薄めの大河小説もある。各種ミステリーランキングにはあまり縁がないが、『あの日の交換日記』『トリカゴ』などの近作は本格ミステリとしてもレベルが高い。「ライトミステリーの作家でしょ?」と思っている人は出世作の『トリカゴ』あたりから読んでみてはいかがだろうか。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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