早坂吝とは (ハヤサカヤブサカとは) [単語記事]

この作家の作品にはあんなことやこんなことが書かれています。
らいちシリーズを読みかけのまま席を離れると大変なことになる可能性があります。

概要

2014年、『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞しデビュー。犯人当てならぬ「タイトル当て」という前代未聞の（というか仮に思いついたとしても今まで誰も真面目にやろうとはしなかっただろう）趣向と、色んな意味でかっ飛んだ内容で賛否両論を呼ぶ。

デビュー作が良くも悪くも一発ネタだったため一発屋かと思われたが、デビュー作で探偵役を務めた援交探偵・上木らいちを主人公としてシリーズ化。エロミスとしてデビュー作以上にかっ飛んだ趣向の第2弾『虹の歯ブラシ上木らいち発散』を経て、エロミスに社会派要素を取り込んでしまった第3弾『誰も僕を裁けない』で第17回本格ミステリ大賞候補になるなど、単なるエロモノイロモノではなく本格ミステリ作家としての評価を高めていく。

エロミスの上木らいちシリーズだけでなく、『探偵 AIのリアル・ディープラーニング』『殺人犯対殺人鬼』などエロミス以外の作品でも話題作を送り出しており、各種ランキングでも上位にランクインを続けるなど、現代の本格ミステリシーンを牽引する新鋭のひとりとして注目を集める存在である。よくも悪くもかっ飛んだ内容の作品が多い（特にらいちシリーズ）ため、真面目な読者は怒るかもしれないが。

作品名	このミス	週刊文春	本格ベスト10	ミス読み
○○○○○○○○殺人事件	圏外	2014年17位	2015年版6位	2015年版7位
虹の歯ブラシ	圏外	圏外	2016年版11位	圏外
RPG スクール	圏外	圏外	圏外	圏外
誰も僕を裁けない	2017年版15位	2016年18位	2017年版6位	2017年版11位
アリス・ザ・ワンダーキラー	圏外	圏外	2017年版30位	圏外
双蛇密室	圏外	2017年12位	2018年版5位	2017年版18位
ドローン探偵と世界の終わりの館	圏外	圏外	2018年版23位	圏外
探偵 AIのリアル・ディープラーニング	2019年版19位	圏外	2019年版7位	2019年版11位
メーラーデーモンの戦慄	圏外	圏外	2019年版16位	圏外
殺人犯対殺人鬼	2020年版17位	2019年20位	2020年版11位	圏外
犯人 IAのインテリジェンス・アンプリファー	圏外	圏外	圏外	圏外
四元館の殺人	圏外	圏外	2022年版23位	圏外
しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人	圏外	圏外	2024年版11位	圏外