恒川光太郎 単語

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ツネカワコウタロウ

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恒川光太郎(つねかわ こうたろう)とは、日本小説家

概要

1973年東京都武蔵野市生まれ。現在沖縄県在住。

2005年、短編「」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。書き下ろしの受賞第1作「古道」を併録した単行本『』で同年にデビューすると、いきなり第134直木賞補になるなど高い評価を集めた。

現実世界から薄皮一枚隔てたところにある異界と、さまざまな形で関わり合う人々の姿を視するファンタジーの短編を中心に発表している。凝った文体ではなく、非常に易な文章で読者の前に幻想的なビジョンを紡ぎ出し、またあくまで現代の現実世界を基点にした作品が多いためファンタジー読み慣れない人にもとっつきやすい作

文学賞ではデビュー以来補にはなるもののなかなか受賞には縁がかったが、2014年に『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞長編部門を受賞した。

古道」は木根ヲサムによって2006年漫画化されており、さらにその設定を引き継いだ『まつろはぬもの の渡る古道』という長編(全6巻)が描かれている。

初めて読む人は、やはりデビュー作の『』から入るのが作と雰囲気を掴みやすいだろう。『』や『が最後に帰る場所』などもオススメしたい。

作品リスト(小説のみ)

  1. 2005年角川書店2008年角川ホラー文庫
  2. 雷の季節の終わりに2006年角川書店2009年角川ホラー文庫
  3. 2007年角川書店2010年角川ホラー文庫
  4. 2008年新潮社2011年新潮文庫
  5. 南の子供いくところ2010年角川書店2013年角川ホラー文庫
  6. が最後に帰る場所2010年講談社2013年講談社文庫
  7. 金色の、彼方に向かう2011年双葉社2014年双葉文庫
    → 異神千夜2018年角川文庫、改題)
  8. 私はフーイー 沖縄怪談短篇集2012年メディアファクトリー
    → 月夜渡り2014年角川ホラー文庫、改題)
  9. 金色機械2013年文藝春秋2016年、文文庫
  10. スタープレイヤー2014年KADOKAWA2017年角川文庫
  11. ヘブンメイカー スタープレイヤー2015年KADOKAWA2017年角川文庫
  12. 貌の神2017年KADOKAWA2020年角川文庫
  13. 滅びの園2018年KADOKAWA2021年角川文庫
  14. 少女2019年KADOKAWA2022年角川ホラー文庫
  15. 真夜中のたずねびと2020年新潮社2023年新潮文庫
  16. 化物2022年中央公論新社
  17. 箱庭巡礼者たち2022年KADOKAWA

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