2011-03-17(Thu)
豆の脱穀
今日厚生労働省は、労働者の放射線被曝量の上限を、今までの2.5倍の250ミリシーベルトまで引き上げてしまいました(昨日までは100ミリシーベルト)。
この数値は、一時的に白血球の減少を招く程の数値で、長期的に見ても癌の発生率が数%上昇する程という事です。
この決定がひどい事だと思う反面、世界中が放射性物質で汚染されてしまう危険性がある事を考えると、仕方ないのかなとも思ってしまう自分がいます。
ご参考までに、被爆してしまった?時の対応について「放射線医学総合研究所」のHPに除染の仕方が載っています。http://www.nirs.go.jp/index.shtml
こんなニュースを聞いていると、ハイテク国家の日本なのに、どうして労働ロボットが活躍しないんだろうと疑問に思えてしまいます。ホンダのロボットなど、使えるんじゃないだろうか。
数年前、某テレビ局の仕事をさせていただいたとき、ラジコンヘリでの撮影が行われました。今回の災害で実物のヘリをラジコン操作で使う事が出来たなら、放射線被曝の危険もなく原発に水をかけられるだろうに。
国はそんな物を作る事だって簡単なはずなのに、国民を実験台にしようとしているのかと、疑いの念を抱いてしまいます。技術力はあるのに、実際の現場では全く生かされていない!何の為の科学技術なんだろう。
今回の地震による北海道での津波の被害額が、数百億円と莫大な金額に上るとニュースで報じられました。確かに莫大な金額ですが、使われもしない水の為に1600億円もの税金をつぎ込んだ忠別ダムの方が、よほど莫大な金額だと思います。どうでも良い公共工事が行われている為に、今回のような災害が発生しても、国民を助ける為のお金が無いのでしょう。自然災害に対応出来る国が、今求められているんじゃないだろうか。
いまだに物資の移送も全然足りていないと言う。物資の移送の為の通行許可や空輸許可が下りないそうだ。もう五日も経っているのに、何という国なんだろう。現地の声が、ほとんど届いていないなんて。外国からの救援物資も空港に到着していると言う。無駄なく無事に、現地に到着する事を祈っています。
不平不満を連発してるのですが、自分の暮らしはどうなんだろう。
今日は豆の脱穀をしました。晴れていたのですが、指先の神経が無くなる程の寒さでした。家にある食料を無駄なく使う事で、スーパーなどで買う食品を減らせ、被災地の分をほんのわずかだけ増やす事が出来るような気がします。雪と土を掘ればジャガイモもニンニクもありますし、家族が一ヶ月位暮らす分くらいは何とかなりそうです。
車には、なるべく乗らないようにしています。撮影にも出ないようにしています。ガソリンを使わないように。北海道に越してきて経済的に一番厳しかった時は、二週間に一回位しか車を使えなかった事があります。当時は食べ物も買えなかったので、その頃の事を思えば何でもありません。
風呂は、二日に一回にしました。給湯器が灯油なので、消費を減らせば少しでも貢献出来るかなと。でも頭が痒いです。
病気にならないように、しっかり食べてしっかり寝るようにします。一人でも健康な人が増えれば、不足している薬が現地で確保しやすくなるのではないかと。
仕事場の暖房はカット、仕事部屋ではダウンジャンバーを着ています。室温8度以下のようですが、氷点下20℃に耐えられるダウンなので、指先以外は温かいです。
ボランティアについて。自宅にあるトラベルトレーラーが使えるんじゃないかと考えています。被災者一家族四人なら、何とか泊まる事が出来ます。現時点では様子を見守る事しかできません。トラックやバスのドライバーも出来ますが、家族をおいていく事には抵抗があります。ここで出来るボランティア活動を、もっと考えようと思います。いずれにしても、時期が来たら担当窓口に問い合わせを考えています。
やはり今は、見守る事が一番大切な事に変わりありません。大変な時に横から口を出す事は、大きな迷惑そのものです。自分のエゴでのボランティアは、絶対にしてはいけません。そして被災地で必要になる物は、なるべく買わずに済ませようと思います。小さな事の積み重ねが、とてつもなく大きな力になる、そう信じています。
最後に被災地の方へ向けた、ラジオによるアドバイスについて思う事。
「寒さをしのぐ為に、暖めた水を入れたペットボトルを脇の下に入れたり・・・」
暖める為の燃料も、ペットボトルも、水もないのに・・・
「脱水症状を起こさないように、こまめに水を飲んで・・・」
水が手に入ってないのに、油まみれの海水でも飲めと言うのか・・・
「・・・・(その他アドバイスいろいろ)・・・・」
あきれて物が言えません・・・
阪神淡路大震災の時にボランティア活動をしていた人のアドバイスだったのですが、いろんな物資がある時は出来る事かもしれません。でも現地は田舎で交通も全て断たれていて、着る物も食べる物も一切無いのです。そんな状況の人に向かって、どうしてこんな事が言えるんだろう。ラジオ局も、もう少し人を選んで放送してもらいたいです。弱者の声は、弱者にしかわからない。金持ちは、貧乏人の事もわからない。ほんの少しの想像力を働かせてくれたなら、出てくる言葉も違うだろうに。こういう事は自分にも思い当たる節がありますが。。。気になったもので。。。
追記
ブログを渡り歩いていて今回の災害に対し、自然に対してではなく被災者・被災地に対して「無力」「何も出来ない」と落ち込んでいる方がかなりいるような印象を受けました。
そんな事は決してないと信じています。心から想う事こそが大切だと思います。
そしてこれから復興へ向かう時に、被災者の方や災害を見聞きした人の精神面での治療が重要になり、その時に想ってくれる人がいるって事は、きっと心の支えになるだろうと思います。
この数値は、一時的に白血球の減少を招く程の数値で、長期的に見ても癌の発生率が数%上昇する程という事です。
この決定がひどい事だと思う反面、世界中が放射性物質で汚染されてしまう危険性がある事を考えると、仕方ないのかなとも思ってしまう自分がいます。
ご参考までに、被爆してしまった?時の対応について「放射線医学総合研究所」のHPに除染の仕方が載っています。http://www.nirs.go.jp/index.shtml
こんなニュースを聞いていると、ハイテク国家の日本なのに、どうして労働ロボットが活躍しないんだろうと疑問に思えてしまいます。ホンダのロボットなど、使えるんじゃないだろうか。
数年前、某テレビ局の仕事をさせていただいたとき、ラジコンヘリでの撮影が行われました。今回の災害で実物のヘリをラジコン操作で使う事が出来たなら、放射線被曝の危険もなく原発に水をかけられるだろうに。
国はそんな物を作る事だって簡単なはずなのに、国民を実験台にしようとしているのかと、疑いの念を抱いてしまいます。技術力はあるのに、実際の現場では全く生かされていない!何の為の科学技術なんだろう。
今回の地震による北海道での津波の被害額が、数百億円と莫大な金額に上るとニュースで報じられました。確かに莫大な金額ですが、使われもしない水の為に1600億円もの税金をつぎ込んだ忠別ダムの方が、よほど莫大な金額だと思います。どうでも良い公共工事が行われている為に、今回のような災害が発生しても、国民を助ける為のお金が無いのでしょう。自然災害に対応出来る国が、今求められているんじゃないだろうか。
いまだに物資の移送も全然足りていないと言う。物資の移送の為の通行許可や空輸許可が下りないそうだ。もう五日も経っているのに、何という国なんだろう。現地の声が、ほとんど届いていないなんて。外国からの救援物資も空港に到着していると言う。無駄なく無事に、現地に到着する事を祈っています。
不平不満を連発してるのですが、自分の暮らしはどうなんだろう。
今日は豆の脱穀をしました。晴れていたのですが、指先の神経が無くなる程の寒さでした。家にある食料を無駄なく使う事で、スーパーなどで買う食品を減らせ、被災地の分をほんのわずかだけ増やす事が出来るような気がします。雪と土を掘ればジャガイモもニンニクもありますし、家族が一ヶ月位暮らす分くらいは何とかなりそうです。
車には、なるべく乗らないようにしています。撮影にも出ないようにしています。ガソリンを使わないように。北海道に越してきて経済的に一番厳しかった時は、二週間に一回位しか車を使えなかった事があります。当時は食べ物も買えなかったので、その頃の事を思えば何でもありません。
風呂は、二日に一回にしました。給湯器が灯油なので、消費を減らせば少しでも貢献出来るかなと。でも頭が痒いです。
病気にならないように、しっかり食べてしっかり寝るようにします。一人でも健康な人が増えれば、不足している薬が現地で確保しやすくなるのではないかと。
仕事場の暖房はカット、仕事部屋ではダウンジャンバーを着ています。室温8度以下のようですが、氷点下20℃に耐えられるダウンなので、指先以外は温かいです。
ボランティアについて。自宅にあるトラベルトレーラーが使えるんじゃないかと考えています。被災者一家族四人なら、何とか泊まる事が出来ます。現時点では様子を見守る事しかできません。トラックやバスのドライバーも出来ますが、家族をおいていく事には抵抗があります。ここで出来るボランティア活動を、もっと考えようと思います。いずれにしても、時期が来たら担当窓口に問い合わせを考えています。
やはり今は、見守る事が一番大切な事に変わりありません。大変な時に横から口を出す事は、大きな迷惑そのものです。自分のエゴでのボランティアは、絶対にしてはいけません。そして被災地で必要になる物は、なるべく買わずに済ませようと思います。小さな事の積み重ねが、とてつもなく大きな力になる、そう信じています。
最後に被災地の方へ向けた、ラジオによるアドバイスについて思う事。
「寒さをしのぐ為に、暖めた水を入れたペットボトルを脇の下に入れたり・・・」
暖める為の燃料も、ペットボトルも、水もないのに・・・
「脱水症状を起こさないように、こまめに水を飲んで・・・」
水が手に入ってないのに、油まみれの海水でも飲めと言うのか・・・
「・・・・(その他アドバイスいろいろ)・・・・」
あきれて物が言えません・・・
阪神淡路大震災の時にボランティア活動をしていた人のアドバイスだったのですが、いろんな物資がある時は出来る事かもしれません。でも現地は田舎で交通も全て断たれていて、着る物も食べる物も一切無いのです。そんな状況の人に向かって、どうしてこんな事が言えるんだろう。ラジオ局も、もう少し人を選んで放送してもらいたいです。弱者の声は、弱者にしかわからない。金持ちは、貧乏人の事もわからない。ほんの少しの想像力を働かせてくれたなら、出てくる言葉も違うだろうに。こういう事は自分にも思い当たる節がありますが。。。気になったもので。。。
追記
ブログを渡り歩いていて今回の災害に対し、自然に対してではなく被災者・被災地に対して「無力」「何も出来ない」と落ち込んでいる方がかなりいるような印象を受けました。
そんな事は決してないと信じています。心から想う事こそが大切だと思います。
そしてこれから復興へ向かう時に、被災者の方や災害を見聞きした人の精神面での治療が重要になり、その時に想ってくれる人がいるって事は、きっと心の支えになるだろうと思います。
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