2005年、短編「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。書き下ろしの受賞第1作「風の古道」を併録した単行本『夜市』で同年にデビューすると、いきなり第134回直木賞候補になるなど高い評価を集めた。
現実世界から薄皮一枚隔てたところにある異界と、さまざまな形で関わり合う人々の姿を幻視するファンタジーの短編を中心に発表している。凝った文体ではなく、非常に平易な文章で読者の前に幻想的なビジョンを紡ぎ出し、またあくまで現代の現実世界を基点にした作品が多いためファンタジーを読み慣れない人にもとっつきやすい作風。
文学賞ではデビュー以来候補にはなるもののなかなか受賞には縁が無かったが、2014年に『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞長編部門を受賞した。
「風の古道」は木根ヲサムによって2006年に漫画化されており、さらにその設定を引き継いだ『まつろはぬもの 鬼の渡る古道』という長編(全6巻)が描かれている。
初めて読む人は、やはりデビュー作の『夜市』から入るのが作風と雰囲気を掴みやすいだろう。『秋の牢獄』や『竜が最後に帰る場所』などもオススメしたい。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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